五輪の(笑) ~はしもと君のキテレツな節電(?)活動報告~

投稿者: | 2017年6月19日

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五輪の(笑)
~はしもと君のキテレツな節電(?)活動報告~

市民科学者 橋本正明

年々夏が暑くなっている。それと同時にゲリラ化著しい集中豪雨。明らかに10年前とは雨の降り方が劇的に変化してしまっている。主な原因として市街地の都市化に伴うヒートアイランドの影響が挙げられるが、その一端はエアコンや厨房などからの都市排熱、コンクリートなど熱伝導率の低く、蓄熱性の高い躯体構造物の熱輻射¹⁾にある。
また他方では冬の温暖化とヒートアイランド、建築物群の気密・断熱性向上による熱帯・亜熱帯性外来生物種の越冬による定着と生息域の拡大・北上は深刻な問題である。

東日本大震災直後の全国的な節電によるエアコン使用の抑制では、特に都市部での風通しの悪い密集した建築物間に滞留する熱が抑えられると共に住宅地では緑のカーテンにより建築物の蓄熱量が下がり、熱汚染が低減することで意外にも何とか夏をやり過ごすことができた。これは環境系外への熱放出に関して正のフィードバックが発生したことが考えられる。同様に冬期間における熱汚染の低減により熱帯・亜熱帯性外来生物種を封じ込め、駆除を容易にせしめることは防疫的観点において今後より重要性を帯びるに違いない。今まさにそのための抜本的な対策を講じねばならない時代が訪れているのではないだろうか。

な~んて、カタっ苦しいこと言ってないで、
さぁ今年も節電!節電! ρ( ^o^)b_♪♪

『アレ』を動かさないと今年もガマン大会の開催だ~!
なんて毎年性懲りもなく段取りの悪さを露呈している誰かサンの二の舞にならないように、我々は今のうちから先手を打ってみよう。 (*´▽)ノ

其ノ壱.【冷ノ(笑)~ドロドロに溶ける前に!~】

【壱ノ(笑):頭を冷やせ!】
6月の初めの曇り空でも昼のビルの屋上床面は50℃を越えることがある。それでは試しに打ち水をしてみよう。ちなみにそこで育てていたゴーヤの鉢のその時点での散水後の温度は32℃だった。
梅雨が明けて暑い日が続くと建物、特に屋上の床面の温度は相当なものになる。晴れた日の屋上床表面の温度は12時半頃で散水前:60.6〜65.1℃あったが、散水後には40.9〜42.7℃へ。しかし2時間くらいすると打ち水の効果は全く無くなってしまう。PM3時前後での床の表面温度は54.9~58.1℃へとほぼ元に戻っている。それでも再び散水すると39.9~41.6℃まで下がった。やはり打ち水は効果が有ると言えるだろう。ここで更に風が吹くと、ものの10秒程度のうちに2~3℃近くも表面温度が下がった(38.4~39.9℃)。気化熱による温度の急激な下降効果には目を見張るものがあるが流石に無風状態ではそうは急激には下がらない。またその一方で炎天下のコンクリートや防水舗装面上で打ち水を行うと、ホースを使用して速やかに散水しても全身が汗でずぶ濡れになってしまい、散水後1時間は汗が退かない。個人的な効果に関しては疑問である。
 それらを鑑みると一番効果的で且つ効率的なのは、屋上緑化で常に緑で屋上床面に日陰を作っておくことである。そうすれば植物への水遣り自体が打ち水の散水となる。しかもプランターなどを多数使用すれば、すぐにでも屋上緑化は可能である。できればカボチャやスイカ、サツマイモなど地這性蔓植物の野菜であれば床面に蔓を這わせることで更に効果はアップし、野菜の収穫も得られ、一石三鳥以上の効果が得られるだろう。
 そして打ち水は屋上だけでなく建物の壁面にも有効であることは言うまでもない。但し、水道代のことを心配するなら雨水(天水)の利用を検討すべきではないだろうか。
     
追記。心なしか打ち水をするとエアコンの利きがすごく良い。打ち水をした私の頭の上にはエアコンの冷媒の配管が通っているようで、その廻りが冷えることで副次的に冷房効率が部分的だが向上しているようである。

ところで何故、わざわざこんなことをするのかって?
だって、頭上を冷やさないことには年々進行する薄毛に悩む頭皮に良くないジャン?
おぃおぃ誰だい、それじゃあヅラを被ればイイだろうなンて言う人は? (`へ´*)ノ

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