携帯電話電磁波曝露の訴訟

米国のバーンスタイン・リーブハード法律事務所が提供する、携帯電話電磁波の曝露によって脳組織の損傷が引き起こされるかもしれないということに関する新しい研究結果の動画をご紹介します。

これは「PR Web Online Visibility from Vocus」という米国のサイトに2013年3月27日に掲載されたもので、YouTubeでみることができます。

動画では「字幕機能」を使って、スクリプトの全文を表示できますので、以下にその翻訳を掲載します。

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あなたは、どの程度携帯電話を使っていますか? 
あなたの子どもたちはどうでしょうか?
多くの人は携帯電話とがんの関連に気づいていませんが、研究によると、ヘッドセットなしで携帯電話などモバイル機器を使う人は、ある種の脳腫瘍、唾液腺腫瘍を発症する可能性が高くなります。
詳しく言うと、ヘッドセットなしで携帯電話を頻繁に使う人は、神経膠腫(グリオーマ:悪性の脳腫瘍)、聴神経腫瘍(耳から脳につながる聴神経の腫瘍)、髄膜腫(脳や脊椎を包む膜に発生する腫瘍)、唾液腺腫瘍を発症する危険性が高くなります。

携帯電話電磁波訴訟:
これらの症状のため、携帯電話の製造業者に対する携帯電話電磁波訴訟が増えています。首都ワシントンの高等裁判所で係争中の訴訟では、携帯電話電磁波を浴びることにより脳腫瘍を発症したと主張しています。
携帯電話電磁波訴訟では、携帯電話の製造業者が警告を怠り、消費者が危険で有害な電磁波にさらされて、悪性の脳腫瘍や、がんではない腫瘍の発生が増加する危険性が高まったとの主張がされています。

携帯電話電磁波研究の経緯:
これらの訴訟は、2002年以来の携帯電話の研究に依拠しており、その年のレナート・ハーデル博士によるスウェーデンの研究では、第一世代の携帯電話を長期に使用している人は、脳腫瘍を発症する危険性が80パーセント高くなると示しています。
2004年には、10年以上携帯電話を使用することにより、携帯電話をあてる側の聴神経腫瘍を発症する危険性が高くなることを、スウェーデンのカロリンスカ研究所が明らかにしました。
2005年には、イギリス医師会雑誌が、スウェーデンの農村地帯の住民の調査で、3年以上携帯電話を使っている人は脳腫瘍を発症しやすいという研究を掲載しました。
2008年には、大規模なインターホン調査により、携帯電話を最も頻繁に使う層では、神経膠腫の発症率が2倍に達することが明らかになりました。
2011年には、世界保健機構が携帯電話の電磁波を「発ガンの可能性があるもの」と再分類し、鉛やクロロホルムと同列に置きました。
科学者が皆、これらの説に同意しているわけではなく、医学界でも論争があります。
例えば2011年7月、子どもや若者における携帯電話の使用と脳腫瘍の危険性について、スイス熱帯公衆衛生研究所が行った最初の研究では、子どもたちの携帯電話の使用とがんの間には関連は認められないと結論付けています。
ただし、その研究は最近、医学界で厳しい批判にさらされています。
2012年4月、環境保健トラストの科学者が、その研究は「いいかげん」で不正確とする手記を発表し、データを見ると実際には、携帯電話を使う子どもたちの脳腫瘍発症の危険性は、115パーセント高くなっているとしています。

結論:
もし、あなたが長期に携帯電話を使っていて、神経膠腫、聴神経腫瘍、髄膜腫、唾液腺腫瘍を発症したら、携帯電話の製造業者に対する訴訟を起こすといいでしょう。バーンスタイン・リーブハード法律事務所の弁護士たちは、これらの訴訟に深く関わっており、無料で相談に応じます。

動画 『携帯電話電磁波曝露の訴訟』
翻訳: 早川京子(NPO法人市民科学研究室)

原題:Cell Phone Radiation Lawsuits: Bernstein Liebhard LLP Notes New Study Finding Cell Phone Radiation May Cause Brain Tissue Damage