11/13(水)18:30- 市民科学講座「科学標本・科学映像のアーカイブ化の現状と市民的活用に向けた諸課題―専門家と市民の協働の実例をふまえて―」

投稿者: | 2024年10月10日

市民科学入門講座

科学標本・科学映像のアーカイブ化の現状と市民的活用に向けた諸課題―専門家と市民の協働の実例をふまえて―

小中学生の時に科学映画を学校でみたことがある人、あるいは科学館や博物館で本格的な動植物の標本をみたことがある人は少なくないでしょう。でも、それらがどのように保管され、アーカイブ化されているのか(あるいはされていないのか)を知っている人は決して多くないでしょう。

じつはデジタル化技術の発達によって、科学標本や科学映像の製作と利用が、一般市民にも開かれたものとなる可能性が出てきています。しかし一方で、図書館で科学映画を貸し出せるところは極めて限られていたり(原版そのものを誰がどう所管しているのかさえ把握しきれていません)、各種標本の目録を調べることができるようにはなっていないことからも想像できるように、アーカイブ化や収集・保管・データの共有化などがうまく進んでいないのです。「映像の時代」でありながら、そうした貴重な資料を、教育や市民の学習に生かすのには程遠い、といった現状があります。

この講座では、科学標本・科学映像のアーカイブ化が抱える問題を整理し、そうした種々の大切な資料・作品をよりよい形で公有化・公共的利用に供していくには何が必要か検討します。この問題に少しでも関心のある方々にぜひご参加いただき、一緒に議論できることを期待しています。

 

   

【発表者と論題】
三河内彰子 (明治学院大学/ 市民科学研究室)「博物館標本資料について」
川村智子 (株式会社アイカム)「日本での科学映像作品・資料について」
瀬野豪志(市民科学研究室)「海外での映像作品・資料のアーカイブについて」
上田昌文(市民科学研究室)「今後いかなる取り組みが求められるか」

●2024年11月13日(水)18:30-20:30

光塾 common contact 並木町 (東京都渋谷区渋谷3-27-15 光和ビル地下1階)

●定員:30名(会場参加のみでオンラインはありません)

●参加費:無料(ただし予約が必要、予約しないでの参加の場合は椅子に座れないことがあります)

●お申し込み:以下から必ず事前に登録してください。

●主催:NPO法人市民科学研究室

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