2011年

2011年の市民科学講座に関連する記事の一覧です。

2011年01月08日 第4回 市民科学談話会「環境の仕事とは?~コンサルティングの仕事からみえるもの~」 石塚隆記さん

環境の仕事って何だろうか? 講師は環境コンサルティングの仕事において、行政、企業、研究機関、それに市民団体が行っている環境の仕事と関わりあいを持ち続けています。
談話会では、コンサルティングの仕事から見えてきた現在の「環境の仕事」を、生活者の視点から見直して見て、これからの社会で求められる「環境の仕事」を議論できたらと考えています。

2011年02月20日 市民科学講座Cコース「味噌づくり講座」



2011年03月19日 市民科学講座Dコース 談話会「『笹本文庫』の設立を祝う会」 太田成江さん 共催:在韓被爆者問題市民会議

笹本征男さんが亡くなって3月20日で早くも1年になります。
このほど市民科学研究室に彼が収集した資料や出版物などを収めた「笹本文庫」が設置されました。また、彼の遺志を継いで市民科学研究室・低線量被曝研究会ですすめてきた研究が報告書『原爆調査の歴史を問い直す』(270ページ)としてまとまりました。
この文庫を閲覧し、報告集を受け取ったのち、彼の人柄や功績を思い返す一時を過ごしたいと思います。また、ここでは参加した皆さから一言づつ彼に対する想いを述べていただきたいと思います。

2011年04月29日 緊急ワークショップ「震災後の世界で何をするか ~科学コミュニケーションの役割を問う」 榎木英介さん

2011年3月11日以降、未曾有の規模の被害と社会的影響をもたらした東日本大震災。
科学・技術と市民社会の橋渡し、或いはある分野の専門家と非専門家の橋渡しをするべき場としての科学コミュニケーションは、震災当日以降今に至るまで、何ができたでしょうか?そのことが、科学コミュニケーションの内部で喧しい議論の種になり、またこの事で社会からも大小の批判が出ています。
サイエンスキャラバン311や、twitter及びブログ等での個人レベルの情報発信、サイエンスメディアセンターなどの取り組みはあるものの、まだまだできることがたくさんあるのではないか。
これらの点に関して、今回は科学技術政策ウォッチャーとしてご活躍で、病理医としても日々ご奮闘の榎木英介さんをお迎えし、研究者や科学コミュニケータの、緊急時や復興時における社会貢献のあるべき姿に関して、ワークショップ形式で議論する場を設けました。

2011年05月08日 スライドトーク「三陸と東京湾の漁師町 大震災以前の姿から」 眞鍋じゅんこさん、鴇田康則さん、斉藤高根さん

3月11日の大震災と津波で、壊滅的な被害を受けた太平洋岸の漁村。そこにはどんな生活があったのでしょう。
長年日本の漁村や過疎村を巡り歩いた私たちの記録の中から、被災以前の姿と現状、そして今後の課題をご紹介します。

2011年05月10日 緊急セミナー その2「放射線リスクのとらえ方・減らし方~汚染の長期化をみすえ、妊婦と子どもへの対策を考える~」 上田昌文 共催:babycom

福島第一原発の事故が長期化し、避難や屋内待機の範囲も拡大する恐れがあります。
シーベルトやベクレルという単位を用いた汚染のデータが刻々と私たちの耳に飛び込んできていますが、それらをどうとらえて的確な対策に結びつけるのかが示されないまま、「ただちに健康に影響するものではない」などと繰り返され、市民の間には不安が広がる一方です。
この講座では、特に妊婦さんや子どもへの影響に焦点をあてて、放射線リスクのとらえ方の基本を解説しつつ、多くの人が抱く不安や疑問をにどう対処できるかを、参加者の皆さんと一緒に考えます。

2011年05月29日 スライドトーク「震災発生時、コミュニティFMは情報を発信していた」 佐々木健二さん

防災、災害放送の側面を持つコミュニティFM。東日本大震災発生時、ライフラインが壊滅しても地元密着の情報を発信していたコミュニティFMは、どんな状況で放送し、どんな役割を果たしたのか。
コミュニティFM局をめぐりながら、たくさんの被災地を訪れ物資とメッセージを送り届けてこられた(株)ジンケトリオの佐々木健二さんをお招きして、青森県から茨城県までの被害状況報告を交えながらご紹介し、今後発生するかもしれない災害に役立てていただければと思います。

2011年07月01日 第38回 市民科学講座/シリーズ・東日本大震災(その6)「大震災と水インフラ ~今後の防災・危機管理をみすえて~」 滝沢 智さん、玉真俊彦さん、山本有孝さん

東日本大震災によって、上下水道のインフラが甚大な被害を受けました。沿岸部の水関連の施設(特に下水処理場)は、津波による衝撃や水没が原因で、機械や電気設備が破壊され、処理機能が完全に停止するという事態が生じました(現在もそれが引き続いている被災地があります)。また埋立地をはじめとする地盤が軟弱な地域では、液状化が発生し、水の輸送機能が失われた所があります。
今回の講座では大震災における上下水道の復旧プロセスを検証しながら、水インフラの仕組みの現状と問題点を整理します。今後の防災・危機管理のために、国内外の参考事例を紹介し、取り組むべき課題を明確にさせます。

2011年07月29日 第39回 市民科学講座/シリーズ・東日本大震災(その7)「とことん知ろう!セシウムのふるまい ~被曝の最小化、今後の汚染対策のために~」 上村光弘、上田昌文

福島第一原発の事故によって、半減期30年の放射性セシウムが、原発周辺地域はもとより関東や東北も含めて広い範囲に降り注ぎました。多方面に手を尽くして、被曝を最小化し、汚染の広がりを抑えていかねばなりませんが、そのためにはセシウムの環境中でのふるまい方をしっかりと知っておくことが重要です。
土壌、水、河川や海、動植物、そして人体......セシウムの物性と環境の条件がどうからんで、そのふるまいが決まるのかについて、最新の専門的知見をとりまとめ、実用に資するよう、わかりやすく提供します。

2011年09月20日 市民科学講座Dコース 談話会「鉄ちゃん介護士の都市計画論 ―バリアフリーの意外な敵?」 吉野朝哉さん

介護の仕事をしている吉野朝哉君は、元来「とりたてて鉄道マニアではありません」でしたが、身体障害をおもちの利用者さんのなかに「鉄道少年」も複数いるところから、「話題づくり」のために鉄道関係の本をよく読むようになりました。鉄道関係の本といえば、僕も『坊ちゃんはなぜ街鉄の技師になったか』なんていうのをもっていますが、彼が最近読んだのは、『鉄ちゃん・鉄子の乗り鉄バイブル』という、「いかにも」なタイトルの本でした。「乗り鉄」とはいいながら、鉄道マニアが普通なかなか目をつけない「構築物」についてもくわしく説明しているのが特徴らしく、駅は地上駅・高架駅・地下駅の3種に分類され、地上駅はさらに4種に細分されるなどということを、彼独特の味のある手書きイラストで僕にも紹介してくれました。
そんな本を読んでいるうちに、「こんな駅だったら車いすを使う人にも移動が楽だろう」などと考えるようになり、彼の目は、地元である京成大久保駅をはじめ、さまざまな路線のさまざまな駅にむけられるようになります。大久保駅(ほかに東急大井町線等々力駅など)はすばらしいと彼はいうのですが、それは必ずしも地元びいきではなく、駅舎と線路とが同じ高さにある「地平駅舎」であるので、エレベーターもエスカレーターもなくホームのスロープだけで、大変安価に車いすでの通行を可能にしているからだ、というのです。バリアフリー化が安価にできるのは鉄道会社にとっても得策であるはずですが、なぜほかの駅ではそのようなことが容易にできないのでしょうか。
「上った場所は下りなくてはいけない」というごく当然のことについて、鉄道会社は一体どう考えているのか、本当に彼のいうとおり「鉄道会社は(なんか余計なことをして?)もうけることばかり考えている」のか…といったことについて、吉野君と杉野とが「対談」したうえで、出席したみなさんにも一緒に考えていただきたいと思います。 反論もきっと出ることでしょう、いやむしろ出た方がおもしろいですね。それもふくめて、みなさんそれぞれの、居住地や職場、あるいは観光地での体験などもまじえて議論ができれば楽しいですよね。(吉野さんの友人の杉野実さんより)

2011年10月22日 市民科学講座Dコース 談話会「薬に食べ物が悪さする? ~高血圧の薬とグレープフルーツの相互作用~」 横山雅俊さん

いわゆる3大成人病...癌、脳卒中、心臓病...のうち後2者に関係する病気が、「死の四重奏」と呼ばれる生活習慣病...糖尿病、高脂血症、肥満、高血圧...のうちの一つ、高血圧です。その治療に使われる薬の一つに、"Ca 拮抗薬(→、実はやや奇妙な名付け方をしている)"こと電位依存性カルシウム受容体遮断薬があります。
ところで、この Ca 拮抗薬の効き目が、飲食物の摂取で強められうることが以前から示唆されています。グレープフルーツを食べたり、そのジュースを飲んだりすると、降圧薬の効き目が強く出過ぎるというものです。その実態は、グレープフルーツの果実に含まれるフラノクマリン類が、酵素の一群シトクロム P450 の 3A4 型(CYP3A4)に結合することで、その代謝を阻害することにより、血中の薬物濃度が上昇するためと考えられています。
今のところ、グレープフルーツジュースとカルシウム拮抗薬の相互作用により血圧が上昇して健康被害が生じたという事例の報告はありませんが、そのリスクの存在は、実は以前からいわれ続けてきました。
そのあたりの話を包括的に、時々寄り道しながら、のんびりとお話してみたいと思います。

2011年10月29日 市民科学講座Dコース 談話会「2部構成で語る 温泉地学と地震学 ~第1部:温泉および地震の話(講話+質疑)+第2部:大震災後の防災とエネルギー問題(議論を主に)」 石坂信之さん

第1部:泉質など温泉に関わる疑問をすっきり整理し、温泉とのかかわりを江戸時代から現今まで眺望してみます。また、いろいろな興味がある方のために、楽しむためのお話と、ありのままの温泉の現状をお伝えします。
第2部:阪神淡路大震災から東日本大震災まで、地震をどう捉えどう対処してきたか、研究と行政のアプローチを概括します。さらにそのアプローチの限界と今後を考察し、第2部のベースとして橋渡しできたら良いと思います。

2011年11月11日 第40回 市民科学講座「技術者からみたエネルギー有効利用の鍵 ~新しいエネルギーシステムを学ぼう!~」 栗原武雄さん

資源エネルギー消費上昇の主要因は、民生部門です。原発停止や化石燃料の枯渇などによる電力供給面でのリスクを考慮すれば、家電製品の省エネはもちろんのこと、低炭素化社会を実現するには、新エネルギーを利用する以外、現実的解決策がありません。
その代表的解決策として、「家庭用太陽光発電システム」、「太陽熱給湯・冷暖房・発電システム」、「地中熱給湯・冷暖房・発電システム」について、技術的観点からその実現可能性を検証し、今後を展望します。

2011年12月11日 子ども料理科学教室「土鍋で美味しくご飯を炊く秘訣」

私たちは毎日のようにお米を食べています。大半の人は炊飯器を使って炊いているのでしょうが、じつは土鍋だけを使って、ともてふっくらと美味しく炊きあげることができます。でもそれには、簡単だけれどいくつかの技がいるのです。
お米の粒は何からできているのか? お米はどれくらい水を吸ってふくらむのか? 火加減、水加減、研ぎ方、蒸らし方のポイントは?なぜそうするといいのか?
美味しく炊きあげる技術のうらにある理屈を、実験をとおして明らかにします。