講座報告:災害のときのラジオ コミュニティのための番組をいかにつくるか

投稿者: | 2019年2月19日

市民科学講座 報告

災害のときのラジオ コミュニティのための番組をいかにつくるか

瀬野豪志(NPO法人市民科学研究室・理事)

 

日時:2018年11月23日(金・祝)14時〜16時30分

場所:光塾COMMON CONTACT 並木町

ゲスト:佐々木健二(株式会社ジェイクランプ代表取締役)

長﨑励朗(桃山学院大学准教授)

司 会: 瀬野豪志

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音声を聴きながらおしゃべりをする、ラジオ番組

市民科学研究室では、レコードや放送などの録音資料を聴きながら「音響技術」と「社会」「文化」の関わりについておしゃべりをする「蘇音カフェ」というイベント(十一人劇場)を開催しています。

昨年の11月23日に開催した、市民科学講座「災害のときのラジオ コミュニティのための番組をいかにつくるか」は、「蘇音カフェ」と同様に、音声を聴きながらおしゃべりをするスタイルで、音響技術についての公開講座として実施しました。日本における「コミュニティFM」というラジオ放送について、ラジオ番組の形式で、ラジオに詳しいゲストと「トーク」を進めていき、その舞台をコミュニティFMの放送局のスタジオのように見えるようにして、客席のみなさんにも「ハガキ」の投稿をうながして「番組」に参加してもらうという、模擬的なラジオ番組をやるようなトークイベントでしたので、「市民科学講座」としては一風変わった趣向だったかもしれません。

ラジオ番組の形式で進められたラジオについての「トーク」は、コミュニティFMとはどういうものなのかという話から入り、コミュニティFMについての貴重な経験談、地域色の豊かなエピソード、震災のときにラジオで起きていたことがたくさん紹介されることによって、日本のコミュニティFMの歴史的な経緯や、これまでのラジオの歴史についての話が絡み合い、とても有意義な内容になりました。今回の講座のゲストである佐々木健二さんと長﨑励朗さんの親しみやすい語り口のおかげで「トーク」そのものが面白いものになり、本当に「ラジオの番組」をやっているかのようでした。初めて番組をやることになった「素人のパーソナリティ」としても、とても楽しい時間でした。あとになって気づくのは遅いかもしれませんが、「市民科学講座」でこのようなことをしてよかったのかと、少し心配になったくらいです。

【続きは上記PDFにてお読みください】

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