2013年

2013年の市民科学講座に関連する記事の一覧です。

2013年02月03日 シンポジウム「放射線影響の真実に迫る ~最新の実験研究からチェルノブイリ26年の小児健康影響まで~」 ラリーサ S. バーレヴァさん、井上達さん、野村大成さん 共催:「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク

このシンポジウムは、フクシマ後、日本国内で繰り返されてきた放射線影響をめぐる議論に対して、遺伝子レベルから放射線の"確率的"影響ということの意味を問い、動物実験から放射線による世代を超える遺伝的不安定性の誘発を紹介し、さらに26年を超すチェルノブイリの子どもたち の健康影響研究から、放射線影響の「真実」に迫ろうとして企画したものです。
特に、今回ロシアからお呼びするラリサ・バーレヴァ博士は、チェルノブイリ事故後、小児への放射線影響を専門的に研究する機関の必要性をエリツィン大統領(当時)に強く訴え、ロシア小児放射能防護センター設立を実現させたキーパーソンです。同センターにおける長期の研究結果が披露されます。 このシンポジウムを通して、日本ならびにチェルノブイリの子どもたちの未来のために何をしていくべきか、ご参加のみなさんとともに考えていきたいと思っています。

2013年02月23日 市民科学講座Aコース<特別シンポジウム>「ナノ粒子の健康リスク ~母子伝達と次世代影響、リスク管理を軸に~」 小林剛さん、武田健さん、梅澤雅和さん

ナノサイズ(1ナノメートルは1mmの100万分の1)の粒子は、例えばディーゼル車の排ガス中には多数含まれますが、そうした非意図的に発生するものだけでなく、化粧品や日焼け止めやビルの外装材(二酸化チタン)、抗菌剤(銀)、健康食品(白金)、スポーツ製品や車体などの種々の構造材料(カーボンナノチューブ)......といった高機能をうたった日常的な製品にも用いられています。
しかし体内に取り込まれると、ナノサイズゆえの独特の活性や体内分布・挙動が原因して、健康への悪影響をもたらす恐れがあるとの指摘もあります。
この講座では、ナノ素材とナノ粒子のリスク研究を概観し、特にナノ粒子の妊娠期の母子伝達と次世代影響(生殖系や脳への影響など)に焦点をあてながら、リスク評価やリスク管理に今何が求められているかを探ります。

2013年04月06日 市民科学講座Aコース<シリーズ「語る+聞く リプロダクションのいま」第4回>「赤ちゃんの死へのまなざし ~周産期の死(流産・死産・新生児死亡)をみつめて~」 竹内正人さん 共催:babycom、リプロダクション研究会

「誕生死」という言葉を知っていますか?「誕生死」とは、流産、死産、新生児死亡、すなわち「周産期の死」に相当する言葉です。2002年に体験者が、それぞれの思いを綴った本のタイトルで、医学用語ではありません。
それまでは、妊娠、出産を通して赤ちゃんを亡くした多くの親たちは、十分な悲しみを表出する場もなく、特に流死産ではわが子と会うこともないまま、「早く忘れなさい」「まだ若いから」「次があるから」と周囲から言われ、決して忘れられない体験であるのに、何もなかったかのように、生きてきました。
ところが「それでも生まれてきてくれた」という語感をもつ「誕生死」は、社会から切り捨てられてきた、赤ちゃんの死を生の側から光をあてたことで、体験者の閉ざされてきた悲しみの蓋を開けてゆきました。
今回は、いくつかの事例をとりあげることで、体験者、医療者ほか、様々な立場からの周産期の死をみつめることで、悲しみと向き合うこと、共存すること、折り合ってゆくこと、そして、偏見や、人としてのありようなどについて、考えてみたいと思います。

2013年08月03日 市民科学講座Aコース「『科学のひろば』に何が見えるのか? ~AAAS 年次総会に学ぶ」 美輪佳子さん、岡田さん


2013年11月23日 市民科学講座Cコース「シンガポールの食文化について語ろう」 高島系子さん

シンガポールで、さまざまな民族や国の人たちに囲まれて暮らすうちに、それぞれの料理や食習慣の背景に興味を持つようになりました。
宗教や歴史、文化を絡めたシンガポールの「食」について、以下に掲げるテーマで、生活者ならではの視点からお話したいと思います。

・シンガポールの民族構成と、それぞれの食文化
・街で出合う宗教食
・それぞれの民族の知恵
・西洋の影響
・シンガポール人は和食が大好き
・日本の食材に対するシンガポール人の意識
・ウェットマーケットとホーカー
・市場やスーパーの食材はどこから?
・ローカル料理あれこれ
・「プラナカン」とニョニャ料理について
・スリランカとの接点
など