動物愛護法改正成立―動物実験については一切改正されず

投稿者: | 2012年10月10日
動物愛護法改正成立―動物実験については一切改正されず

 

東さちこ(NPO法人地球生物会議(ALIVE)スタッフ)

PDFはこちらから→csijnewsletter_014_azuma_121007.pdf

今年8月29日、「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護法)の改正が成立し、9月5日に公布されました。動物取扱業の規制強化が行われるなど、それなりの改正とはなりましたが、私たちが特に求めてきた動物実験施設の登録制や動物実験の3R※の強化などは全く盛り込まれず、実験動物に関連する条文は一切改正が行われませんでした。(※ 「代替、使用数の削減、苦痛の軽減」の3つを指します。日本は、苦痛の軽減以外の2つは義務事項となっていません。)

動物愛護法の改正は今回で3回目ですが、またしても、諸外国のような法制度の一部を整えることすらできない結果になりました。昨年環境省が行ったパブリックコメントでは動物実験に対する規制を求める声が2万4千件も寄せられており、日本にも一定の世論があるにもかかわらず、非常に残念なことです。(つづく)

【続きは上記PDFをご覧ください。】

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