環境中の電磁界計測と電磁過敏症

携帯電話の普及が急激に拡大していた最中の2000年に、まさに「耳に直接あてて使うけれど、本当に安全と言えるのだろうか?」という単純な疑問を解き明かそうと、数名の仲間が集いました。以来メンバーの入れ替わりはあるものの、月1回の定例会を継続し、東京タワー周辺地域、種々の家電製品、オール電化住宅、業務用大型IHクッキングヒーター、高圧線周辺地域、図書館の盗難防止装置、携帯電話基地局周辺地域などを、様々な個人・団体からのリクエストにも応じつつ実測を繰り返し、そのデータを分析し、報告書にまとめてきました。

それと併行して、各国の電磁波健康影響に関する論文・報告書や政策動向をレビューし、いくつかの国内の学会や政府系シンポジウムや国際会議(WHOの2004年イスタンブールでの「子どもの電磁波感受性」、2005年ジュネーブでの「携帯基地局と無線:被曝と健康」ワークショップなど)で発表し、ドイツや英国で様々なNPOや政府機関を取材してきた。また、NPOとして電磁波問題に関する悩みや相談を受け付けてきたので、「電磁波過敏症」に苦しんでいると思われる人たちの家庭などに赴いて、実測し話を聞く機会も少なからずありました。

現在は携帯電話の電磁波のリスクを中心に、身のまわりの電磁波を実際に計測しながら、世界中でなされている人体影響研究を広くレビューし、政策提言を行なうことを目指しています。また、電磁波過敏症に対する科学的アプローチをいかにして確立するかについても基礎的な調査を行っています。

電磁波計測データ等およびその解析

1)論文「東京タワー周辺地域における送信電波の電力束密度測定」2002年
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2)報告「東京タワーからの放送電波の強度分布と周辺地域の電磁波リスク」2002年
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3)報告書「図書館における電磁波計測報告書」
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4)報告「携帯電話端末ならびに基地局がもたらしている電磁波リスクへの政策的対応に関する研究」(携帯電話使用状況および健康影響に関するアンケート結果の解析を含む)<財団法人消費生活研究所の「2002年度持続可能な社会と地球環境のための研究助成」報告書の要約>
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5)報告「業務用電磁調理器からICNIRPのガイドラインを超える強さの電磁波を検出」
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6)報告「子どもと携帯電話に関するアンケート」集計
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翻訳&出版

1)『携帯通信と健康 2000年-2005年』
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2)スイス政府の冊子「環境中の電磁波スモッグ」
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3)WHOの「超低周波電磁界に関する環境保健基準」2007年翻訳(第1章、12章、13章)
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4)電磁波健康影響に関する最新の科学報告書『バイオイニシアティブ報告書』の「要約」
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5)『携帯電話:技術 曝露 健康影響』前半(米国の医師らで作る非営利団体 Environment and Human Health, Inc.作成)
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関連する論考と資料

1)発売中:講義録「素人のための疫学入門」
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2)論文「電磁波リスクを考えるために——東京タワーと携帯電話」(『情況』2002年1・2月号)
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3)子供向けパンフレット『図書館で本を借りる時も電磁波が関係するってホント?』
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4)babycom と連携したecology コーナーの連載
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