市民科学講座

1992年から実施している市民科学講座の日付、タイトル、講師名を記しています。
新しいものが先に来るように並べています。

2017年

2017年1月8日
新年交流会

市民研をご支援くださっている会員の皆さん、様々な活動でご一緒した方々、市民研のスタッフや研究会の仲間たち、そして「市民研ってなんとなく面白そうだから、ちょっと覗いてみようかな」と思っているあなた……どうか一度、この交流の場に足をお運びください。毎年40名から50名が集う、恒例となっている楽しいイベントです。料理の味は一級、知的好奇心を掻き立てる発表も目白押し。新たなネットワークを作るよい機会にもなることでしょう。2017年を乗り切っていく活力を得ていただければと思います!

2017年3月4日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
まちの元気・まちの健康を創発する住民交流とは
朝日光一郎さん
(在宅医療・介護の専門職が地域住民に寄り添う地域デザイン「水戸在宅ケアネットワーク」)
澤登久雄さん
(おおた高齢者見守りネットワーク「みまーも」/東京都大田区地域包括支援センター入新井)
服部満生子さん
(「みんなの保健室 陽だまり」/埼玉県草加市)

水戸市、大田区、草加市、川崎市、浦安市……いろいろな地域で、これまでにない形の、行政と市民の協働、住民の自発的な集いや交流が生まれ、介護予防や健康増進の確かな「共助」が築かれつつあります。そうした地域からゲストを数名お招きし、「まちの元気」を生み出すための知恵やノウハウを共有します。よりよい医療・保健・福祉の実現に向けた確かなヒントが得られるのではないかと思います。

2017年3月5日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
ポールウォーキング体験会 in 文京
講師:平岡裕美子さん ((一社)日本ポールウォーキング協会マスターコーチプロ)

正しい姿勢で、歩幅も広がり、短時間で高い運動効果が得られるポールを使ったウォーキングを楽しみます。健康づくりやウォーキングに興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。

2017年3月5日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
目白台・江戸川橋界隈まち歩き

まち歩きの達人、眞鍋じゅんこさんの案内で、文京区・台東区のいくつかのエリアをじっくり巡る連続企画です。そのエリアの地形、地理、歴史、文化の特徴を知り、その地域の人々の暮らしの成り立ちを考えます。市民科学研究室が現在すすめている、「まちの健康」を支えるさまざまなソーシャル・キャピタルの調査の下調べを兼ねています。今回は永青文庫、松聲閣、椿山荘などを巡りながらこの地域の歴史的な成り立ちを考えます。
講師:眞鍋じゅんこさん(フリーライター)

2017年3月11日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
親子でトライ!キッズ自炊のすすめ

2017年3月11日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
「音声ガイド/思い出覗き窓」東大構内・医史学散歩体験会

東大本郷キャンパスの医学部の敷地内をiPhoneとiPadを持って周ります。音声ガイドに導かれながら「独り歩き」をしますが、随所で日本の医学の歴史の舞台を垣間見るような感覚を味わえることでしょう。

2017年3月12日
第2回 健康まちづくりフェスタ
「いつまでも美味しく食べるために〜飲みこむ力と老いを考える〜」
講師:亀井 倫子(かめい みちこ)

共催:一般社団法人みんくるプロデュース
年齢を重ねると、飲み込む力が弱くなっていくことを知っていますか?
飲み込む力が弱まることを嚥下障害といいます。嚥下障害が原因で介護を必要とするようになる人は少なくなりません。
今回は、東京都三鷹市を中心に嚥下障害や低栄養に関する様々な活動に取り組む亀井倫子さん(訪問診療歯科医)をお呼びして、実際に嚥下食を実食しながら、歳を重ねても美味しく食べつづけるためには何が必要かを考えます。

2017年3月12日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
姿勢・歩き方・下肢筋力のトレーニング体験会
講師:高山祐輔さん(Total aid station 代表) 鈴木隆人さん(トータルフィットネス株式会社)

姿勢・歩き方を軸に、簡単で効果の高い下肢筋力のトレーニング法を身につけます。

2017年3月18日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
中目黒ポールウォーキング
講師:平岡裕美子さん ((一社)日本ポールウォーキング協会マスターコーチプロ)

正しい姿勢で、歩幅も広がり、短時間で高い運動効果が得られるポールを使ったウォーキングを楽しみます。健康づくりやウォーキングに興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。

2017年3月18日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
お味噌作り講座

作って楽しい、食べて美味しい、発酵についての学びも面白い、の三拍子そろった恒例の企画です。ぜひご参加ください。

2017年3月19日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
ワークショップ「食育の新しいアプローチを考える」
進行役:上田昌文(市民研・代表)
話題提供者:
麻生玲奈さん(食生活アドバイザー協会認定講師、日本大学生物資源科学部非常勤講師(日本食文化史/おいしさの科学))
小林友依さん(市民研・食の総合科学研究会)
近藤惠津子さん(NPO法人コミュニティスクール(CS)・まちデザイン 理事長)
田中由美子さん(子育てkitchenグループ)
武藤麻代さん(『学びの食卓』プロデュース)

市民科学研究室が独自開発し10年近く実施してきた「子ども料理科学教室」や、各地の注目すべき実践例をとりあげて、「食の改善・改革の必要性」と「美味しくて楽しいからこそ身につく」を、いかにうまくすり合わせことができるかを考えます。

2017年3月19日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
「塩」と「油」のワークショップ+ 「子ども料理科学教室」研修会
案内人:小林友依さん+菊池享子さん(ともに市民研・食の総合科学研究会)

調理と健康の両方にとって決定的に重要な「塩」と「油」。しかしそれを上手に使っていくのは意外と難しい。クイズと試食を交えながら、その知恵と技をお伝えします。市民科学研究室が新しく開発した、大人向けの楽しいワークショップです。後半は、4月から始まる定期講座のスタッフ(アルバイト希望者)用の研修です。

2017年3月25日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
生活習慣病対策ゲーム「ネゴバト」体験会
案内人:江間有沙+上田昌文(ともに市民研・科学コミュニケーションツール研究会)

生活習慣病に関係する「わかってはいるけどやめられない」様々な行動を論じ合う、対面交渉ゲーム「ネゴバト」。「初対面でも話題に困ることなく、自分のことを知り、振り返るいい機会になる」など、多くの好評をいただいています。

2017年3月25日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
姿勢・歩き方・下肢筋力のトレーニング体験会
講師:高山祐輔さん(Total aid station 代表) 鈴木隆人さん(トータルフィットネス株式会社)

姿勢・歩き方を軸に、簡単で効果の高い下肢筋力のトレーニング法を身につけます。

2017年3月26日
第2回 健康まちづくりフェスタ in 文京&目黒
子どもランニング・クリニックin中目黒
講師:田中康二さん(ランニングトレーナー、KULIAランニングクラブ主宰)

ゲーム感覚で楽しみながら、走るために必要なバランスや反射力などを身につけていきます。

2017年3月26日
第2回 健康まちづくりフェスタ
駒込向丘エリアのミニまち歩き+ワークショップ「まち歩きの可能性を探る」
まち歩きガイド:眞鍋じゅんこさん
ワークショップ話題提供者:眞鍋じゅんこさん、上田昌文 ほか

“ブラタモリ”の人気の理由は何か? 「まちづくり」に活かせる「まち歩き」とは? 市民科学研究室が10回ほど実施してきた「健康まちづくりまち歩き」の経験もふまえて、「まち歩き」からさまざまな魅力と可能性を引き出すためのノウハウを論じます。

2017年5月13日
十一人劇場 第1回
3Dプリンタ分子模型を体験する!~ecosci.jpの出前講座紹介
出演&進行:本間善夫(ecosci.jp,サイエンスカフェにいがた)

化学教育を中心にした個人サイトecosci.jpではサイエンスアゴラや全国各地の公開イベントで以下のようなテーマで出展しており,出前講座も受け付け
ています。画期的な3Dプリンタ模型(山形大学の川上 勝先生開発)に触れていただけるほか,138億年前の宇宙開闢から果てしない未来に向けての道筋を学ぶことを通して現代の多くの問題をみなで考えようとするビッグヒストリー(BH)についても紹介したいと考えています。

2017年5月
県外避難者理解のための放射能ワークショップ 第1回

2017年6月3日
十一人劇場 第2回
蘇音カフェ「昭和の記録を聴く」
vol.1 まだ戦後だったころ(1945-1955)
出演&進行:瀬野豪志(「蘇音」代表)

「蘇音カフェ」は、コーヒーやお茶を飲みながら、レコード、放送、映画などに残されている「音」や「ことば」を聴いて、気軽におしゃべりをするイベントです。参加するにあたって、準備するものや専門的な知識は必要ありません。これまで聴いたことがなかった時代の面白さや、今は亡き人の声を聴いての印象、音を聴いて思い出した個人的経験などを参加者同士で語り合うことで、自分一人だけではわからない「再生された音」の多様な聴き方を知ることができます。
第一回目の今回は、現在につながる「戦後」の始まりであり、また様々な聴き方が引き出されるであろう「まだ戦後だったころ(1945-1955)」の音を聴きます。今回は「時期」をテーマにしていますが、第二回目以降は「演説」「物売り」「スポーツ」「音響技術を喜ぶ人・拒否する人」「人間ではない声」「音の教育」「交通」「標準語と方言」などのような、歴史や文化のテーマを予定しています。

2017年6月10日
十一人劇場 第3回
数学・私ならこう語る
進行:杉野実

―2乗してマイナスになるなんて、ありえないだろ。虚数なんてわけのわからないものを、どうして考えるんだ?
―積分の説明で、距離が面積だということに、どうしてなるんだ?
―三平方の定理にはいろいろな証明があるけど、一番わかりやすいのはどれだ?
数学が得意というわけではなく、むしろ苦手だけど、苦手だからこそいろいろな疑問をもつ人、意外に多くいるのではありませんか。この手の疑問をぶつけられて、まじめに、でも相手がわかるように答えるのは、かなり面倒なことではありますが、その反面、答えるために勉強しなおして、意外な事実の再発見に感激させられることがあります。
―マイナスは「まわれ右」、虚数は「右むけ右」のことだと考えれば、回転のあいだに掛け算と割り算を決めることができて、ややこしい幾何の定理も簡単に証明できる!
数学というのは論理であって、ときに意外なもの同士を結びつけることがあるものですが、学校で教わる数学はエッセンスの部分だけですから、「なぜわざわざそんなことを考えるのか」がわからなくなることも、少なくないのですね。
―「ものづくり」に数学がどうかかわるのか、機会があればお話ししたい。
自分は仕事では分数さえも使わないので、「ものづくりの数学」のお話を是非うかがって、「数学がどう役に立つのか」という年来の疑問を解決したい。
以上のふたつは市民科学研究室メーリングリストでみた意見ですが、「ものづくり」の話をしたいとおっしゃった方が別のもよおしで、「電卓でできる地球温暖化シミュレーション」のお話をなさったことに、ふれてもいいかもしれません。
―円形の穴を平行光線(日光など)が通ったら、楕円にはなるが放物線にはならないことを、論理的に説明できるか?
これもメーリングリストでの話題ですが、なんとなく当然と思っていたことの根拠をあらためて考えるのはむずかしく、しかしおもしろいことでもあります。
「議論の作法」みたいな議論も、話題にのぼったりしました。かならずしも「学校で教わる数学」だけにとらわれることなく、広く「ものごとを論理的に考えること」について気軽に語りあってみませんか。

2017年7月8日
十一人劇場 第4回
蘇音カフェ 第二回 vol.1の続き・後半 「もはや戦後ではない」
出演&進行:出演&進行:瀬野豪志(「蘇音」代表)

6月3日のvol.1「まだ戦後だったころ(1945-1955)」において時間の都合で扱うことができなかった後半の内容を、vol.1の続編・増補版として「もはや戦後ではない」というテーマで開催します。「占領の終わり」「復員」「生活の改善」「もはや戦後ではない」についてのニュース映画、放送、レコードの音声を聞きます。前回6月3日の内容も紹介しながら進めます。今回の続編からのご参加も大歓迎です。

2017年7月15日
十一人劇場 第5回
カードを用いたシリアスゲームを体験してみよう!
出演&進行:上原龍  下川修二  上田昌文

シリアスゲーム(Serious game)とは、エンターテインメント性の追求を目的とするゲームとは違って、防災や教育や医療などの現場での活用をも視野に入れた、社会問題の解決に役立つことを主目的とするゲームです。市民科学研究室ではすでに「生活習慣病対策ゲーム ネゴバト」を開発し、数多くの体験の機会を設けてきましたが、今年から正式な販売が始まり、より多くの利用が見込まれています。今回の十一人劇場では、上原さん、下川さんがそれぞれ独自に開発された「帰納ゲームさあどうする?」ならびに「クロスロード~組織のリーダー・メンバー編~」をご紹介いただくとともに、参加者に「ネゴバト」もあわせて3種類のカードゲームを体験していただきます。シリアスゲームの意義、面白さ、可能性を一緒に考える、貴重な機会になると思います。
「帰納ゲーム さあどうする?」
科学、技術、社会的常識、個人の価値観等に関連するゲームです。帰納的思考と対話を誘発するための単純なフレームゲームを用います。フレーム(手続き)だけは固定で、テーマについては、いろいろと切り替えることが可能です。私が今までに実施してきたテーマには、食品安全、防災減災、環境・エネルギー、健康医療があります。新たなご知見をいただくことで、他のテーマに拡張することも可能と考えています。(上原)
「クロスロード ~組織のリーダー・メンバー編~」
「クロスロード」は、文部科学省大都市大震災軽減化特別プロジェクトの一環として開発された研究成果物です。クロスロード ~組織のリーダー・メンバー編~は、その手法を踏襲しています。組織の中で直面し得る葛藤場面(ジレンマ)を描いた問題カードを読み、二者択一の岐路の上で、参加者同士が選択の理由・課題を対話するシリアスゲームです。ビジネス活動の設計やマネジメントに必要な力を身につけることなど、いろいろな目的を持って組み立てることができるプログラムです。(下川)

2017年8月12日
十一人劇場 第6回
蘇音カフェ 第三回 vol.2 「東京オリンピック」
出演&進行:出演&進行:瀬野豪志(「蘇音」代表)

1940年に予定されていた東京オリンピック、1964年の東京オリンピックについての音声資料を聴きながら、日本の「近代スポーツ」、東京の「街の変化」、そして「放送」という技術を使った「実況中継」「スポーツ選手の声」「人々の声」などについてのおしゃべりをします。この回では、放送やレコードの音声の他に、映像に付けられている音声、文字として残されている「ことば」も扱います。

2017年7月23日
発酵という魔法―小さな生物の大きな力―
魚菜学園との提携事業として

酢、醤油、味噌、味醂などの調味料や納豆、鰹節。毎日私たちが食べているものの中には「醗酵」の恵みを受けたものがたくさんあります。それらの食べ物をとりあげて、身近な微生物の存在について、クイズや実験、調理実習を通じて地球上で一番小さな生き物(微生物)の大きな力を探っていきます。対象は小学生です(小学校1年生から3年生の場合は、保護者同伴での参加をお願いします)。夏休みの自由研究に生かせる、非常に楽しい中身になっています。ふるってご参加ください。

2017年8月6日
発酵という魔法ー小さな生物の大きな力―子ども料理科学教室・夏休み自由研究スペシャル
共催:NPO法人ポラン広場

酢、醤油、味噌、味醂などの調味料や納豆、鰹節。毎日私たちが食べているものの中には「醗酵」の恵みを受けたものがたくさんあります。それらの食べ物をとりあげて、身近な微生物の存在について、クイズや実験、調理実習を通じて地球上で一番小さな生き物(微生物)の大きな力を探っていきます。
対象は小学生です(小学校1年生から3年生の場合は、保護者同伴での参加をお願いします)。夏休みの自由研究に生かせる、非常に楽しい中身になっています。ふるってご参加ください。

2017年
市民科学講座Bコース(第13回)
サステナビリティがビジネス・地域・科学をつなぐ!
2020年代=SDGs時代の働き方、生き方を考えよう
広石拓司(株式会社エンパブリック代表)

社会の良い変化につながる新しい仕事を、多くの人に自分の手で作り出してほしい――株式会社エンパブリック代表の広石拓司さんは、そのビジョン実現に向けて、地域や組織から新しい仕事を生み出していく場づくりに取り組んできました。広石さんが、これまで文京区、杉並区、千代田区などで活動の立ち上げを、どのように応援してきたのか、そして、2020年代=SDGsの時代にビジネスや地域や仕事はどう変わるのか、お話しを伺ったうえで、これからの働き方、暮らし方を一緒に考えます。

2017年9月17日
生活習慣病対策ゲームの体験を通して産業保健領域の課題を考える
ファシリテーター:岡本玲子(大阪大学 公衆衛生看護学) 

生活習慣病対策ゲーム体験、生活習慣病対策ゲームの産業保健領域での活用を考える、産業保健領域の課題ディスカッション

2017年9月18日
十一人劇場 第7回
蘇音カフェ  vol.3人間ではない声
出演&進行: 瀬野豪志

音響技術による「初めての音」、トーキー映画、ラジオ、音声合成、ロボット、ヒューマノイドなどに関わる音声を聴きながら、「人間ではない声」の歴史、「人間らしさ」をめぐる議論、「人間」を含んでいる音響技術のシステムについてのおしゃべりをします。最近登場してきた「AI」「読み上げ」などについても、それらの音声との付き合いの観点から、その技術のシステムへの自分なりの接し方を(今回は人間同士で)お互いに話し合います。

2017年10月21日
十一人劇場 第9回
蘇音カフェ vol.2-2「東京オリンピック」体力とは何か?編
出演&進行: 瀬野豪志

8月12日のvol.2「東京オリンピック」の続編として、「体力とは何か?」編を開催します。1940年のオリンピック招致から1964年の東京オリンピックまでの時期において、「体力」とは何を意味していたのか、そしてどのように「体力」についての考え方が変化してきたのか。レコード、放送、記録映画などの資料を参考にしながら、日本におけるスポーツの歴史についてのおしゃべりをします。特定の「競技」のみをスポーツとしてみるのではなく、すべての競技を含む娯楽・遊戯に対する態度や、わたしたちの健康についての取り組みや、社会生活を構想する考えをもとにした活動として、スポーツを捉え直します。

2017年10月14日
十一人劇場 第8回
数学をどう役立てるか
出演&進行:出演&進行:西田 進

十一人劇場として数学を取り上げるのは2回目です。今回は、便宜上、「第1セッション」と、それに続く「第2セッション」に分けることにします。
第1セッション 「数学が役に立った話」
進行係から導入として、「人工物の設計に役に立った数学」という話をします。これは、技術という狭い範囲の話ですが、数学が役に立った体験談の1つです。それに引き続き、職業的生活、日常的生活、教育の場面、趣味の世界などにおいて、ジャンルを問わず、数学が何らかの意味で役に立った体験を語り合います。
第2セッション 「数学を役立たせるための工夫」
進行係から導入として、「電卓で計算して理解する地球温暖化」という話をします。スーパーコンピュータの時代に電卓とはお笑い草ですが、中学生・高校生にも使える電卓は、いろいろな現象を数値的に理解する際の有益なツールになります。このセッションでは、課題をできるだけ多面的にとらえ、相手の発言に触発されて新しい発想を提案するような談論風発を期待しましょう。
確率と統計の意味を考える - リスクは定量的に考えよう
自然科学と社会科学・そして論理と数学
数学が目的化している経済学
などジャンルを問いません。文明評論的あるいは現代社会への警鐘的な論議を期待しています。

2017年10月9日
目白台運動公園フェスタ ポールウォーキング体験会

2017年11月11日(土)
県外避難者理解のための放射能リテラシーワークショプ
ワークショップファシリテーター:上田昌文(NPO法人市民科学研究室)
お話をうかがう県外避難者の方:鹿目久美さん

市民科学研究室はこの4月から「一食(いちじき)福島復興・被災者支援事業」の助成を受けて、NPO法人子ども全国ネットと一緒に、福島県外で行う、(最終的に公教育での実施を目指した)放射能リテラシーワークショプを開発しています。これは、昨年まで市民研がセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共同ですすめてきた福島県内での「放射能リテラシーワークショップ」の県外拡張版を目指すものです。このたび新たに開発した「原発事故避難者の声を聞いて防災について考える」ワークショッププログラム(約2時間)を、まずは数名の大学生らを対象に以下の要領で実施します。高校生や中学生も参加し一緒にすすめることができるよう、進め方を工夫していますので、中学生から大学生の方々で、ご関心のある方はぜひご参加ください。

2017年
市民科学談話会「科学コミュニケーションの日英比較」
講師:清水健さん
英BBCワールドサービスの放送通訳・ジャーナリストである、清水健(しみず たけし)さんを迎えての、市民科学講座Dコース(談話会)を開催します。科学博物館の歴史に詳しく、科学ジャーナリストとしても多方面に活躍なさっている清水さんと、少人数でリラックスした雰囲気で意見交換を行います。市民科学研究室の新事務所(文京区・湯島)を会場にしての初のイベントでもあります。ふるってご参加ください。

2016年

2016年01月24日
みんくる×市民研
まち歩き企画第2弾 ~ぶらり本郷まち歩き~
共催:一般社団法人みんくるプロデュース

今回の舞台は、東京大学のある街、文京区本郷です。本郷は、樋口一葉などを生んだ文豪の街であり、東京大学を中心に出版社、古書店、医療機器店などが集中しています。 歴史を感じるような場所を巡りながら、本郷の街づくりにも貢献している地元の方々にも話を伺います。「散歩の達人」などでもご活躍のフリーライター眞鍋じゅんこさんを案内人に迎え本郷を歩きます。医療の視点を一旦おいて、暮らしと歴史といった幅広い視点で街と人と出会いながら「まちを見る、暮らしを知る」ための「まち歩き」企画です。地域を肌で感じて、インタビューや対話を通して考える貴重な時間を過ごせると思います。

2016年01月26日
研究会「健康に向けたコミュニケーション方法を探る」

自分の暮らしと、健康・病気の関係を考えるきっかけとなる場が、いま、街のあちこちに生まれています。生活と知識を結びつけて考えるきっかけに出会うことで、人々の生活はどのように変わる、あるいは変わることが期待されているのでしょうか。本研究会では、人々が健康に向けた新しい知識に出会い、これまでの経験を踏まえて考える場を提供する試みとして、対話を通して健康・医療を考えるみんくるカフェ、そしてゲーミフィケーションを通じて1人1人の健康作りの促進を目指す「ネゴバト」を取り上げ、狙いと効果、利用可能性と限界についてお話し頂きます。

2016年01月29日
市民科学講座Bコース 第8回
「三河内彰子さん、博物館はどんな可能性のある場所なのですか?」
三河内彰子

博物館(水族館や動物園、そして美術館なども含むいわゆるミュージアム)ではモノが集められ、吟味され、そして公開されるという共通点があります。現在、これらの3つの過程のどの部分で市民参加が行われていると思いますか? 実は、全部なのです。博物館のルーツは西欧の王侯貴族が珍品を集め収めた「驚異の部屋」と言われています。ごく私的な空間が市民社会の成立とともに社会に公開され、その後様々な様式をとってきました。今やモノの専門家とそれを利用する市民が相互にコミュニケーションをする空間も出現しています。研究活動をする専門家と一般市民が出会える場であるというだけでなく、双方の活動を社会に深くつなげる組織であるということ、その点に科学技術と社会の関係を考える上での博物館の可能性が見出せます。近年は研究活動の一部に市民が参加する例や、社会の新たなニーズを博物館がその特徴を活かして担う例が増える傾向にあります。とはいえ、交流の仕方や程度は館によっても違いがあります。国内外のミュージアムの例を吟味し、地域の影響に加え、運営組織や構成員、また、歴史・文化的な背景と作用しあって形作られる博物館(の知)の動的な側面に目を向けることで、博物館における市民参加の様式について、皆さんと大いに議論したいと思います。

2016年02月14日
みんくるカフェ/市民科学講座Dコース
「認知症について語り合おう in 文京」
共催:一般社団法人みんくるプロデュース

2025年の認知症患者は、現状の約1.5倍となる700万人を超えると言われています。そのような中、認知症の方を地域の人々が皆で支えていくことの重要性が強調されています。今回のイベントでは、医療の専門家や地域活動を進めるNPOの方にお話を聞き、その後文京区にゆかりのある皆さんとともに、地域で認知症の方を支えていくことについて対話を通して考えてみたいと思います。

2016年02月24日
世代間交流食育
共催:ツリーアンドツリー

2016年02月28日
市民科学講座Cコース「味噌づくり講座」

2016年03月05日
市民科学講座Aコース
「水素社会は原子力社会!? ~水素からみた原発とエコカーの未来~」
上岡直見

この2年ほどの間に、「水素社会」を目指すと謳う様々な政策や施策を、急に降って湧いたかのようにあちこちで耳にするようになりました。2014年に華々しくデビューを飾った燃料電池車、普及が著しい家庭用燃料電池式給湯機のことは知られてはいるものの、では、そこで使われる水素がどのようにして造られているのかを知る人は、ごく限られていると思われます。水素はありふれたモノであり、簡単に造れるものと思いがちですが、「水素社会」を語るなかでその製法にきちんと言及されることがまず無い、と言っていいのです。これはいったい何を意味するのでしょうか? この講座では、ずっと以前からそのような疑問について様々な考察を重ねてきた上岡さんを招き、「水素社会」を語る者たちの隠された意図は何か、「水素社会」の推進はいったい私たちに何をもたらすのか、を語っていただき、参加者の皆さんと大いに議論を深めたいと思います。

2016年03月11日
世代間交流食育
共催:ツリーアンドツリー

2016年03月31日
市民科学講座Bコース 第9回
「武田徹さん、ネットメディアはジャーナリズムをどう変えるのでしょうか?」
武田 徹

インターネットを使ったメディアの発達が著しい。ホームページやブログによる発信は今やどんな団体や組織でも行っているし、TwitterやFacebookでの発信・拡散・応答はもう完全に日常化した。YouTubeやU-streamは、”誰もが手がけられる”ことにより映像の世界を変えつつある。当然、この趨勢はジャーナリズムに大きく影響する。若者の旧メディア(新聞、TV、ラジオ、書籍など)離れが加速し、情報のすべてをスマホに頼る人が多くなるなかで、時間とお金をかけた良質の調査報道や編集はどう維持できるのか?ステマ(宣伝であると悟られないように宣伝すること)やコピペや匿名の誹謗中傷が氾濫するネットで、公共性のある課題に対峙して、”真実の声”を伝え、建設的な議論をすすめていくにはどうしたらいいだろうか? これまで、『NHK問題』や『原発報道とメディア』をはじめ、「メディアの風景」(毎日新聞で連載中)や「メディアの命運」(『新潮45』に連載中)などをとおして、メディアとジャーナリズムのあり方を多角的に論じてこられた武田さんを迎え、こうした問題を参加者とともに考えてみたい。

2016年04月19日
市民科学講座Bコース 第10回
「三上直之さん、市民参加でどのように世の中を変えていけるのですか?」
三上直之

この約20年の間で、「ミニ・パブリックス」と呼ばれる市民参加の方法が、世界的な広がりを見せてきました。これは、無作為抽出などによって、国や地域全体の人口の縮図となるような十数人〜数百人規模の参加者を集めて話し合いを行い、その結果を政策決定などの参考にするような手法の総称です。政府が、福島原発事故の翌年にエネルギー政策を見直す際、「討論型世論調査」という大規模なミニ・パブリックスを実施したのをご記憶の方も多いと思います。1990年代から00年代前半にかけて、日本を含む世界各地で、遺伝子組換え作物などの新たな技術をテーマとして盛んに開かれた「コンセンサス会議」もミニ・パブリックスの一種です。議題や会議プログラムなどの条件をそろえて、世界各地で一斉に、地球環境問題に関するミニ・パブリックスの会議を開き、そこで得られた数千人規模の熟議の結果を国連の会議などに導入しようという、「世界市民会議(World Wide Views)」という試みも始まっています。今回の講座ではこれらの状況を報告しつつ、そもそも「社会の縮図をつくって議論する」というやり方が求められるようになっているのはなぜか、そこにどのような意義や可能性があり、また問題点はないのかといったことを考えます。

2016年05月22日
市民研総会イベント
「まちの魅力を再発掘する」
栗生はるか

2016年06月10・17・24日
世代間交流食育
共催:ツリーアンドツリー

地域のつながりを、特にシニアとジュニアの世代の交流を、「食」をとおして創りだそうとする試みです。市民科学研究室の「子ども料理科学教室」の10年の蓄積を生かして、シニアの方々が“昔の懐かしの味”を語るのを子どもたちが聴き、それを実際に子どもたちが調理して再現します。

2016年06月18日
市民科学講座Cコース
「熊本・大分の大地震を考える」
林 衛
市民研「市民と防災研究会」

2016年熊本地震は、近代以降の被害地震の経験があった地域で、かつ、阪神・淡路大震災以降に政府の地震調査推進本部が活断層調査、強震動、被害発生予測に力をいれてきた地域で大きな被害をもたらしました。過去の経験の蓄積と最新の研究成果から予測されていた被害が確率的に高い精度で予測されていたとおりに生じたにもかかわらず、災害軽減の備えは限られていました。経験、調査研究、政府の施策は、なぜいかされないのでしょうか。災害列島日本社会に進行している「平時の矛盾」の拡大が、自然災害の人災的側面をも広げているのではないでしょうか。有効な震災軽減策をみいだす手立てを追究してみましょう。

2016年06月22日
健康まちづくり・まち歩き 第1回
医学・医療機器産業の集積地を探索する(その1)~文京区本郷湯島エリア~」

“ヴァーチャルタイムマシン”(タブレットをかざせば、現在の姿に昔の姿を重ねてみることができる)など新しいITツールを取り込んで、健康まちづくりに関わる様々なソーシャル・キャピタルを探り、巡ります。

2016年06月25日
健康まちづくり・講座 第1回
『月の湯』を偲び、銭湯の地域力について語り合う
銭湯でまちつなぎ お披露目会&トークイベント
共催:文京建築会ユース、谷根千CBPR研究会

廃業した銭湯、目白台「月の湯」の貴重な富士山のペンキ絵や、滝登りの鯉のタイル絵、本郷「菊水湯」の看板など、解体前に引取った記憶の数々をお披露目会をいたします。引取の予定があるため文京区内では最初で最後の機会となります。同時に地域における「銭湯の地域力について語り合う」トークも開催。

2016年06月29日
市民科学講座Bコース 第11回
「中田哲也さん、私たちの食べものや農業はこの先どうなっていくのでしょうか?」
中田哲也

「飽食」とも呼ばれるほど表面上は豊かな現在の私たちの「食」。しかし、栄養バランスの乱れ、食に対する不安感の増大、自給率の低下、食を支える国内農業の脆弱化など、多くの問題を抱えています。より豊かな未来の食の実現に向けて「フード・マイレージ」という指標をヒントに、一緒に考えてみたいと思います。

2016年07月09・10日
駒込大観音「ほおずき千成り市」防災ブースの出展
市民研「市民と防災研究会」

2016年07月10日
ポールウォーキング体験会

「老化に伴う足腰の衰えを予防するのに高い効果が発揮されるのでは」と全国的にも注目が集まる、ポールウォーキング。20名までの方々なら、ポールを無料でお貸しできます。また、インストラクターの方もつきます。1時間程度でウォーミングアップから始めて、効率的な体験ができます。

2016年7月14日
市民科学講座Dコース 談話会
「練馬区区議の池尻成二さんを迎えて」
池尻成二

政治と「科学」は、実はとても近いところにあります。自然科学の知識や方法抜きには語れない環境問題などにとどまらず、施策の評価・検証のベースになる統計処理の方法などもそうです。行政が説明責任をきびしく問われる時代。だれもが、施策や主張のエビデンスを「科学」的な方法や評価に求める時代。そんな時代だからこそ、これって変、恣意的すぎる、といった議論もしばしば見受けられます。アスベストやダイオキシン問題から貧困対策、ニーズ調査まで、区政の現場で見てきた「科学」のありようを振り返ってみます。

2016年7月30日(土)
談話会
「Living Knowledge 国際ワークショップ報告」
杉野 実

先日ダブリンで行われた「Living Knowledge 国際ワークショップ」に、市民科学研究室の会員の杉野実さんが参加されました。そのワークショップの報告会を、杉野さんを囲んで談話会として実施します。杉野さんからのご報告を受けて、自由に議論したいと思います。ぜひご参加ください。

2016年8月25日(木)
夏休み子ども料理科学教室
「土鍋でごはんを炊いてみよう!~ふっくらおいしいごはんのヒミツ~」
市民研・食の総合科学研究会

町田市の消費生活センターの主催で行う、夏休み子ども向け企画で、出前講座をすることになりました。

2016年8月18日(木)
子ども向け・夏休み自由研究サポート企画
「まちあるきで本郷の魅力を知ろう!」

文京区本郷の地域密着の民間学童保育「ツリー・アンド・ツリー本郷真砂」との共同企画です。

2016年8月26日(金)
市民科学講座Bコース 第12回
「池尻成二さん、区政の現場に「科学」はどのように関わってくるのでしょうか?」
池尻成二(練馬区区議)

例えば東京都においては、環境や保健・医療といった分野で多くの区民が解決を望む様々な問題を、どう区政に反映していけるのか、その場合に国と都と区の関係はどうなっているのか、現場の状況からどうデータをとり科学的なリスク評価につなげるのか、意見の相違や対立をどうのりこえて施策を決めていくのか……「科学」の使われ方・生かされ方を、池尻さんとじっくり論じ合ってみたいと思います。

2016年9月3日(土)
第36回みんくるカフェ/市民科学講座Dコース第6回
認知症について語り合おう in 文京 その2
認知症にやさしいコミュニティケア
NPO法人市民科学研究室 & 一般社団法人みんくるプロデュース 共催

2025年の認知症患者は、現状の約1.5倍となる700万人を超えると言われています。そのような中、認知症の方を地域の人々が皆で支えていくことの重要性が強調されています。
今回のイベントでは、高齢者あんしん相談センターの方をお招きして、認知症の方を実際に支援する現場ではどのようなの取り組みがなされているかを伺い、皆さんとともに、地域で認知症の方をどう支えていくことができるかを、対話を通して考えてみたいと思います。

2016年10月1日(土)
市民科学講座Dコース(談話会)~〈原爆調査の歴史を問い直す〉シリーズ~
『小児科医ドクター・ストウ伝』をめぐって
長澤克治 (共同通信社名古屋支社 次長)

市民科学研究室の低線量被曝研究会では、放射線リスクをめぐってICRP(国際放射線防護委員会)などの国際機関の報告書や勧告を読み解き、それらの問題点を検討しつつ、福島県が進めている県民健康調査などの現在進行形の課題に取り組んでいます。それとともに、広島・長崎以来の原爆調査の歴史を問い直す作業も続けています。 今回はABCC(アメリカによる原爆被爆者を調査し続けた調査研究団体)の小児科医も務めたワタル・ストウ(1912~1981)の伝記(『小児科医ドクター・ストウ伝―日系二世・原水爆・がん治療』平凡社2015年)を、昨年公刊されました著者の長澤克治氏をお招きし、原爆調査の歴史について議論したいと思います。 『米軍占領下の原爆調査』の著者として知られる故・笹本征男氏が低線量被曝研究会のメンバーであった縁で、市民科学研究室には「笹本文庫」が設けられていますので、そのことも紹介しつつ、笹本氏の原爆調査の歴史についての見方にも触れられればと思います。

2016年10月10日(月・祝)
目白台運動公園でポールウォーキング教室

文京区立目白台運動公園で実施される年1回の「目白台運動公園フェスタ」において、「ポールウォーキング教室」が開かれます。市民科学研究室がすすめる「健康まちづくり」事業の一環として、目白台運動公園のスタッフの方々との連携企画として開催することになりました。20名限定(要予約)ですが、貴重な体験の機会となりますので、ぜひ足をお運びください。お申し込みは以下のチラシのなかの連絡先までお願いします。

2016年10月29日(土)
第1回健康まちづくりフェスタ in 文京・台東

これは、NPO法人市民科学研究室が「JST科学技術コミュニケーション推進事業 問題解決型科学技術コミュニケーション支援「ネットワーク形成型」平成27年採択課題(「健康まちづくり」を創発する協働型市民フェスタ事業の推進」)の助成のもとすすめている事業のメインのイベントです。「まちの“元気”が人々を健康にする」―新しいITシステム(※)も活用した「まち歩き」、そして専門家の協力を得て設計した、コミュニティヘルスの最新の考え方を取り込んだ「食」や「運動」のワークショップ。これらをとおして、まちの魅力を再発見し地域のつながりを強めるきっかけを提供します。新機軸の楽しいイベントをぜひご体験ください。どなたでもご参加いただけます。
(※タブレットをかざすと“昔の姿”が見えるヴァーチャルタイムマシンや、その場に近づけばスマホ端末から音声が流れガイドするシステムを体験します。まち歩きコースは以下のチラシ・裏の地図を参照してください。)

2016年10月8日(土)~23(日)
第24回谷中芸工展に出展しています
~ 第24回 谷中芸工展 86番企画~
タブレットをかざすと昔のまち並みが出現!

須藤公園、団子坂、「くらしの道」……千駄木の一角の魅力あるスポットを、「ヴァーチャル・タイムマシン」とGPS音声ガイドの新しいシステムを使って巡ります。画像と音声の複合による、時空的な立体感のある新しいまち歩きをぜひ体験してみてください。

2016年11月5(土)、11月6日(日)
サイエンスアゴラにて
「思い出覗き窓」体験ブースを出展
主催:NPO法人市民科学研究室&東京大学廣瀬・谷川・鳴海研究室

11月3日(木、祝)から4日間開催される、サイエンスアゴラ2016。そのなかで、11月5日と6日に、NPO法人市民科学研究室は東京大学 機会情報工学の廣瀬・谷川・鳴海研究室に協力して、以下のブースを出展します。
東大機械情報工学科システム工学研究室の谷川智洋講師らが開発した、AR (Augmented Reality :現実の世界 ・空間を拡張させて新たな世界や利用方法を生み出すこと)を用いた技術 「思い出覗き窓」は、過去ログをタブレットに取り込んでおけば、例えば今は取り壊されて存在しない施設を、あたかも以前のその場の空間に入って巡回するような体験が可能になります。市民科学研究室は、地域の魅力を再発見し、人々のつながりを強める手段として、「まち歩き」にこのシステムを取り込んできました。多くの人にこの技術を体験してもらい、まちづくりへの応用の可能性を一緒に考えたいと思います。当日は、日本科学未来館の建設途中の定点観測写真をたくさん取り込んでの、建築物として日本科学未来館をとらえ返すミニツアーも実施します。

2015年

2015年03月15日
体験会
「3対3の『誘惑』バトルゲームに参加してみよう」

市民研の「科学コミュニケーションツール研究会」が開発した、生活習慣をテーマにした対面型交渉ゲーム「ネゴバト」を実施する機会に、一日体験者として参加してくださる方を募集しています。
このゲームでは、たとえば「隙間時間に歩くのが健康によいらしい」という情報が提示される一方で、「朝はギリギリまで寝ていたい」「運動もいいが休んでリラックスすることも大事」という誘惑が展開されます。「わかってはいるけれど、実行できない」「それができたら苦労はしない」というような生活習慣のジレンマ状況をめぐって、複数のプレイヤー同士で、それぞれの経験や考えに照らして意見を出し合いながらゲームを進めていきます。

2015年03月22日
市民科学講座 シンポジウム
「発表ジャーナリズムから調査報道へ ~東日本大震災・原発震災 科学技術報道からの教訓~」
添田孝史、林衛ほか
共催:富山大学科学技術社会コミュニケーション研究室、現代科学技術論研究会

市民社会の主権者(有権者)の判断、意思決定のために、不可欠な情報を提供するのが近代ジャーナリズムの役割である。
しかし、日本では、現在の大手新聞各社が、戦前・戦中の思想統制による寡占化・広報機関化によってその経営基盤を確立した背景などもあって、近代ジャーナリズムの役割への認識は弱いままである。今回は、調査報道の実践者による話題提供を中心に、東日本大震災・原発震災報道を検証し、現実のメディアが為政者に寄り添いがちな現実を確認しながら、その克服のための道筋を検討したい。

2015年04月05日
料理講座
「フランス家庭料理で補気と理気を養う~”爽やか元気”の家庭食を作ってみよう~」
岡本正子

食べ物と食べ方が幸せな人生を作ります。食事は体と心を育てます。3人の子育て経験と長年の助産院での仕事、多くの講座や食事相談などで培った実践力でお手伝いします。正しい決まった食べ方はありません。一人ひとりの体質、その日の体調、風土、季節に細やかに合わせて、選ぶことが大切です。何より、食べて、嬉しい楽しい美味しいと感じることが大事。簡単な薬膳の基礎を、料理を作り食べながら学びましょう。

2015年04月26日
子ども料理科学教室 第1回
「土鍋でお米をおいしく炊く秘訣」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年05月09日
市民科学講座Aコース
「呼吸器系疾患は減らせるか ~大気汚染の変遷から読み解く~」
嵯峨井 勝

近年、PM2.5をはじめとする大気汚染は徐々に改善している。しかし、気管支喘息患者は増え続けている。「こんなに増え続けるのはおかしい。大気汚染と喘息は関係ない」とする意見すら出ている。この意見は正しいのか。かって、四日市喘息事件後SO2汚染は劇的に改善されたのに、気管支喘息患者は劇的に増え続けた。それは何だったのか。また近年、喫煙率は低下しているのに肺がんは増え続けているという。なぜなのか。大気汚染との関連はどうか。他に肺がん増加の原因はないのか。ここでは、これら疾患の発症の仕組みと大気汚染の変遷を見ながらその真実に迫り、呼吸器系疾患を減らすために何が必要かを考えたいと思います。

2015年05月10日
みんくるカフェ
「ゲームを通して生活習慣を見直すきっかけを作ろう!」
共催:みんくるプロデュース

生活習慣病対策ゲーム「ネゴバト(ネゴシエート・バトル)」は、健康的な生活したくても誘惑に負けてしまうあなたの習慣の真相が見えてくる対面型交渉ゲームです。
始めにネゴバトを通して、自分自身の生活習慣の傾向を知り、健康的な生活習慣を獲得するためのヒントを探します。その後、ネゴバトの結果をもとにしたワールドカフェ形式の対話をすることで、新たな気づきや明日に繋がる具体的な解決策をみんなで共有します。あなたが日頃の生活習慣の中で気にしていることは何ですか?
みんなと一緒に、これまでのそしてこれからの生活習慣を見直すきっかけ作りをしましょう!

2015年05月17日
子ども料理科学教室 第2回
「野菜の甘さを生かしたクッキーづくり」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年06月21日
子ども料理科学教室 第3回
「塩が料理にとっても大切なワケ」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年06月28日
ワークショップ
「防災パレット in かつしか」第1回「ハザードマップでイメージしよう~もし地震や水害が起きたら、わが家はどうする?」
共催:babycom

ふだん、つい災害のことを忘れてしまう私たち。とくに小さな子どものいる家庭では、毎日の子育てで手一杯。とはいえ今の日本は、大災害がいつどこで起きても不思議ではないのが現実。
そんなとき、私たち大人がパニックになってしまったら、子どもは一体どうなってしまうのでしょうか。子どもを守るためには、私たち大人が災害を自分や家族に起こることとしてイメージできるかがポイントです。
このワークショップでは、映像やハザードマップの読み解きをとおして、住んでいる地域にはどんな災害が起こりうるのか、いのちを守るためにはどう行動したらいいのかを、専門家の意見を聞きながら具体的に考えていきます。

2015年07月19日
子ども料理科学教室 第4回
「野菜はお友達! ~育てる、作る、食べるの技」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年07月24日
市民科学講座Bコース 第1回
「ぬで島次郎さん、科学って何かの役に立つためにあるんじゃないのですか?」
ぬで島次郎

ぬで島さんは、急激に進展している先端医療分野を対象に、どんな倫理やルールが社会に必要かを考え、提言し続けてきた人だ。とりわけ、日本の生命倫理の政策対応が、例えばフランスと比較して”つぎはぎ”状態であり、そのことから様々な問題や矛盾が生まれている、と鋭く指摘してきた。では、何を基本にすえてどう系統立てていくか―新著『生命科学の欲望と倫理』では、「科学する欲望」「現世利益を求める欲望」を基軸にして、生命科学、臨床医学、ひいては科学研究全般が社会とどう関係付けられるとよいかを、描き出そうとしている。
そこでは、「よく同世代の人から、まだSFを読んだりするのかと聞かれることがあって、心底衝撃を受ける。私にとってその質問は「まだ息をするのか」と聞かれるのも同然だからである」と語るぬで島さんの、「科学する欲望」の独自の価値をしっかりと認めてこそ「倫理」が成立するのではないか、という認識が土台にすえられている。市民はいかにして科学のまっとうなパトロンたり得るか、という重要な問題もその認識と深く関係する。ぬで島さんに、「科学は何のために?」をじっくり問うてみることの意味は大きい。

2015年07月26日
子ども料理科学教室 第5回
「わかる!使える!料理の道具たち」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年08月07日
市民科学講座Bコース 第2回
「霜田求さんとともに考える 遺伝子検査ってどこが問題なんですか?」
霜田求

遺伝学的検査(genetic test)をご存知だろうか?
検査・診断および遺伝カウンセリングと合わせて「遺伝子診療」として医療機関で実施されるばかりでなく、インターネットで消費者に直販するもの(綿棒による口腔粘膜採取試料や容器に入れた唾液の郵送と結果通知の返送)も出てきている。がんや高血圧、心臓疾患、肥満や糖尿病など「予防」への役立ちを謳った「健康診断」や「体質検査」であり、サプリメントの販売促進がくっついていたりする。
また、医療目的以外にも、欧米諸国での「祖先検査」やアジア諸国の一部でも拡大しつつある「子ども才能検査」や「スポーツ能力検査」もある。こうした検査は科学的・臨床的に妥当なものなのか? また個人情報保護やサービスの品質保証で問題は生じていないのか? 差別や親子関係への不当な介入とならないのか? 倫理的・法的な問題が山積しているように思える。
この問題にお詳しい霜田さんに、現状と問題点を整理していただいた上で、大いに議論したいと思う。

2015年08月08日
市民科学講座Dコース 談話会
「放射線リスク言説を検討する~霜田求さんを囲んで」

 

2015年08月09日
子ども料理科学教室 第6回
「醗酵という魔法 ~小さな生き物(微生物)の大きな力をさぐる~」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年08月18日
Let’s!谷根千まち歩き
共催:みんくるプロデュース

情緒あふれる「谷根千(やねせん)」(谷中・根津・千駄木)界隈を舞台に、谷根千に詳しい地元の方の案内のもと、医療だけにとらわれず幅広い視点で楽しみながら「まちを見る、暮らしを知る」ための「まち歩き」企画です。

2015年08月21日
市民科学講座Bコース 第3回
「林真理さんとともに考える 市民は技術発展のための実験台なのだろうか?」
林真理

技術とは社会に対する実験であると言われることがあります。最先端の技術であればあるほど、まだわかっていないことも多く、不測の事態が起こりえます。その結果はフィードバックされて、技術の改善へとつながっていきます。そのようにして技術は発展していきます。私たちの生活には、さまざまな形で、時には知らないあいだに新しい技術が入り込んでおり、それはまさにそういった技術に関する実験に、私たちが参加していることになります。
他方で、そういった新しい技術が本当に求められているものかどうかという問題も投げかけられることがあります。たとえば、原子力エネルギーが、遺伝子組み換え食品が、リニア新幹線が、そのような疑問を投げかけられてきた技術です。どのようにすると新しい技術の使用という社会への実験が正当化されるのでしょうか。あるいは、正当化されなくても実験をしてよいものなのでしょうか、それとも簡単に正当化しないことが良いことなのでしょうか。一緒に考えていただければと思っています。

2015年09月13日
ワークショップ
「防災パレット in かつしか」第2回「大地震から命を守るシミュレーション ~その時、あなたはどう避難する? 家族は無事に再会できる?」
共催:babycom

~ハッピーエンドの防災物語をつくろう~
想像したことがある場面では、すぐに行動できるけど、「想定外」の事態に直面したら、だれもがパニックになって固まってしまうもの。1分1秒が命の危険を左右する大地震時、そうならないために欠かせないのが「イメージトレーニング」です。第2回は、災害状況イメージトレーニングツール「目黒巻」を使ったワークショップです。地震に遭ってしまった状況をリアルに想像しながら、自分を主人公にした災害物語をつくります。無事に避難し家族の再会が果たせたら、メデタシメデタシ。ハッピーエンドの物語が完成すれば、わが家の防災力も格段にアップしているはず。親子で考えれば、防災教育にもバッチリです。

2015年09月21日
子ども料理科学教室 第7回
「ダシの秘密をさぐる 「ダシ」ってなぁに?「うま味」って…?」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年09月25日
市民科学講座Bコース 第4回
「五島綾子さん、『科学ブーム』って誰がどう仕掛けているんですか?」
五島綾子

科学研究には金がかかる。どんな研究にいかなる成果を期待してどれだけの金をかけるか―そのことの、適正で誰もが納得のいく決め方を、いまだどの国も見出していないように思える。
一方、科学技術での覇者である国が国際的にも優位に立てる、という世の中であるため、多くの国において行政サイドが科学技術政策によって達成目標を掲げ、それに応じて大規模な資金を重点的に配分することが慣わしとなった。かかる状況で大きな役割を果たすのが、「”奇跡の”科学技術◯◯◯」が実現するだろうことを社会に印象付ける「科学ブーム」の勃興である(例えば90年代~2000年代では◯◯◯はナノテクノロジーだったと言えるだろう)。いくつかの科学ブームの例を取り上げて、その仕掛けから幕引きまでを調べると、行政、研究者コミュニティ、企業、ジャーナリズム、市民のそれぞれが何を担い、何を共有し、何を議論できるようにしておくべきかが、みえてくるのではないか。
五島綾子さんの『〈科学ブーム〉の構造 科学技術が神話を生みだすとき』で示されているデータや分析を手がかりに、科学技術を育て方向づけることにまつわる諸問題を、著者とともに考究してみたい。

2015年10月03日
市民科学講座Aコース
「毒性学からみた放射線の人体影響」
菅野 純

放射線の被ばく量100mSvまでは、発がんのリスクはないのか? 放射線は、タバコや運動不足・野菜不足のもたらす害より小さいと安心してよいのか?
放射線の健康影響は「がん」だけか? 放射線のホルミシス効果はあるのか(低線量放射線は健康に良い)?
東電福島原発事故の発生以降、100mSv以下の放射線の健康影響は取るに足らないものであるかのような主張が、政府広報や放射線専門家、がん医療の専門家などから続々と現れ、現在に至っています。では放射線・放射性物質を生体に対する毒性物質のひとつとしてみたとき、その有害性はどのように考えるべきなのでしょうか。
低用量の環境有害物質の影響研究の第一人者である菅野純氏に、放射線の人体影響について「毒性学」の観点からお話ししていただきます。

2015年10月04日
料理講座
「岡本正子さんと料理を作り、食と健康を語り合う ~秋の薬膳(台所薬膳)~」
岡本正子

今回は、誰でも簡単に作れて、”爽やか元気”の得られる、家庭向け薬膳料理の数品を一緒に作り、その栄養的価値を紐解いてみます。
また、市民研がすすめている「子ども料理科学教室」を、大人を含めた幅広い層に向けて地域の中で展開していく方策、そして、食への関心が新たな人々とのつながりを生む新趣向のレシピサイトの立ち上げなどを紹介し、斬新な角度から「食と健康」について考えてみる機会にもしたいと思っています。日曜日の午後のひとときに、大いに腕をふるって美味しく食し、大いに語り合いましょう。

2015年10月10日
市民科学講座Cコース
「人間のための科学」にみる科学のねじ曲げ(Bending Science)~音響学・聴覚技術、水俣病、「緑のダム」を事例に~」
市民研「bending science 研究会」

企業が利益追求のために、あるいは政府が体制維持のために、あるいは特定のイデオロギーを持った諸団体が自身の主張を通すために行うことがある、恣意的な科学の利用(ねじ曲げ)の事例は多い。ここでは、「福祉」「健康」「公害と環境」という領域での「人間のための科学」において、特定の利害関心がどのように研究を歪ませ、まっとうな取り組みや対策を阻んでしまうのかを振り返る。
利益相反や捏造、利権がからんだ不透明な意思決定や隠蔽、曖昧さや無知につけ込んだ過大な宣伝……今も頻繁に目にする、科学がからむ”ねじ曲がった”事態を、構造的に読み解いていくための手がかりを提供し、参加者とともに議論する。

2015年10月18日
子ども料理科学教室 第8回
「豆や卵がカラダに変わる!? ~たくさんの顔を持つタンパク質の不思議~」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年10月22日
市民科学講座Bコース 第5回
「最相葉月さん、カウンセリングってどのような仕事なのでしょうか?」
最相葉月

「心の専門家」「心のケア」なるものに、うさんくささを感じる人は多いのではないだろうか。しかし一方で、「鬱病100万人の時代」との言葉が嘘と言い切れないほどに、心の病を抱えている人は少なくないようにもみえる。症状や生活上の支障の出方はいろいろだが、原因がわからず、本人も(場合によっては周りも)深く悩んでいる。セラピスト(精神科医や臨床心理士)だから”治せる”とも限らない。おそらく鍵は、「”治る”とは何か」ということへの洞察もあわせて、本人が自身の心へ向き合うことを一緒にどう支えていけるか―ということにありそうなのだが、ではそうしたことを仕事として引受けるセラピストたちは、自分の律し方を含めて、どう回復への道のりを辿れるようにしているのか。
最相さんの『セラピスト』はカウンセリングの歴史をふりかえりつつ、セラピストの仕事の奥深さ、難しさに光をあてたノンフィクションだ。この講座では、「カウンセリングって何?」という問を中心に、科学・社会・人間の、通例の科学技術論ではあまり探りが入れられなかったあたりにも目を配って、最相さんとじっくり語り合ってみたい。

2015年10月25日
ワークショップ
「防災パレット in かつしか」第3回「荒川はん濫! 水害から命を守る『タイムライン』~子どもを基準に、わが家の避難計画をつくろう」
共催:babycom

温暖化の影響で100年に一度といわれる豪雨が頻繁に起こり、避難指示を待っていては遅いことも…。これからの時代、避難を自己判断できる力が必要になってきます。
第3回目のワークショップは、水害に備えるわが家のタイムライン(事前防災行動計画)づくりです。気象庁や自治体から発表される警報などを読み解き、どのタイミングで、どこに、どうやって、避難すればよいのかを、時間の経過に即して考えていきます。「命を守るタイムライン」としてわが家の避難行動を”見える化”するのです。
子どもを守るために、今ホンキで水害のことを考えてみませんか。

2015年11月15日
子ども料理科学教室 第9回
「捨てないでおいしく長持ちさせる技 ~食べ物をとことん生かす保存食~」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年11月27日
市民科学講座Bコース 第6回
「眞鍋じゅんこさん、日本各地で「暮らし」の魅力をどう探っているのですか?」
眞鍋じゅんこ

眞鍋じゅんこさんは、写真家の夫鴇田康則さんと2人で国内外を旅しながら、30年にわたって、市井の人々の暮らしを記録し続けているライターだ。女性版・宮本常一と言っては大げさかもしれないが、少なくとも私の周りには、これほどくまなく日本国中を歩きまわっている人はいない。自宅出産体験を綴った『産む快感』はアジアの民衆のなかに受け継がれてきたケアへの視座があるし、過疎地ばかりを巡り歩いた『ニッポンの村へゆこう』では、表層的な近代化を突き破る「地味すぎて贅沢、古すぎて新しい、村の底力」を発見している。『中古民家主義』もまたしかり。読んだ者は、近所の変わり映えのしない街路や家屋に、それらが生き延びてきたことの息吹を感じるようになるだろう。『うまい江戸前漁師町』では、東京湾が「単位面積当たりの水揚げ量が世界有数の漁場である」という驚きの事実を告げ、その成り立ちと行く末を考える。
この講座では、「生活」「歴史」「もの」のとらえ方・掘り起こし方、疑問や好奇心を発見につなげる取材のすすめ方といった、眞鍋流のワザを、これまでの取材の実例に即して浮き彫りにできればと思う。

2015年12月20日
子ども料理科学教室 第10回
「マイ・レシピでおいしく作ろう! ~煮物、炒め物、和え物、デザートetc.」
共催:NPO法人ポラン広場東京

 

2015年12月23日
市民科学講座Bコース 第7回
「榎木英介さん、STAP細胞事件は小保方さんだけが悪いんですか?」
榎木英介

STAP細胞事件は世間を騒がし、のちに撤回されたNature論文の筆頭著者だった小保方晴子さんは極悪人のように叩かれました。しかし、小保方さんだけが悪いのでしょうか?決してそんなことはありません。研究不正が発生する背景には、発生を促す構造があり、STAP細胞事件の影には報道されない多くの研究不正があります。研究不正を発生させる構造とは何か、どうやったら防ぐことができるのか、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

2014年

2014年01月18日
市民研20周年記念シンポジウム
「豊かな地域をつくる ~『消費』と『所有』を超えて、科学・技術を生かすために~」
長尾 彰、花井 裕一郎、大和田 順子、佐々木 健二

2050年の日本を想像してみましょう。少子高齢化、インフラや集合住宅群の老朽化、海外からの食糧やエネルギー資源の高騰、貧富の差の拡大、温暖化・異常気象、そして巨大地震のリスク……誰もが「このままではダメだ」と感じつつも、悲惨な末路から逃れる術をまだしっかりと手にしてはいないのが、私たちの現状ではないでしょうか。科学技術は、経済成長や開発、自然や心身の管理をおしすすめることと一体になりながら劇的な発展を遂げてきましたが、「豊かさ」の影でむしろ様々な問題が次々と立ち現れ、私たちはそれらに翻弄され続けています。
この状況を変える鍵はどこにあるのでしょうか。この20年「市民のための科学」を考え続けてきた者として、一つの鍵は「地域」にある、と確信をこめて言いたいと思います。自然との共生、人々の共感や共有をベースにしての新たな「地域の豊かさ」を創造することが、「消費と所有を拡大することで幸福になれる」という呪縛から、個人も社会をも解き放つ可能性があるからです。地域の人々に暖かく見守られながら支援され、地域のために活用される科学知と技術の姿を、私たちは大いに思い描き、具体化していくべきなのです。
このシンポジウムでは「地域」と関わって活動を展開してこられた4人の方々を招き、それぞれの経験やそこから得た知恵を分かち合いながら、参加者の皆さんとともに、希望ある未来の切り開き方をじっくり探ってみたいと思います。

2014年02月01日
市民科学講座Cコース
「味噌づくり講座」

 

2014年03月03日
不健康への誘惑:ゲーミングで生活習慣を考えよう
共催:科研費挑戦的萌芽研究「生に関するゆるやかなガバナンスのあり方」

家族のうち、一人だけ野菜中心の食事はできる? 会議の資料、今日徹夜して完成させるか、8割の出来で通すか? 自分へのご褒美、あと一缶までなら大丈夫…
健康日本21に代表されるように、生活習慣病予防への取り組みや政策は多岐にわたります。また、科学的知見に基づく健康指導や予防策も提示されています。しかし、現実には食生活、運動、睡眠など日々の生活習慣は、科学的知識や合理的選択に基づかず、仕事や家庭、友人などの人間関係や社会的ジレンマのなかで「何とか」「やりくり」されています。その「やりくり」に潜む価値観の違いや個人的なこだわりを、議論する場はあるでしょうか。
本ワークショップでは、生活習慣をいかに改善するかという「正解の見えている結果へ近づける」方法ではなく、「いかに人々が日常生活をやりくりしているか」という状況を共有、議論することで自分の生活習慣や環境を顧みるきっかけを作るアプローチ法として、ゲームの効果を考えてみたいと思います。議論の材料とするのは、生活習慣のジレンマの議論をするための対面型交渉ゲームです。このゲームでは、仕事と健康のジレンマ状況をめぐって、複数のプレイヤー同士で、相手を健康ではなく不健康にする行動への誘惑への攻防を展開します。あえて、常識に矛盾するようなテーマを設定することで、自分や他者のこだわりを浮き彫りにし、議論や生活習慣改善へのきっかけを作ります。
生活習慣予防など医療や食品、睡眠研究者のほか、公共政策やライフワークバランス、幸福や人生観についての研究をされている方だけではなく、今現在、こういう生活習慣の悩みやジレンマと戦っている!という方、ぜひご参加ください。参加者には5-10分程度、専門分野のお話や、ご自身の「生活習慣」の工夫や不健康への誘惑などについてお話していただいた上で、ゲームを使ってみて、このアプローチ法の可能性や具体的な利用場面について議論していきたいと思います。

2014年04月21日
市民科学講座Dコース 談話会
「原発避難と生活再建を考える」
山下祐介、市村高志

福島第一原子力発電所の大事故から3年が経過しました。10万人を超える多くの人々が避難を強いられるなかで、3年という時間によって、県内と県外、家族、地域社会の間に生まれた分断や軋轢が複雑な様相を示すに至っています。政府がすすめている「帰還政策」がほんとうに人々のためになるのか、被災地の再生につながるのか、そうでないなら、その原因は何か、打開策はあるのか…私たちは今一度、この原発事故が何をもたらしているのかを根底から考えてみることが必要だと思われます。この度の市民科学談話会では、『人間なき復興 原発避難と国民の「不理解」をめぐって』(明石書店2013年11月)を共著で書かれた3人のうちのお2人をお招きして、参加者とともに忌憚なく議論したいと思います。

2014年05月19日
市民科学講座Dコース 談話会
「危機に瀕する大学 ~「改革」ばかりでどこへ行く?~」
柿原 泰

ここ10~20年、日本全国の大学はいつも「改革」をしてきた(するよう仕向けられてきた?)ように思われます。確かに、大学をめぐる環境は大きく変化し、「改革やむなし」の面はあるでしょう。しかし、昨今の大学改革をめぐる論議や掲げられる政策が前提としている、環境の変化や目指される方向性は、誰にとっても自明で納得のいくものなのでしょうか。この談話会では、大学をめぐってさまざまな期待や批判があるなか、現在の大学政策が教育・研究の現場にどのような困難な状況をもたらしているのかを、大学内部の問題としてだけでなく、より広い社会的な問題とも絡めながら、考えてみたいと思います。

2014年05月24日
市民科学講座Cコース
「カレー文化とスパイス 第1回 ~食べる編~」
林田麻由子さん、高島系子さん

カレーは大好きだけど、脂っこいし、同じ味ばかりで飽きる…。そんなふうに思っていませんか?
最近になって日本でも知られるようになってきた南インドカレーは、低カロリーで野菜中心、そして、酸味、甘味、塩味、苦味、旨みといった、辛さ以外の味もバランスよく楽しめる、「ふだんのごはん」に適したカレーです。第1回の今回は、南インド料理の定食「ミルス」をいただきながら、カレーリーフ、ヒング、タマリンド、バスマティライスなど、ちょっと珍しい食材や、南インド料理の背景についてご紹介します。

2014年06月07日
市民科学講座Dコース 談話会
「図書館はどう変わろうとしているか」
上村光弘

あなたは身近にある図書館をよく利用していますか? どんな図書館だったらもっと利用してみたいと思いますか?
このところ公共図書館の数が増えているそうです。しかし、予算は減っており、 多くの図書館で外部の業者が指定管理者として実際の運営を担っています。「無料貸本屋」との批判がある一方で、ビジネスなどの 「課題解決」支援を充実させようとしている図書館や、「コミュニティの核」としての役割を目指そうとしている図書館もあります。最近の図書館をめぐるいろいろな話題を紹介した上で、参加者とともに図書館の今とこれからを考えてみます。

2014年06月21日
市民研総会イベント
思いっきりトーク「市民と学問」
佐藤隆
「企業、ミュージアム、NPO活動におけるアカデミズムの有効利用を考える」
三河内彰子

学問は、学問自体の発展のために営まれると同時に、社会の中で維持され、その成果は社会にいろいろな形で生かされます。アカデミズムには属さないものの、企業が製品・サービスを開発・販売し、市民グループが調査研究をすすめていくなかで、アカデミズムとどう関わり、学問の成果をどう取り込んで生かしていくか―その模索には、時代の流れが色濃く反映され、アカデミズムに新しい刺激をもたらしているものもあるように思われます。実利にだけ縛られるのではない、学問の有効利用の方法が、そこからどう見えてくるでしょうか。
また、学問と市民を結ぶ場の一つにミュージアムがありますが、それは両者をどう結び、社会の知的活力を高める役目をどう担っているのでしょうか。科学知の保管庫であり屋台店でもある科学館・博物館は、運営側のいかなる学問的営みによって支えられているのでしょうか。企業、NPO、ミュージアムの活動に従事してきて、それぞれなりに学問・科学との付き合いを深めてきた3人が、いろんな”裏話”の紹介も含めて、自由に語り合います。

2014年07月27日
小学生夏休み自由研究向け特別企画 子ども料理科学教室
「野菜の甘さをいかしてクッキーを作ろう!」

砂糖を使わないで、野菜をうまく加熱して引き出した自然な甘みで、美味しいクッキーが作れるか、挑戦します。パンや麺類など多様な用途をもつ小麦粉の性質、いろいろな加熱のしかたの違い、砂糖との適切なつきあい方…など、役に立つ知識やワザを実験をしながら楽しく身につけることができます。

2014年08月19日
「子どもと防災」ワークショップ vol.1
「わが家の減災ステップ」
共催:babycom

~「子どもと防災ノート」を使って親子で描き出す~
東日本大震災を経験して、各地で防災への意識が高まり、新たな取り組みが生まれていますが、幼い子どもに配慮した避難計画はあまりみられません。災害から子どもを守るためには、子ども優先の対策や子育て世代と地域がつながる地域防災の仕組みづくりが必要です。このたびbabycomと市民研が共同で「子どもと防災 プロジェクト」を立ち上げ、出版、セミナー・講演、Webでの情報提供などで地域のママたちを支援することにしました。
今回のワークショップでは、首都圏の大地震や大規模水害の被災・避難に関する基礎知識のレクチャーを受けた後、『子どもと防災ノート』の中の作業シート「わが家の減災絵巻」を、話し合いながら親子で書き込んでいきます。防災計画の作り方が具体的に学べる貴重な機会です。

2014年08月25日
ワークショップ
「食習慣の「非」科学:食生活から自分を振り返る」
共催:科研費挑戦的萌芽研究「生に関するゆるやかなガバナンスのあり方」

あなたはふだん食べるものをどのように決めていますか?賞味期限、塩分、糖分、カロリー、放射性物質の基準値…。食材を買ったり、外食する際に手に入るさまざまな情報は、どのくらいきちんと参考になるでしょうか。あなたが食べるものは必ずしも合理的には決められておらず、今までの経験や信念、好みや見た目、思いつきに影響されているかもしれません。このワークショップでは、みなさんの生活と食に関する調査や議論を通して、食べものの「決め方」を考え直してみたいと思います。

2014年09月12日
市民科学講座Dコース 談話会
「『里山資本主義』を読む」
加納 誠

 

2014年09月27日
市民科学講座&ワークショップ
「ケータイ、スマホは子どもに必要か? ~依存症と電磁波健康リスクから考える~」

今年の3月に公表されたある企業(デジタルアーツ社・東京都)の調査では、「女子高生のスマホや携帯の1日の平均使用時間は6.4時間だった。さらに6時間以上が4割を超え、うち12時間以上との回答も1割を超えた」とのデータがありました。容易に想像できるように、これほど長時間使用すれば、それだけでまともな学校生活や家庭生活はできなくなるでしょう。LINE漬けでスマホを握ったまま寝落ちする……そんな子ども確実に増えていることが、いろいろな報道から伺えます。
今年の4月の米国の報道では、「iPadなどのタブレットPCやスマホに熱中する3歳から4歳の子どもが急激に増加していて、なかには一日に数時間もタッチパネルを指で”掃く”操作を続けるといった中毒症状を呈している子どももいるが、そうした子どものうちには、積み木を積むという動作ができない子が現れている」「もう少し年長者では、情報をもっぱらPC画面で見ることになってしまったためか、紙とペンを使ったこれまでの試験のやり方についていけない子どもも出てきた」とのこと。
こうした状況の責任は大人にあります。教育効果を高める「アプリ」を使っての学校現場でのスマートフォンの導入・普及、セキュリティを謳った携帯と連動する連絡・監視システムの普及、そして遊び道具としての幼児期からの日用品化、携帯電話を含み込んでの環境中での無線利用の一方的拡大等々、高周波電磁波曝露の低減化とは逆行する諸条件を作り出してきたのはまさに大人です。このような状況はもちろん日本だけに限りません。ところが日本と違って、フランスやベルギーをはじめとする欧州のいくつかの国、米国のいくつかの州、カナダなどが、子どもの携帯電話使用に関して独自の規制や勧告を打ち出すようになってきました。例えばベルギー政府は2013年2月に、「7歳以下を対象とする携帯電話の販売の禁止」「14歳以下を対象とした携帯電話の広告やテレビコマーシャルの禁止」を決めました。
携帯電話の使用を止めさせるのは大変難しいことです。周りの人たちのほぼ全員が使うようになってしまうと、持たない人がそれだけで大きな不便を被ることになるという、技術をめぐっての社会の変容が生じるからです。週に1日程度、意識的に携帯をOFFにして過ごすようすることはよいことだと思われますが、大多数の人にとってそれは可能でしょうか?電磁波の曝露を減らすための工夫もいろいろできますが、あなたはそれをご存知でしょうか? こうした自衛的手段に加えて、やはり何より大切なのは、社会全体で本気で子どもの将来を考え守っていく、という姿勢です。一般市民への圧倒的な利便性と事業者である企業への莫大な利益をもたらしている携帯電話という日常化した技術に対して、将来の子どもの健康を守るという予防的観点から、自制的な動きをどう啓発し、法的なレベルを含めてどう規制をかけることができるか、という公共的な課題が、私たちに突きつけられているのです。
このワークショップでは、前半に、子どもたちのケータイ、スマホの使用状況を種々のデータでふりかえり、電磁波健康リスクに関する最新の動向を講師からお伝えします。そして後半は、「では子どもを依存症から、そして電磁波曝露リスクから守るために、何がどうできるか」をグループ討論によって、探っていきます。

2014年10月11日
市民科学講座Aコース
「環境物理学からみた里山資本主義」
加納 誠

持続可能な循環型社会の実現には、市民参加分散型循環社会の構築を目指すことが急務とされている。世界経済がグローバル化する中で、国境を超える資本や情報の移動などにより国家主権は緩み、同時に小さな共同体からの自治要求も活発化して個々人のリテラシーが問われる時代になった。正に里山資本主義が注目される所以である(文献1)。この様な時代に有って我々は、グローバル化した経済活動・環境問題に対して、環境物理学からみた物質循環と情報循環の促進、特に環境科学リテラシー脚注)確立に向けて、後の世代のために社会的責任を果たさなければならない。真の循環型社会の実現は、日本人が持っていた自然を愛し、物を大切にする精神が鍵と考える(文献2)。

2013年

2013年02月03日
シンポジウム
「放射線影響の真実に迫る ~最新の実験研究からチェルノブイリ26年の小児健康影響まで~」
ラリーサ S. バーレヴァ、井上達、野村大成
共催:「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク

このシンポジウムは、フクシマ後、日本国内で繰り返されてきた放射線影響をめぐる議論に対して、遺伝子レベルから放射線の”確率的”影響ということの意味を問い、動物実験から放射線による世代を超える遺伝的不安定性の誘発を紹介し、さらに26年を超すチェルノブイリの子どもたち
の健康影響研究から、放射線影響の「真実」に迫ろうとして企画したものです。
特に、今回ロシアからお呼びするラリサ・バーレヴァ博士は、チェルノブイリ事故後、小児への放射線影響を専門的に研究する機関の必要性をエリツィン大統領(当時)に強く訴え、ロシア小児放射能防護センター設立を実現させたキーパーソンです。同センターにおける長期の研究結果が披露されます。
このシンポジウムを通して、日本ならびにチェルノブイリの子どもたちの未来のために何をしていくべきか、ご参加のみなさんとともに考えていきたいと思っています。

2013年02月23日
市民科学講座Aコース<特別シンポジウム>
「ナノ粒子の健康リスク ~母子伝達と次世代影響、リスク管理を軸に~」
小林剛、武田健、梅澤雅和

ナノサイズ(1ナノメートルは1mmの100万分の1)の粒子は、例えばディーゼル車の排ガス中には多数含まれますが、そうした非意図的に発生するものだけでなく、化粧品や日焼け止めやビルの外装材(二酸化チタン)、抗菌剤(銀)、健康食品(白金)、スポーツ製品や車体などの種々の構造材料(カーボンナノチューブ)……といった高機能をうたった日常的な製品にも用いられています。
しかし体内に取り込まれると、ナノサイズゆえの独特の活性や体内分布・挙動が原因して、健康への悪影響をもたらす恐れがあるとの指摘もあります。
この講座では、ナノ素材とナノ粒子のリスク研究を概観し、特にナノ粒子の妊娠期の母子伝達と次世代影響(生殖系や脳への影響など)に焦点をあてながら、リスク評価やリスク管理に今何が求められているかを探ります。

2013年04月06日
市民科学講座Aコース<シリーズ「語る+聞く リプロダクションのいま」第4回>
「赤ちゃんの死へのまなざし ~周産期の死(流産・死産・新生児死亡)をみつめて~」
竹内正人
共催:babycom、リプロダクション研究会

「誕生死」という言葉を知っていますか?「誕生死」とは、流産、死産、新生児死亡、すなわち「周産期の死」に相当する言葉です。2002年に体験者が、それぞれの思いを綴った本のタイトルで、医学用語ではありません。
それまでは、妊娠、出産を通して赤ちゃんを亡くした多くの親たちは、十分な悲しみを表出する場もなく、特に流死産ではわが子と会うこともないまま、「早く忘れなさい」「まだ若いから」「次があるから」と周囲から言われ、決して忘れられない体験であるのに、何もなかったかのように、生きてきました。
ところが「それでも生まれてきてくれた」という語感をもつ「誕生死」は、社会から切り捨てられてきた、赤ちゃんの死を生の側から光をあてたことで、体験者の閉ざされてきた悲しみの蓋を開けてゆきました。
今回は、いくつかの事例をとりあげることで、体験者、医療者ほか、様々な立場からの周産期の死をみつめることで、悲しみと向き合うこと、共存すること、折り合ってゆくこと、そして、偏見や、人としてのありようなどについて、考えてみたいと思います。

2013年08月03日
市民科学講座Aコース
「『科学のひろば』に何が見えるのか? ~AAAS 年次総会に学ぶ」
美輪佳子、岡田さん

 

2013年11月23日
市民科学講座Cコース
「シンガポールの食文化について語ろう」
高島系子

シンガポールで、さまざまな民族や国の人たちに囲まれて暮らすうちに、それぞれの料理や食習慣の背景に興味を持つようになりました。
宗教や歴史、文化を絡めたシンガポールの「食」について、以下に掲げるテーマで、生活者ならではの視点からお話したいと思います。

・シンガポールの民族構成と、それぞれの食文化
・街で出合う宗教食
・それぞれの民族の知恵
・西洋の影響
・シンガポール人は和食が大好き
・日本の食材に対するシンガポール人の意識
・ウェットマーケットとホーカー
・市場やスーパーの食材はどこから?
・ローカル料理あれこれ
・「プラナカン」とニョニャ料理について
・スリランカとの接点
など

 

2012年

2012年02月12日
市民科学講座Cコース「味噌づくり講座」

2012年02月19日
市民科学講座Dコース 談話会
「これでいい?あなたの知っている猫知らない猫 ~日本捨猫防止会・太田成江さんにうかがう~」
太田成江

市民科学研究室会員の中には相当に猫好きな方もおられるようですが、そんな「猫大好き!」という方はまた別としても、私たちは一体猫のことをどれほど知っていて、また普段猫のことをどれほど意識して生活しているでしょうか。
「捨猫防止」活動を40年も続けてこられた太田成江さんのお話には、すこしうかがっただけでも、おどろくべきことが大変多くふくまれています。そもそも「捨猫」などどうしておこるのか、考えたことがありますか?猫にかぎったことではなく、あるいは犬ではもっとひどいのかもしれませんが、犬ではパピーミル(子犬製造工場)などとよばれる、子猫・子犬を「粗製乱造」する繁殖業者の存在がまずあります。
飼育環境(と遺伝的問題?)のせいで健康状態が劣悪であるだけでなく、心理的に成長すべき時期を閉じ込められてすごす動物の子らは「問題行動」をおこすことも多く、しばしば一般の飼い主にとっては「飼いづらい」存在になってしまいます。
そういうことを考えず、「かわいいから」簡単に買ってきて、「飼いづらいから」簡単に捨ててしまう飼い主にも多大な責任があるのは当然ですが、そんな動物たちの「最終処分(殺害)」が公費でおこなわれている現状に対する責任は、たとえ直接には関与していなくても、私たち全員が負うべきであるともいえるでしょう。人の都合で、というかそれ以前に「あとさき考えない」人により生み出された悲惨な状況にいる猫を、せめてこれ以上ふやさないようにするために、たとえば「地域猫」活動などが各地でおこなわれていますが、それに関しても、法整備や行政の対応など解決すべき問題がいくつもあげられます。
私たちにまじって生活する動物である猫(や犬)は、このようにして私たち自身の生き物としての存在をさえ問うているともいえるでしょう。しかし太田さんは無類の猫好きではあっても、ご自分ばかりが多くの時間お話しすることをのぞんではおられません。また猫を偏愛(?)する人が会場に来て、「私のかわいい子」のことばかり話すのも、またのぞんではおられないようです。
猫好きの方はもちろん、むしろそれほど好きではない、あるいはそれほど関心がないという方にもいらしていただいて、猫について、とりわけ人の社会における猫の存在について、疑問に思っていることを遠慮なくぶつけてほしいとおっしゃっていました。
「科学技術と社会を考える」市民科学研究室にふさわしい、「ヒトと他種生物との関係を根本から反省する」機会にできたらすばらしいと思います。

2012年03月25日
市民科学講座Aコース ワークショップ
「東日本震災から1年 ~大手メディア自粛報道の原因究明と克服~」
山本宗補、林衛

東日本大震災のなかでも福島原発震災報道は、大手メディアが政府や東電が発表する楽観論の報道に偏るいっぽう、発災当初から現場に入ったフリーランス・ジャーナリスト報告や原子力資料情報室などによる技術解説といったオルタナティブ・メディアからの情報発信が大きな役割をはたしました。
大手メディアが公式見解を伝えるだけで手一杯になる「発表ジャーナリズム」はなぜ生じてしまったのか、メディアを批判的に吟味し、活用するために、あるいは市民自らも情報発信していくために、メディアや科学に関するどのようなリテラシーが必要とされるのか。調査結果や体験報告をもとに議論を深めます。

2012年05月12日
市民科学講座Dコース 談話会
「AAAS年会に行こう!」
三輪佳子

科学雑誌「Science」の発行元として有名なAAAS(The American Association for the Advancement of Science:アメリカ科学振興協会)は、1000万人以上の会員数を誇る、世界最大の学術団体です。AAASの活動は、単に科学そのものの振興にとどまらず、世界を視野に入れた教育・科学政策など多岐に及んでいます。
毎年2月、AAASは年会を開催しています。年会は、アメリカ(稀にカナダ)のさまざまな都市で開催され、世界中から5000人ほどの参加者が集まります。また、開催地の市民も多数参加します。各人の科学への関心のありよう・年齢・バックグラウンドにかかわらず、参加すれば何か interesting なことを見つけることができる、サイエンス・コミュニケーションの祭典です。
私は2011年(ワシントンDC)・2012年(バンクーバー)の二回、プレス資格でAAAS年会に参加し、少数ですが記事を書きました。この経験から、「年に一度、海外旅行をするのであれば、ぜひAAAS年会へ」と自信を持ってお誘いできます。
今回の談話会では、「AAAS年会とはどのようなものであるか」はもちろんのこと、「どうすれば参加できるか」「英語力はどの程度必要か」「参加費用を安く上げる方法は」「参加して何が得られるか」など、主に「興味はあるけど参加する価値はあるかな?」と迷っている方々の懸念や疑問にお答えする内容を中心にお話します。「AAASって何?」と思っておられる方のご参加も歓迎します。

2012年05月20日
放射線防護連続勉強会第1回
「ICRPは黄門さまの印籠か?」
田島直樹、小沢洋一、林衛

国際放射線防護委員会(ICRP)というものが、3.11福島第一原発事故をきっかけに、突然私たちの目の前にあらわれました。「ICRPって何?」その疑問は1年がすぎても、いまだに続いています。とくに福島では、ICRP勧告に従ったとされる「参考レベル20ミリシーベルト」を巡って、被災した方々には、除染、避難、残留、帰郷という、運命と試練の選択が課せられています。
いやおうなく放射能・放射線に関心を持たざるを得ない人々のなかには、「ICRPが決めたことを守れば安心できるかも」という期待があるかと思えば、「政府はICRPを守っていない」或いは「ICRPは原発推進派だから信用できない」という不信感もあります。
ICRPを信頼するにしても批判するにしても、お仕着せでない自分たちの問題意識によって扉を開けないことには、先には進めません。「ICRPって、そもそも何?」私たちは素朴な疑問から出発してICRPを理解しようと考えました。
専門家ではない市民の立場から、賛同派からも批判派からも伝えられていないICRPの隠された側面を指摘します。また、難解な記述を市民の言葉で解きほぐしますので、皆さまこぞってご参加ください。普段からICRPについて発言している専門家の方々にも、市井の民からの疑問をお聞きになり討論に参加してくださるよう、こころからお願いいたします。

2012年06月03日
放射線防護連続勉強会第2回
「食品放射能汚染対策―いま必要なことは?」
眞鍋じゅんこ、槌田博

 

2012年06月16日
放射線防護連続勉強会第3回
「今中哲二さんを囲んで共に考える 汚染状況/健康影響/防護のあり方」
今中哲二

 

2012年06月17日
市民科学講座Dコース 談話会
「”バイオ化する社会”を考える」
粥川準二

医療社会学や医療人類学では、これまで医療の管轄ではなかったものごとが医療の管轄下に入ることを「医療化(medicalization)」といいます。近年では、医療に生物学、とくに分子生物学や発生学の知見が応用され初めており、そのことによる人間や社会の変容を「生物医療化(biomedicalization)」と呼ぶ論客も登場してきました。
しかしながら僕は、近年の先端医療、とくに生物医療(バイオメディスン)と呼ばれるそれらは、医療という範疇を大きく越えているか、もしくは医療という役割を果たすことに失敗していることに気づきました。つまり生物医療化には、医療化というよりは「脱医療化」とも呼べそうな側面があるのではないか、と。
そこで僕は、これまで生物学の管轄でなかったものごとが生物学の管轄下に入っていくこと、そのことによる人間や社会の変容を「バイオ化(biologization)」と呼ぶことにしました。
そうした問題意識の下、月刊誌『現代思想』で、脳科学、幹細胞、抗うつ薬、腰痛についての論考を公表しました。それらをまとめ、さらに生殖補助医療技術などについて書き下ろした論考を追加して単行本にしようと思っていたとき、東日本大震災が起きてしまいました。そのため当初の計画を大きく変更し、急遽、地震・津波・原発事故についての論考をゼロから執筆し、今年4月10日に『バイオ化する社会 「核時代」の生命と身体』(青土社)を上梓することができました。
談話会ではこの本で書いたことを中心に、〝バイオ化する社会〟もしくは〝社会のバイオ化〟という現象、その本質と問題点について、みなさんと議論したいと思います。

2012年06月24日
市民科学研究室 総会記念講演
「『リプロダクションの社会学』から何が見えるか ~とくにテクノロジー・リプロダクション・社会の関係に焦点をあてて」
白井千晶

 

2012年07月03日
市民科学講座Dコース 談話会
<シリーズ「語る+聞く リプロダクションのいま」第1回>
冨田江里子

フィリピンで無料の助産所「バルナバ・マタニティクリニック」を開設して、寄付金や支援物資をもとに活動をおこなっている冨田江里子さんをお迎えし、お話をうかがいます。
クリニックに来るのはどんな人? ゴミ山で暮らす人びとの生活は、私たちは、どのようにつながっているんだろう?「支援」って何だろう?……じつは、フィリピンを知ることは、私たちの生活を知ること。年に1度の機会です。ぜひ足をお運び下さい。

2012年08月11日
市民科学講座Dコース 談話会
「動物実験」
東さちこ

 

2012年08月18日
市民科学講座Aコース
「実験動物の保護のために日本が変わらねばならないこと」
東さちこ

医科学研究や、医薬品・化粧品などの製品開発に必要とされる動物実験。
私たちの生活に深く関わる「科学」であるにもかかわらず、そこで犠牲になる動物たちに対する社会の関心はそれほど高くありません。
欧米諸国が実験動物を保護するための法規制を設けているのとは対照的に、日本は先進国で唯一、そういった制度を設けていない国でもあります。
動物愛護法の改正が予定されている今年、実験動物をめぐる「科学」と社会のあり方について一緒に考えてみませんか。

2012年09月17日
市民研ミニワークショップ
「知られざる研究問題『薬学部6年化』~薬剤師って何?薬学って何?大学って何?~」

2012年09月22日
市民科学講座Aコース
<シリーズ「語る+聞く リプロダクションのいま」第2回>
「AIDで生まれるということ ~加藤英明さんに聞く~」
加藤英明

男性不妊で子どもが生まれない夫婦を対象に、非配偶者間人工授精(AID、DI)が実施されて60年になります。生まれた子どもは3万人とも6万人とも言われています。夫婦のほとんどは周囲にも当の子どもにも隠していました。
その結果、出生にまつわる事実を知らないDI児(AIDで生まれた人)が多く、大人になってから何らかのきっかけで知ることになった人は、情報も当事者との出会いも閉ざされてきました。
親子の信頼関係が崩れたり、深い欠損感に襲われたり、出自を知ることができなかったり、DI子はさまざまな困難に直面しています。諸外国では、法制度が整備されつつありますが日本には日本産科婦人科学会のガイドラインがあるだけで、法律も、子どもの求めに応えうる制度も整備されていません。
第三者が関わる生殖技術が、技術的にはいかようにも可能になった現在、生まれた当事者はどのように感じ、社会や医療に何を提起するのか、じっくりとお話を伺いたいと思います。

2012年10月19日
市民科学講座Dコース 談話会
「3.11以降のエネルギー政策を考える」
馬上丈司

千葉大学で公共政策論(エネルギー政策)の非常勤講師をなさっている馬上丈司さんをお招きし、原発事故後の日本のエネルギー政策のありかたについてお話いただきます。
レクチャーの内容は、
・現代に至る日本のエネルギー政策史概説
・わが国のエネルギー資源消費の実態
・3.11以降のエネルギー政策
この3点になる予定です。
特にご専門の自然エネルギー/再生可能エネルギーの可能性や課題に関しては、貴重な示唆をいただけるものと思います。
3.11以降、原発の廃止や代替エネルギーに関する議論が活発になっています。関心のある方はぜひご参加下さい。

2012年12月01日
市民科学講座Aコース
<シリーズ「語る+聞く リプロダクションのいま」第3回>
ワークショップ「新しい出生前検査について考える」
渡部麻衣子

8月下旬より「新しい出生前検査」に関する報道をよく耳にするようになりました。
今、話題となっている検査は、妊婦の血液中に流れる胎児のDNA断片を用いて胎児の染色体数を確認する検査法で、染色体数の異常を非常に高い確率で同定することができる、というものです。
妊婦の血液中に胎児のDNAが存在するということが報告されたのは1997年のことです。以来10年以上の歳月をかけて続けられてきた研究成果のひとつが、この検査なのです。
しかし、技術的な可能性や神秘性と、社会的な妥当性、必要性との間には乖離があります。頻発する報道の背景には、特定の障害を対象として、このように簡便な検査が登場することを「どのように受け止めてよいかわからない」という社会心理が反映されているようです。
今年10月5日には、倫理的な問題を懸念する日本産婦人科学会からの要請に応じる形で、臨床応用の延期が決定されました。今まさに、「新しい出生前検査」について、考えること が求められています。
しかし、私たちは、一体どこから、この問題について考えていけばいいのでしょうか。
ご報告では、出生前検査一般の普及がいち早く進んだイギリスを事例としたこれまでの検討をふまえて、みなさんと考えてみたいと思います。

2012年12月02日
市民科学講座Aコース
「放射線教育は誰のためのものか? ~汚染と被害の実態に向き合う教育を~」
羽角章(神奈川県立川崎高校)、林衛、瀬川嘉之

「福島第一原発事故のことに一切ふれない放射線教育って、何なの?」―文科省が発行した放射線教育のための副読本をみて、誰もがこの疑問をいだきます。
子どもたちに、現実を直視する目を養い、自ら問題解決にあたる力を身につけてもらうのが、教育の目的だとすると、原発事故による汚染の実態や健康影響への懸念に子どもたちなりに向き合い、原子力利用のあり方を自ら問うていくことを可能にする放射線教育でなければならないはずです。
この講座では、「なぜ社会的視点を欠落させた放射線教育がまかり通るのか」を考察し、教育現場や市民活動の場で小中学生や高校生を相手に原子力や放射線の問題を扱ってきた実践者からの報告を交えて、今後の放射線教育のあるべき姿を参加者とともに描き出します。

2012年11月5日
市民科学講座Dコース 談話会
『ウクライナは訴える』制作者のお話をうかがう集い」
山内太郎

NHKのETV特集「シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 第2回 ウクライナは訴える」を観て、番組制作にまつわる様々な思いを制作にあたったスタッフの方からうかがい、参加者とともに低線量被曝問題にどう取り組むべきかを考えます。

 

 

2011年

2011年01月08日
第4回 市民科学談話会
「環境の仕事とは?~コンサルティングの仕事からみえるもの~」
石塚隆記

環境の仕事って何だろうか? 講師は環境コンサルティングの仕事において、行政、企業、研究機関、それに市民団体が行っている環境の仕事と関わりあいを持ち続けています。
談話会では、コンサルティングの仕事から見えてきた現在の「環境の仕事」を、生活者の視点から見直して見て、これからの社会で求められる「環境の仕事」を議論できたらと考えています。

2011年02月20日
市民科学講座Cコース「味噌づくり講座」

 

2011年03月19日
市民科学講座Dコース 談話会
「『笹本文庫』の設立を祝う会」
太田成江
共催:在韓被爆者問題市民会議

笹本征男さんが亡くなって3月20日で早くも1年になります。
このほど市民科学研究室に彼が収集した資料や出版物などを収めた「笹本文庫」が設置されました。また、彼の遺志を継いで市民科学研究室・低線量被曝研究会ですすめてきた研究が報告書『原爆調査の歴史を問い直す』(270ページ)としてまとまりました。
この文庫を閲覧し、報告集を受け取ったのち、彼の人柄や功績を思い返す一時を過ごしたいと思います。また、ここでは参加した皆さから一言づつ彼に対する想いを述べていただきたいと思います。

2011年04月29日
緊急ワークショップ
「震災後の世界で何をするか ~科学コミュニケーションの役割を問う」
榎木英介

2011年3月11日以降、未曾有の規模の被害と社会的影響をもたらした東日本大震災。
科学・技術と市民社会の橋渡し、或いはある分野の専門家と非専門家の橋渡しをするべき場としての科学コミュニケーションは、震災当日以降今に至るまで、何ができたでしょうか?そのことが、科学コミュニケーションの内部で喧しい議論の種になり、またこの事で社会からも大小の批判が出ています。
サイエンスキャラバン311や、twitter及びブログ等での個人レベルの情報発信、サイエンスメディアセンターなどの取り組みはあるものの、まだまだできることがたくさんあるのではないか。
これらの点に関して、今回は科学技術政策ウォッチャーとしてご活躍で、病理医としても日々ご奮闘の榎木英介さんをお迎えし、研究者や科学コミュニケータの、緊急時や復興時における社会貢献のあるべき姿に関して、ワークショップ形式で議論する場を設けました。

2011年05月08日
スライドトーク
「三陸と東京湾の漁師町 大震災以前の姿から」
眞鍋じゅんこ、鴇田康則、斉藤高根

3月11日の大震災と津波で、壊滅的な被害を受けた太平洋岸の漁村。そこにはどんな生活があったのでしょう。
長年日本の漁村や過疎村を巡り歩いた私たちの記録の中から、被災以前の姿と現状、そして今後の課題をご紹介します。

2011年05月10日
緊急セミナー その2
「放射線リスクのとらえ方・減らし方~汚染の長期化をみすえ、妊婦と子どもへの対策を考える~」
上田昌文
共催:babycom

福島第一原発の事故が長期化し、避難や屋内待機の範囲も拡大する恐れがあります。
シーベルトやベクレルという単位を用いた汚染のデータが刻々と私たちの耳に飛び込んできていますが、それらをどうとらえて的確な対策に結びつけるのかが示されないまま、「ただちに健康に影響するものではない」などと繰り返され、市民の間には不安が広がる一方です。
この講座では、特に妊婦さんや子どもへの影響に焦点をあてて、放射線リスクのとらえ方の基本を解説しつつ、多くの人が抱く不安や疑問をにどう対処できるかを、参加者の皆さんと一緒に考えます。

2011年05月29日
スライドトーク
「震災発生時、コミュニティFMは情報を発信していた」
佐々木健二

防災、災害放送の側面を持つコミュニティFM。東日本大震災発生時、ライフラインが壊滅しても地元密着の情報を発信していたコミュニティFMは、どんな状況で放送し、どんな役割を果たしたのか。
コミュニティFM局をめぐりながら、たくさんの被災地を訪れ物資とメッセージを送り届けてこられた(株)ジンケトリオの佐々木健二さんをお招きして、青森県から茨城県までの被害状況報告を交えながらご紹介し、今後発生するかもしれない災害に役立てていただければと思います。

2011年07月01日
第38回 市民科学講座/シリーズ・東日本大震災(その6)
「大震災と水インフラ ~今後の防災・危機管理をみすえて~」
滝沢 智、玉真俊彦、山本有孝

東日本大震災によって、上下水道のインフラが甚大な被害を受けました。沿岸部の水関連の施設(特に下水処理場)は、津波による衝撃や水没が原因で、機械や電気設備が破壊され、処理機能が完全に停止するという事態が生じました(現在もそれが引き続いている被災地があります)。また埋立地をはじめとする地盤が軟弱な地域では、液状化が発生し、水の輸送機能が失われた所があります。
今回の講座では大震災における上下水道の復旧プロセスを検証しながら、水インフラの仕組みの現状と問題点を整理します。今後の防災・危機管理のために、国内外の参考事例を紹介し、取り組むべき課題を明確にさせます。

2011年07月29日
第39回 市民科学講座/シリーズ・東日本大震災(その7)
「とことん知ろう!セシウムのふるまい ~被曝の最小化、今後の汚染対策のために~」
上村光弘、上田昌文

福島第一原発の事故によって、半減期30年の放射性セシウムが、原発周辺地域はもとより関東や東北も含めて広い範囲に降り注ぎました。多方面に手を尽くして、被曝を最小化し、汚染の広がりを抑えていかねばなりませんが、そのためにはセシウムの環境中でのふるまい方をしっかりと知っておくことが重要です。
土壌、水、河川や海、動植物、そして人体……セシウムの物性と環境の条件がどうからんで、そのふるまいが決まるのかについて、最新の専門的知見をとりまとめ、実用に資するよう、わかりやすく提供します。

2011年09月20日
市民科学講座Dコース 談話会
「鉄ちゃん介護士の都市計画論 ―バリアフリーの意外な敵?」
吉野朝哉

介護の仕事をしている吉野朝哉君は、元来「とりたてて鉄道マニアではありません」でしたが、身体障害をおもちの利用者さんのなかに「鉄道少年」も複数いるところから、「話題づくり」のために鉄道関係の本をよく読むようになりました。鉄道関係の本といえば、僕も『坊ちゃんはなぜ街鉄の技師になったか』なんていうのをもっていますが、彼が最近読んだのは、『鉄ちゃん・鉄子の乗り鉄バイブル』という、「いかにも」なタイトルの本でした。「乗り鉄」とはいいながら、鉄道マニアが普通なかなか目をつけない「構築物」についてもくわしく説明しているのが特徴らしく、駅は地上駅・高架駅・地下駅の3種に分類され、地上駅はさらに4種に細分されるなどということを、彼独特の味のある手書きイラストで僕にも紹介してくれました。
そんな本を読んでいるうちに、「こんな駅だったら車いすを使う人にも移動が楽だろう」などと考えるようになり、彼の目は、地元である京成大久保駅をはじめ、さまざまな路線のさまざまな駅にむけられるようになります。大久保駅(ほかに東急大井町線等々力駅など)はすばらしいと彼はいうのですが、それは必ずしも地元びいきではなく、駅舎と線路とが同じ高さにある「地平駅舎」であるので、エレベーターもエスカレーターもなくホームのスロープだけで、大変安価に車いすでの通行を可能にしているからだ、というのです。バリアフリー化が安価にできるのは鉄道会社にとっても得策であるはずですが、なぜほかの駅ではそのようなことが容易にできないのでしょうか。
「上った場所は下りなくてはいけない」というごく当然のことについて、鉄道会社は一体どう考えているのか、本当に彼のいうとおり「鉄道会社は(なんか余計なことをして?)もうけることばかり考えている」のか…といったことについて、吉野君と杉野とが「対談」したうえで、出席したみなさんにも一緒に考えていただきたいと思います。
反論もきっと出ることでしょう、いやむしろ出た方がおもしろいですね。それもふくめて、みなさんそれぞれの、居住地や職場、あるいは観光地での体験などもまじえて議論ができれば楽しいですよね。(吉野さんの友人の杉野実さんより)

2011年10月22日
市民科学講座Dコース 談話会
「薬に食べ物が悪さする? ~高血圧の薬とグレープフルーツの相互作用~」
横山雅俊

いわゆる3大成人病…癌、脳卒中、心臓病…のうち後2者に関係する病気が、「死の四重奏」と呼ばれる生活習慣病…糖尿病、高脂血症、肥満、高血圧…のうちの一つ、高血圧です。その治療に使われる薬の一つに、”Ca 拮抗薬(→、実はやや奇妙な名付け方をしている)”こと電位依存性カルシウム受容体遮断薬があります。
ところで、この Ca 拮抗薬の効き目が、飲食物の摂取で強められうることが以前から示唆されています。グレープフルーツを食べたり、そのジュースを飲んだりすると、降圧薬の効き目が強く出過ぎるというものです。その実態は、グレープフルーツの果実に含まれるフラノクマリン類が、酵素の一群シトクロム P450 の 3A4 型(CYP3A4)に結合することで、その代謝を阻害することにより、血中の薬物濃度が上昇するためと考えられています。
今のところ、グレープフルーツジュースとカルシウム拮抗薬の相互作用により血圧が上昇して健康被害が生じたという事例の報告はありませんが、そのリスクの存在は、実は以前からいわれ続けてきました。
そのあたりの話を包括的に、時々寄り道しながら、のんびりとお話してみたいと思います。

2011年10月29日
市民科学講座Dコース 談話会
「2部構成で語る 温泉地学と地震学 ~第1部:温泉および地震の話(講話+質疑)
   +第2部:大震災後の防災とエネルギー問題(議論を主に)」
石坂信之

第1部:泉質など温泉に関わる疑問をすっきり整理し、温泉とのかかわりを江戸時代から現今まで眺望してみます。また、いろいろな興味がある方のために、楽しむためのお話と、ありのままの温泉の現状をお伝えします。
第2部:阪神淡路大震災から東日本大震災まで、地震をどう捉えどう対処してきたか、研究と行政のアプローチを概括します。さらにそのアプローチの限界と今後を考察し、第2部のベースとして橋渡しできたら良いと思います。

2011年11月11日
第40回 市民科学講座
「技術者からみたエネルギー有効利用の鍵 ~新しいエネルギーシステムを学ぼう!~」
栗原武雄

資源エネルギー消費上昇の主要因は、民生部門です。原発停止や化石燃料の枯渇などによる電力供給面でのリスクを考慮すれば、家電製品の省エネはもちろんのこと、低炭素化社会を実現するには、新エネルギーを利用する以外、現実的解決策がありません。
その代表的解決策として、「家庭用太陽光発電システム」、「太陽熱給湯・冷暖房・発電システム」、「地中熱給湯・冷暖房・発電システム」について、技術的観点からその実現可能性を検証し、今後を展望します。

2011年12月11日
子ども料理科学教室
「土鍋で美味しくご飯を炊く秘訣」

私たちは毎日のようにお米を食べています。大半の人は炊飯器を使って炊いているのでしょうが、じつは土鍋だけを使って、ともてふっくらと美味しく炊きあげることができます。でもそれには、簡単だけれどいくつかの技がいるのです。
お米の粒は何からできているのか? お米はどれくらい水を吸ってふくらむのか? 火加減、水加減、研ぎ方、蒸らし方のポイントは?なぜそうするといいのか?
美味しく炊きあげる技術のうらにある理屈を、実験をとおして明らかにします。

 

 

2010年

2010年2月28日(日)
味噌づくり講座 2010
毎年恒例の手作り味噌の講座を2010年も行います。

2010年6月12日(土)
総会イベント
「求められる住宅環境革命~市民科学はそれにどう寄与できるか」
上田昌文

ここ4ヶ月ほど内々にすすめてきた、「住宅問題研究会」(仮称)のメンバーによる発表と鼎談という形にすることになりました。この研究会は、日本の住宅政策を根底的に見直し、市民があたりまえに幸せに住まうことのできる条件(資産、都市計画、長寿命化……等多面的・総合的に)を提示し、実践にむけてのネットワークを築いていくという、いわば「住宅環境革命」をすすめようという意図で立ち上げられました。
メンバーは現在は、『亡国マンション』の著者の平松朝彦さん”300年住宅”作りをすすめる「福永博建築研究所」の若い所員である鎌田功さんと私の3人ですが、6月12日にはじめて、この研究会の目指そうとしていることを系統立てて、皆さんにお話することになろうかと思います。

2010年7月14日(水)
フードマイレージセミナー
「持続可能な畜産について考える」
大地を守る会 広報室長 大野由紀恵(ゲスト)
大地を守る会 畜産水産グループ長 吉田 和生(ゲスト)
山形村短角牛肥育部会長 下舘 進(ゲスト)
NPO市民科学研究室 代表 上田昌文

ゲストに、有機野菜宅配のパイオニア、大地を守る会 広報室長の大野さんと畜産水産グループ長の吉田さん、そして大地を守る会でしか買えないお肉、
山形村短角牛の生産者(肥育部会長)下舘さんをお迎えし、フードマイレージをきっかけに、日本の畜産をとりまく課題に触れながら、持続可能な畜産について、参加者の皆さんとのディスカッションも交え、考えを深める会です。

2010年9月25日(土)
市民科学談話会
「ミネラルウォーター、大豆、牛肉のフードマイレージを考える」
上田昌文
リビングサイエンスラボがここ1年ほどですすめてきた調査内容を市民研の上田がまとめて話します。少人数で、夕食をとりながらの談話会です。

2010年10月6日(水)
市民科学講座
代替医療はトリックなのだろうか?
〜相補・代替医療及び統合医療の現状と問題点〜
小野 直哉

近年、国外では医療財政や産業、及び健康増進や予防の側面から相補・代替医療に興味が持たれています。将来自国の医療費を節減したり、産業を創出したりする知的財産戦略の一環として、相補・代替医療の研究や、統合医療モデルの模索が行われているのです。一方国内では、翻訳書『代替医療のトリック』の出版や疑似科学批判に伴う、相補・代替医療に対する懐疑的見解も議論されています。このたびの市民科学講座では、国内外の相補・代替医療及び統合医療の現状を解説し、問題点について参加者と共に検討します。

2010年11月27日(土)
市民科学談話会
「『美味しんぼ』と”食の安全”を語る」
杉野実

「漫画」と「食の安全」は、かなりはっきりと区別する、つまり前半で「漫画」、後半で「食の安全」、という方式でいきたいと思います。また全体として、わたしがひとりでしゃべるのではなく、話の途中でご出席のみなさんにもどしどし発言していただくようにしたいと思います。

2010年11月13日(土)
市民科学談話会
「補聴器を使う生活とは?」
瀬野豪志

現在の「補聴器」は、電話の技術を応用した携帯型の電子機器です。補聴器のような「携帯する電子機器」は、どのようにして生まれてきたのでしょうか。
20世紀に誕生した補聴器は、当初、聾者が社会参加するための技術として聾教育の現場に導入されました。しかし、ユーザーからの抵抗に遭い、個人的な生活のなかでは使用されませんでした。その後、聴力検査が実施されるようになり、「難聴」医療が制度化するとともに、小型の「個人用」補聴器が主流になっていきました。
今回は、こうした補聴器の歴史をふまえながら、福祉工学の「ノーマライゼーション」をめぐる科学技術とユーザーの関係の問題をお話します。音響科学者、電話会社、医療関係者、聾教育者、補聴器のユーザーが関わりあうことによって、補聴器のあり方が変容してきたことを紹介します。

 

2009年

2009年
●特別企画
「元気見っけ!ラリー」(12月20日)
12月20日(日)に「がん予防・子どもプロジェクト」として「元気見っけ!ラリー」を実施しました。
ちらしはこちらから→ チラシ表 / チラシ裏
プロジェクトのページはこちら→■

●特別企画
「中古民家主義への誘い」(11月29日、12月12日)
年末の市民研事務所移転に先立って、天神山オフィスお別れ企画「中古民家主義への誘い」を実施しました。

チラシはこちらから→■
●特別企画
「サイエンスアゴラ2009での市民研」(11月2~3日)
次の3つのイベントで企画制作、出演、登壇などを担当しました。
・語り場~新たなひろがりをもとめて~
・本音で語る「大学とは何か」
・最新技術から社会を考えるロールプレイ

チラシはこちらから→■

●市民研秋合宿
「茨城県守谷市での農業体験」(10月24~25日)
宿泊先:古民家の宿「松本亭」
案内人:小林一朗さん
参考リンク:
茨城県南有機農業映画祭, 日本持続可能社会新聞, 青空市場@守谷(準備会)

参加費:つくばエクスプレス運賃、食費、宿泊費などすべてを含んで1万円以内
参加定員:10名(希望者は市民科学研究室に連絡のこと)
守谷市で有機農業を始め、ファーマーズマーケットや有機農業映画祭も立ち上げている、小林一朗さんを訪ねます。有機農業の現場を案内していただきながら、農作業の一部を体験します。市民科学研究室で来年に実施しようと準備をすすめている「農林水産業の再生のために都会人ができること」(仮題)という連続講座の構想を錬るための集いでもあります。有機農業や食の問題に関心のある方にもぜひ足を運んでいただきたいと思います。
●特別版・市民科学講座
“素人”の科学研究 あるいは 科学の“民主主義”
~排泄介護・携帯電話・“その他”を題材に~ (10月5日)
子どもの頃は夏休みの自由研究を手がけたこともあったのに、大人になると「研究は学者がするもの」「勉強は学生がするもの」なんて思うようになります。政治の世界ではつい最近、「素人の参加」(=民主主義!)で変化がおこったばかりですが、科学の世界ではそういう“民主主義”の可能性はないのでしょうか。ここでは社会科学研究者(とその友人の介護師)が専門外である工学と医学の領域に「もの申した」一部始終と“その他”を報告します。

◆講師:杉野実さん
協同組合、NPO、市民運動の研究者。1966年生。大学常勤講師を目指し奮闘中。著書に『インド製糖協同組合の発展と思想』(筑波書房2005)、論文に「市民運動の論じられ方」(『ロバアト・オウエン協会年報』2009)など。経済学部出身ながら、素粒子、微生物、天体などを好み、「文武両道」を標榜する。

●第32回市民科学講座
科学コミュニケーションに何が求められているか ~科学への共感と批判のはざまで~ (9月17日)
科学コミュニケーションの重要性が各所で指摘され、コミュニケーターを養成する事業も推進されていますが、その役割や目指すところが今ひとつはっきりしません。科学コミュニケーションと科学ジャーナリズムは何が共通で何が違うのか? “科学を正しく面白く伝える”ことと“科学の行方を問い、社会にとって適切な営みにしていく”こととはどう関係するのか? 現在なされているコミュニケーション活動の実態(成果、限界、問題点など)をどう整理できるか? コミュニケーターたちへのアンケート調査結果をふまえて、ゲスト講師(1名)と主催側発表者(3名)の問題提起により、参加者全員が密な議論を交わします。あなたの、科学コミュニケーションへの思いを、ぜひぶつけてください!

◆講師:五島綾子さん (サイエンスライター)
スイス連邦工科大学高分子科学研究所客員教授、静岡県立大学経営情報学部教授を歴任、主要著書:『ナノの世界が開かれるまで』(海鳴社2004,中垣正幸との共著),『ブレークスルーの科学』(日経BP社2007、パピルス賞受賞)、監訳『ナノ・ハイプ狂騒』(D.M.ベルーベ著、みすず書房2009)。『市民科学』に「科学技術コミュニケーションを問う」(09年1月~)を連載中。

主催側発表者:
上田 昌文(市民科学研究室)
古屋(平松) 絢子(東京大学公共政策大学院)
吉澤 剛(市民科学研究室、東京大学公共政策大学院)

科学コミュニケーターからの発言 (事前に依頼した/希望した、数名を予定)

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アンケート用紙はこちらから→■

●第31回市民科学講座
子どもを産むという選択~現代日本の未妊・不妊・高齢出産事情~(7月16日)
少子化ではあっても、女性たちの心の中で子どもは希少な存在として関心を集め始めています。しかし、問題は「いつ産むか」です。今、若い女性にはやらなければならないことはたくさんあり、しかし人生の中で出産できる時間は限られています。人間の女性の生殖機能は、10歳代の後半から出産し始め、10人弱を出産して40代中頃になくなっていくのが原形です。身体と頭の「産みたい時期」がどんどんずれていく現代。このジレンマは解決できるのでしょうか。

◆講師:河合 蘭さん (出産ジャーナリスト)
1959年生まれ。妊娠・出産・育児情報「REBORN」代表。イメジェリー(イメージトレーニング)のクラス講師(東京・杉並区ファン助産院及びREBORN定期クラス開催) 。国立大学法人東京医科歯科大学講師、茨城県立医療大学講師、日本赤十字社助産師学校講師。著書『助産師と産む-病院でも、助産院でも、自宅でも』(岩波ブックレットNo.704)、『未妊-「産む」と決められない』(NHK出版生活人新書)、『お産選びマニュアル-いま、赤ちゃんを産むなら』(農文協)など。新聞や雑誌への寄稿も多数。

チラシはこちらから→■
●【番外編】「低線量被曝研究会」公開学習会
長崎原爆 投下の経過を再構成する (7月20日)
1945年8日9日を中心に長崎原爆投下の経緯を、最新の公開情報を生かした研究成果から、構成して説明します。テニアンから、天候の都合で屋久島を経由したボックスカーは、小倉攻撃を3度試みながら前日の空襲の煙と、日本軍による迎撃をさけるため、長崎に向かいます。長崎も曇っていたためレーダーだけによる攻撃を実行します(通説の目視攻撃はまちがい)。前後の話題として、風船爆弾によるプルトニウム生産工場を停電に追い込んだこと。8月8日まで長崎型原爆の調整がおわらなかったこと。広島攻撃では乗務員が捕まった場合の対策として、自決用青酸カリを用意していたこと、などにも触れます。さらに、テレビでよく見る長崎原爆投下直後の映像を、カットの順番を独自に修正したものをお見せします。(3分間)その際、どちらの方向から撮影しているかも判明しました。今までの長崎原爆投下のイメージは大きく変わると思います。

◆講師:桑垣 豊さん(近未来生活研究所)

チラシはこちらから→■
●第30回市民科学講座
「携帯電話電磁波から子どもを守ろう!~専門家たちから続々とあがる、脳腫瘍リスクの警告をどう受け止めるか」(1月29日)
米国議会の公聴会、欧州議会の議決、国際専門家会議の「ヴェニス決議」、ロシア非電離放射線防護委員会の勧告など、権威ある機関から携帯電話への警告が続々とあがっています。米国の最新取材報告を交えて、タバコやアスベストにも比すべき問題になりかねない「携帯電話と脳腫瘍」にメスを入れ、対策を論じます。

◆講師:上田 昌文 (市民科学研究室・代表)+矢部 武 (ジャーナリスト)
< 矢部武さんプロフィール>
米紙「ロサンゼルス・タイムズ」東京支局記者等を経て、現在フリー。滞米生活15年以上。独自の取材網を駆使しての米国レボートには定評がある。著書に『少年犯罪と闘うアメリカ』『セカンドチャンスを与える国アメリカ』(以上、共同通信社)『人種差別の帝国』(光文社)『アメリカ病』(新潮新書)『医療マリファナの奇跡』(亜紀書房)など多数。『月刊 現代』2008年10月号に「警告レポート 携帯電話で腫瘍ができる」を発表。
●【番外編】シンポジウム
「坂下栄さんのとりくんでいたこと」  (2月15日)
チラシはこちら→■(表) ■(裏)
●【番外編】ワークショップ
恒例!味噌づくり講座2009 (2月8日)
内容: 詳しくはこちら→ ■

 

2008年

2008年
●【番外編】ワークショップ
『科学技術の地平線~市民からのイノベーション 発案』 (11月24日)
日時:11月24日(月)午後1時~2時半
場所: 未来館会議室3<7階> 「サイエンスアゴラ2008」で実施
内容:
超高齢化社会、環境の危機、食料やエネルギーの高騰……といった日本の将来像に関わる大局的データと、近年の技術開発やイノベーションの動向データを手がかりに、市民科学研究室が開発した「技術評価のためのマッピング」手法を用いて、参加者が時に小グループに分かれ、どんな技術が本当に望まれるのかについて想像力を存分に発揮して、具体案を作りだしていきます。積極的な参加や大胆な想像を引き出すための、絵画を用いた、あるいは演劇的手法を用いた表現を取り込むことも予定しています。8名1グループで全体で5グループ(40名)の参加型ワークショップです。
●第29回市民科学講座
「耐震補強の現状を知る~東大地震研での見学&セミナー~時代とともに変わる耐震基準 愛着のある建物や町を私たちはどう守る」(9月13日)
あまりにも多いπ確定要素の中で、私たちは被災への備えに実感を持てずにいます。予知・耐震・免震……研究の最前線を知り、生活との接点を探ります。

主催:ぱぱっと会議@元町公園
共催:NPO法人市民科学研究室
協力:東京大学地震研究所 地震予知情報センター アウトリーチ推進室
文京の文化環境を活かす会、駒込大観音ほおずき千成市
●第28回市民科学講座
「戦時下の科学――ドキュメンタリー『よみがえる京大サイクロトロン』を見て」(8月2日)
戦時期日本でも原爆の研究をしていた。戦後、原爆研究とのかかわりからGHQに破壊されたはずの実験装置の一部が、ひそかに京都大学に残されていた。この話を丹念に追ったドキュメンタリーを見て、戦争・原爆と科学者の歴史と現在について考えてみよう。
●第27回市民科学講座
農薬の話~食の安全と安心の違い~(6月28日)
講師:西田立樹さん (農薬ネットを主宰)
【講師の西田さんからのメッセージ】
「農薬」という単語を見ない日はないぐらい、なにかと世間をお騒がせしている。
でも、実際問題、みんな「農薬」についてどれぐらい知っているのだろう。見たことも触ったことも学んだことも無い人が多いのでは?
私はそんな疑問を持っています。
自分の持っている知識や経験を伝えることで、みなさんにあらためて食の安心について考えるキッカケになればと思います。
西田立樹 (にしだ たてき) さん プロフィール
大阪出身の39歳。 農薬ネット(http://www.nouyaku.net/)を主宰。
1989年 大阪府立工業高等専門学校 工業化学科卒、 同年 某企業の農薬研究所に配属。
2003年 営業開発部門に異動。現在は農薬の企業間取引および開発業務。
主な研究テーマ:新規殺虫剤・殺菌剤の探索。新規製剤の開発。
所属学会:日本農薬学会  特許:国内外多数
著作:「気になる成分・表示100の知識」(編著)東京書籍
「ダイオキシン100の知識」(共著) 東京書籍
「話題の化学物質100の知識」(共著) 東京書籍 など
●第26回市民科学講座
「インターネットのセキュリティとプライバシー」(5月21日)
講師:高木浩光さん ((独)産業技術総合研究所・情報セキュリティ研究センター 主任研究員)
インターネットを安全に使う正しい方法のことはあまりよく知られていません。世間では「ウイルス対策ソフトを買え」などとよく言われますが、こうした言説の一部には、商業主義によって歪められた嘘が紛れ込んでいることがあります。
この講演では、そうした嘘を暴き、本来の正しい使い方を示すとともに、情報セキュリティ啓発のあり方について議論します。
もうひとつはプライバシーの話題です。「ユビキタス社会」の到来などと言われるように、情報技術の発達により、固有IDによる物や人の自動識別が行われ始めようとしています。この講演では、ICカードや無線LANでプライバシーが損なわれる事例を紹介し、プライバシーを損ねない技術のあり方について議論します。
高木氏はご自身のブログ「高木浩光@自宅の日記」で、ネット社会におけるセキュリティ脆弱性の問題を具体的に詳細に論じ、様々な提言をなされておられます。 この講座は、ネット社会に生きる私たちが心得ておかねばならないことを深く知る、貴重な機会になると思います。
高木浩光 (たかぎ ひろみつ) さん プロフィール
名古屋工業大学大学院博士後期課程を1994年に修了。同大助手に就職した後、1998年に通商産業省工業技術院電子技術総合研究所に転任。2001年より独立行政法人産業技術総合研究所に勤務。情報セキュリティ研究センターに所属し、コンピュータセキュリティの実践的な問題解決に取り組む。
●第25回市民科学講座
「中古民家主義」への誘い ~東京や周辺の普通の家々を覗く(3月15日)
そういえばいつも見かける町の風景の中身って、どうなっているんだろう。そして誰がどうやって住んでいるんだろう。看板建築の商店、銭湯の裏側、町工場の内部、町家建築の妙味、住宅街の一戸建て、団地……。重要文化財として後年に残されそうもない、庶民が住むその辺の「中古民家」に魅せられて、写真と図面と文章で記録を重ねてきた眞鍋じゅんこさんと鴇田康則さん。それらの記録をまとめた眞鍋さんの新著『中古民家主義』に収められた、あるいは収めきれなかった「美しい普通の家の数々」を、スライド・トークで紹介します。当日はトークに先だって1時間ほど、本郷や小石川界隈を眞鍋さんたちと巡る「中古民家巡り」も行います。ふるってご参加下さい。
●第24回市民科学講座
体験型ワークショップ 「東京直下型地震~あなたはどう備えるか?」(2月23日)
東京で阪神淡路大震災と同規模の地震が発生すれば、この大都会はどうなるか? 東京に住むあるいは東京で働くあなたはどうするか? 地下鉄やエレベーターに乗っている最中だったらあなたはどうなるのか? 最悪の事態を想定して対策(国、自治体、会社、地域、個人などあらゆるレベルで)を立てねばならないはずだが、あなたはそもそもその最悪の事態を想像できるか? 都内全域で600台の消防車しかない中で、行政からの救助・救援の手があなたにまで届くと、あなたは本当に考えるのか?
このたびの講座では、特に企業に対して首都圏直下地震に備えた危機管理体制づくりと啓発・教育の指導にあたってこられた矢作征三さんをお招きして、参加者とともにワークショップ形式で、具体的で身近な対策を考えます。そのために、午前中から参加できる10名ほどの「事前体験調査隊」(仮称)を募り、池袋の防災館で震度7などを体験し、その後、街を歩きながら“震災・要チェックポイント”を自ら見定めながら集会会場まで向かい、集会での簡単な報告につなげるべく、体験をまとめます。矢作さんとのワークショップにおいても、「瓦礫に埋まった人をどう救い出し、手当てするか」といった救出・救護のポイントを実演で紹介するなど、具体的で実用的な対策を学べるようにします。簡単な疑似的体験で地震の被害と混乱の事態を少しでも肌で感じることができればと思います。
<矢作征三(やはぎ せいぞう)さんプロフィール>
一九四四年生まれ。米カリフォルニア州立大学卒業。三〇年間米国系企業にて企画・総務部門を担当、北東アジア地域不動産部ディレクターを経て、二〇〇二年有限会社シー・エム・エス設立。危機管理及びファシリティマネジメントのコンサルタント。首都圏直下地震に備えた危機管理体制作りと社員の啓発・教育を訴えている。事業継続推進機構「BCAO」基礎勉強会副座長、災害救援ボランティア推進委員会「SL―A」、千代田区D―PAC2007メンバー、ファシリティオフィスサービス「FOSC」監事。

●第23回市民科学講座
子ども料理科学教室 「わかる! 使える! 料理の道具たち」(1月27日)
料理で使うさまざま道具を紹介してその使い方を子どもたちに知ってもらうとともに、「なぜその道具を使うといいのか?」をいくつかの実験や観察をとおして科学的に明らかにしていきます。そして、どの道具をどう使うかが決め手になるオリジナルレシピに挑戦してもらいます。調理の裏の立役者である道具たちが、生き生きとしたその個性的な姿を見せてくれるユニークな実験講座です。

 

2007年

2007年1月12日
連続講座
科学技術は誰のために?
『住まいというサービスと消費者』
講師:平松朝彦(サスティナブルマンション研究会代表)

2007年1月26日
連続講座
科学技術は誰のために?
『持続可能なコミュニティへ』
講師:川村健一(サステイナブルコミュニティ研究所所長)

市民科学講座「子どもの心と体の危機と向き合う」(1月28日)
講師:神山潤(東京北社会保険病院副院長)
市民科学研究室とウェブコミュニティbabycomとの共同ですすめている「子どもと脳」の連載の特別企画として、『「夜ふかし」の脳科学』(中公新書ラクレ)の著者の神山潤先生を招き講演会を開きます。アトピー、肥満、慢性疲労症候群、様々な発達障害や学習障害……子どもたちの心と体に生じている様々な異変は、現れ方は多様であっても、どこか共通したものを感じる人は多いのではないでしょうか。子どもの脳の発達に着目して、子どもの心と体の危機の様相をとらえ、今何がなされねばならないかを考えます。子どもたちの心と体の健やかな成長を願う多くの人にご参加を呼びかけます。

2007年2月9日
連続講座
科学技術は誰のために?
『生命科学に言葉はあるか?』
講師:最相葉月(ノンフィクションライター)

2007年2月20日
連続講座
科学技術は誰のために?
『JRは教訓を生かせるか?』
講師:桑垣豊(近未来生活研究所研究員)

2007年3月9日
連続講座
科学技術は誰のために?
『国策から地域自立のエネルギーへ』
講師:飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)

2007年3月25日
シンポジウム
科学技術は誰のために?
~生活者主体の科学技術の評価と適正化をめぐって~
パネリスト(五十音順)
尾澤和美(23区南生活クラブ生協理事)
上岡直見(環境自治体会議 環境政策研究所 主任研究員)
隈本邦彦(北海道大学科学技術コミュニケーター要請ユニット特任教授)
郡司和夫(フリージャーナリスト)
辰巳菊子(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会常任理事)
平松朝彦(サスティナブルマンション研究会代表)
市民科学研究室は、2005年より3年間の研究助成を科学技術振興機構(JST)から受けて、「生活者の視点に立った科学知の編集と実践的活用」というテーマの研究をすすめています。3年目にあたる2007年に、これまでの研究の成果を披露しながら、生活の様々な領域の専門家を招いて多数の参加者ととともに議論する機会を設けることにしました。

2007年2月5日
第1回「市民科学談話会」
場所:市民科学研究室事務所

2007年3月5日
第2回「市民科学談話会」
場所:市民科学研究室事務所

2007年4月8日
『子ども料理科学教室 公開実験その4 ダシの秘密を探る』
進行:市民科学研究室「食の総合科学プロジェクト」メンバー

2007年4月16日
市民科学講座
『人知れず忍び寄る輸入依存型社会の恐怖
-安ければ・効率さえ良ければいいのか? 国際輸送の実態に迫る!!』
講師:渡邉豊(東京海洋大学海洋工学部教授)
現在の日本は、衣食住を海外からの輸入に依存する大量消費型の国となりました。 その結果、外国から危険な状態で輸入されてくるコンテナ貨物も急増し、最近では、 一般市民を巻き添えにする死傷事故も後を絶たなくなりました。そこで私の研究で は、輸入コンテナに対する危険認知能力の優れたトラックドライバーや港湾労働者の 持つ、直感的な危険察知や回避のノウハウを科学的に分析して、最先端認知技術とIT を組み合わせる新技術システムの構築を目指しています。さらに、この技術を用いた 教育研修や現場での社会実験によって、物流現場の草の根から安全レベルを高めてゆこうと考えています。

2007年4月16日~22日(科学技術週間)
サイエンスカフェシリーズでリビングサイエンスを語り合う
2007年4月19日
話題提供者:上田昌文(市民科学研究室)
ファシリテーター:三河内彰子(東京大学総合研究博物館・研究事業協力者)

2007年5月19日
市民科学講座
ICAM作品上映会 ~生命と映像を語り合う~
お話:武田純一郎(ICAM代表取締役会長)
生命科学分野を中心に、医療関係者・研究者向けの学術ビデオや一般向けの 科学教育ビデオの製作で、世界の最先端を行く(株)ICAM。 このたび市民科学研究室がICAM の協力を得て、5 作品を上映して鑑賞し、 武田純一郎さん(ICAM会長)のお話を交えて、参加者とともに科学映画につ いて語り合う機会を設けました。精緻で心を動かす豊かさをもった映像の世界にぜひふれてみていただければと思います。

●第18回 市民科学講座 ITで子どもは守れるか? ~ICタグと携帯電話から考える(6月29日)
講師:江間有沙(東京大学大学院総合文化研究科)、上田昌文
IT(情報技術)を活用し、子どもの安全を確認するサービスが広がりつつある。 PHSや携帯電話を持たせたり、ランドセルや本人にICタグを付けたりして、地域 の安全性に関わる情報を送受信し、本人の居場所や状態を確認するものだ。監視 カメラやICタグなどの防犯機能を備えた自動販売機(街角見回りロボット)も出 現している。背景には「身近にいる子どもたちが何らかの犯罪に巻き込まれるか もしれないという不安を感じる」人が74.1%(内閣府政府広報室「子どもの防犯 に関する特別世論調査」2006年8月、有効回答1,834人)という現実がある。一方 で、たとえば携帯電話を子どもに持たせることに新たな不安を感じる親も多い。 各地でのITを用いた安全確認システムの導入・活用の状況を概観し、私たちが独 自に行った調査事例を紹介して、今この技術をどうとらえ、どのように生かして いくべきなのかを、参加者とともに考えたい。

科学コミュニケーター・サマーセミナー2007 東京事前研究会・説明会
「科学映像メディアと市民~TV、インターネット、 映画の生かし方・作り方」(7月21日)
趣旨
科学技術をあつかった映像メディアは、TV 、インターネット、映画など様々な広がりを見せています。科学技術へのリテラシーを高め、市民生活との関わりの点からその特徴や問題を的確に知った上で、メディアを利用・改善していくためにはどうすればよいのか-それをこの講座では、作品の上映を交えながら製作に関わっている人たちからの報告をもとに考えます。 もちろん、受動的にメディアの情報を受け取るだけではありません。8月に富山で実施する、短期集中セミナー(科学コミュニケーター・サマーセミナー2007)に参加すれば、自ら映像作りを企画・実現する方法を身につけられます。そこで、この東京事前研究会・説明会の後半のワークショップでは、富山での実現可能な作品作りを例に、市民自らが映像を作り発信しながら映像メディアと主体的につきあいを深めていく可能性を探ります。

子ども料理科学教室・公開実験講座
「発酵という魔法 ~小さな生き物(微生物)の大きな力を探る~(9月16日)
NPO 法人市民科学研究室は、(独)科学技術振興機構(JST)からの助成を受けてすすめている研究の一環として、「子ども料理科学教室」のプログラムを開発 し、実験教室を実施しています。
・第1弾「小麦からガムができる?」
・第2弾「お米を美味しく炊く秘訣」
・第3弾「野菜の甘さを生かしたクッキー作り」
・第4弾「ダシの秘密を探る」
に続いて、今回は和食の大きな柱である“発酵”に光をあてます。
さまざまな発酵食品を味や匂いをてがかりに分類し、その作り方の謎を、甘酒、 ヨーグルトを実際に手作りしながら探っていきます。酵母をはじめとする微生物の顕微鏡観察や、酵母の育て方の紹介などをとおして、私たちの生活と微生物との深いつながりを一緒に学んでみませんか?

「新しい科学?新しい対話?~ナノテク未来地図の描き方」(10月30日)
発表者:ナノテクリスクプロジェクトメンバー(吉澤剛、白石靖、江間有沙、上田昌文)
市民科学研究室ではここ半年ほどをかけて、ナノテクノロジーに関する「未来地 図」(シナリオマッピング)の作成を手がけてきた。じつに多くの領域にまたが って発展しつつあるナノテクが、ここ10年や20年で社会をどう変えるかを、生活 者の視点からそのシナリオを描く--そのためには、生活者の側と専門家の側と の相互啓発的な対話と、そこからみえてきたものをシナリオに反映させて再度対 話につなげる方法論が必要である。10名を超えるナノテク研究者に行った詳細な インタビューを軸に、リスク研究の最新の動向や、近年ヨーロッパ各地でなされ てきた市民参加や対話の試みにも言及しつつ、ナノテクのよりよい開発/制御/ 受容を促す「未来地図」の描き方を考察する。

『被爆者 空白の十年』から考える  ~日米合同原爆調査は誰のために?(10月19日)
NHK広島放送局が「ヒロシマ特集番組」の一つとして制作した番組『被爆者 空白の十年』が8月6日に中国地方向けに放送されました(全国向けの再放送は9 月24日)。原爆投下後、原爆医療法ができるまでのおよそ10年間、被爆者は医療 や生活援護がほとんどないままに放置され、多くの命が失われるとともに、世間 の偏見と差別にも苦しめられました。番組はその「空白の十年」に初めて本格的 に光をあててるものです。一方で、番組でも浮き彫りにされているように、被爆者はその「空白」の期間 に米国による詳細な医学調査の対象とされてきました。その調査に日本は終始一 貫して大規模に協力しています。私たちはそのことの意味を今一度とらえ返して みる必要があります。今回の市民科学講座では、この番組が提起する問題を受けて、原爆調査の歴史 を検証し、私たちがそこから何を読みとるべきかを議論します。番組制作にあた られたNHK広島放送局放送センター・番組制作局ディレクターの松丸慶太さんを お招きしてお話をうかがい、市民科学研究室・低線量被曝勉強会のメンバーによ る短い報告も交えながら、この勉強会メンバーでもあり、長年この問題を深く追 究してきた笹本征男さんにも随時コメントをいただきます。一人でも多くの方に、 ご参加いただけることを願っています。
松丸慶太さん(NHK広島放送局放送センター・番組制作局ディレクター)
笹本征男さん(占領史研究者)
市民科学研究室・低線量被曝勉強会メンバー

サイエンスアゴラ2007『サイボーグに未来はあるか?~エンハンスメント技術の光と影』(11月25日)
人工感覚器、人工筋肉、福祉機器などを含めた人間の身体への増進的介入(エンハンスメント)技術の可能性と課題を、開発者、生命倫理研究者、社会学者、SFアニメ脚本家などを交えて、多角的に検討します。
主催:NPO法人市民科学研究室、財団法人未来工学研究所
登壇者および所属:
小林宏(東京理科大学工学部機械工学科准教授)
金森修(東京大学大学院教育学研究科教授)
櫻井圭記(プロダクションIG)
磯山 隆(東京大学大学院医学系研究科講師)
ほか2名

 

2006年

2006年1月28日
市民科学講座
『子どもを選んで産むという選択~出生前診断と不妊治療の現状から考える~』
発表:市民科学研究室 「生命操作プロジェクト」メンバー
現在、日本では65人に1人の割合で、体外受精によって赤ちゃんが生まれている。「結婚したカップルの10組に1組は不妊症」と言われる中で、“産むため”の技術の開発や利用は拡大する傾向にある。一方、“(望ましい子を)選んで産む/産まないため”の技術に出生前診断があるが、その社会的受容は“障害の排除”“命の選別”をめぐって争点であり続けている。今回の講座では、妊娠・出産・子育て支援のコミュニティウェブサイト「babycom」が実施した「不妊治療アンケート」(回答者235名)の結果を分析して、この技術の受容の問題点を浮き彫りにする。また、メンバーの一人である渡部麻衣子は、出生前診断の社会的受容が進んだ英国の状況について3年に渡って現地で調査研究しており、そこから明らかになったことを報告した上で、日本の今後を探る手がかりとする。生殖テクノロジーをどう選択すべきかを、参加者とともに考えたい。

2006年2月5日
公開トークサロン『私って健康ですか?』
講師:川嶋朗(東京女子医大附属青山自然医療クリニック所長)
鈴木賀世子(ベビーコム代表)
柄本三代子(東京国際大学人間社会学部専任講師)
主催:未来工学研究所
協力:NPO法人市民科学研究室

子供料理科学教室公開実験その1~おいしいご飯を炊く秘訣~(2月19日)
市民科学研究室は、科学技術振興機構(JST)から助成を受けてすすめている研究の一環として、「子ども料理科学教室」のプログラムの開発と試験的実施を行っている。先ごろプログラムメニューの第一弾として「小麦粉からガムができる?」「匂いってすごいね」「浸透圧マジック」を公開した(『日経Kids +』 2006年1月号)。今回は、親子10数組を主たる対象に、「自力でお米を美味しく炊く」技の取得を軸に、種々の実験を織り込んだ公開講座を開催する。大人にとっても「お米」に対する理解がぐんと深まることを目指している。食育、理科教育、生活と科学のかかわりなどに関心を持つ多くの方々に参加を呼びかけたい。

2006年3月27日
リビングサイエンスフォーラム
『オール電化はほんとうにエコなのだろうか?~IHクッキングヒーターの電磁波調査をふまえて』
発表者:上田昌文(市民科学研究室)…IH電磁波リスク調査の報告
真下俊樹(市民エネルギー研究所)…エコキュートのエネルギー効率を検証する

日本型サイエンスショップを構想する~欧州の事例から考える(4月26日)
講師:春日匠(NPO法人サイエンス・コミュニケーション)、渡部麻衣子+上田昌文(市民科学研究室)
日常出会う問題で、それについてもっと知りたい、解決の手がかりを得たいと思うとき、あなたはどうするだろうか? 科学技術の専門知識がなければそれに立ち向かえないように見えるとき、誰に相談するだろうか? 法律の知識がなくても相談できる「法律相談所」というものがある。科学技術につても同様の試みがあってしかるべきではないか? --そんな役割を担う活動がいま、欧州や米国で盛んになってきている。「サイエンスショップ」あるいはCBR (Community Based Research)と呼ばれる活動だ。たとえば大学に窓口を置いて、専門家チームや学生をコーディネートしたり、授業の中に組み込んで研究調査をしたり、実際に必要な技術開発をしたりする。地域の住民のリクエストに応じて基本的には無料でそれを行う。このたびの講座では、市民の立場に立った科学コミュニケーションの中核ともいうべき「サイエンスショップ」を、日本で根付かせていくために何をなすべきかを、欧州での取材事例を交えながら具体的に探る。

生命操作プロジェクトで宗田聡先生をお招きしてお話をうかがいます(4月27日)
講師:宗田聡先生
生命操作プロジェクトでは先月から着床前受精卵診断についての勉強と調査を開始しました。次回の勉強会では、パークサイド広尾レディスクリニック院長の宗田聡先生をお招きして、メンバーから様々な質問を投げて、専門的な知見を学ぶことにしました。ざっくばらんな雰囲気ですすめるため、参加者の人数10名から15名に限らせていただきます。参加を希望される方は、必ず事前に市民科学研究室事務局までその旨をご連絡ください。

食の総合科学プロジェクトで金丸佐佑子さんをお招きしてお話をうかがいます(5月10日)
講師:金丸佐佑子
食の総合科学プロジェクトでは、私たちの食の基本的な食材を取り上げて栄養や健康面、調理法、生産や流通などの社会的背景などを詳しく追っています(これまで、砂糖、油、大豆、コメを取りあげました)。また「子ども料理科学教室」のための実践プログラムを開発しています。このたびは、大分県で伝承食工房「とうがらし」を主宰されている金丸佐佑子さんをお招きして、日本の食の現状や金丸さんの取り組みなどについて話し合います。
金丸さんプロフィール
大分県宇佐市猿渡で伝承食工房「とうがらし」主宰。高校家庭教師として生徒達と共に25年間、地元の食の調査・記録を続ける。退職を5年後に控えた1996年、先祖の知恵を語り伝承する場として、伝承工房「とうがらし」を設立。その活動は口コミで広がり、学校栄養職員、病院の栄養士らが集って定期的に勉強会や料理教室などを開くまでになった。また地元の短大では非常勤講師として小児栄養学の講座を持ち、学生達への「食育」にも精力的に取り組んでいる。

2006年5月27日
市民科学講座
『開発途上国発、持続可能な社会に向けた世界のうねり』
講師:吉田太郎(長野県農政部農政課)
資本主義か社会主義か。自由市場主義か国家統制か。アナキズムか中央集権か。近代科学か伝統的慣習か。いま、ありとあらゆる二元論が限界に来ている。今の日本のような使い捨て社会に未来はないことはわかっている。とはいえ、いますぐ科学技術を打ち捨てて江戸時代にまで戻れと言っても、それは無理だし、それで豊かな暮らしが実現するとも思えない。だが、いま、途上国では、人々の暮らしに役立つ科学技術を住民とともに開発することで、環境を保護しつつ、経済を活性化するという二項対立を超えたうねりが起きているのだ。この新たな希望の芽のもつ意味をともに考えましょう。

2006年6月24日
市民科学講座
『障害をもった子・人のための支援機器とユニヴァーサル・デザイン』
講師:河野哲也(玉川大学文学部助教授)
近年、コンピュータ科学やロボット工学の進歩によって、障害をもった子やひとのためのさまざまな支援機器(アシスティブ・テクノロジー:AT)が開発されるようになった。他方、あらゆる人の使用を考えたユニヴァーサル・デザイン(UD)という原理も普及し始めている。「万人のための社会」とノーマライゼーションという福祉・教育の中心的理念において、 ATとUDがいかなる役割を果しうるのか、その可能性と問題点を考察する。

2006年7月22日
市民科学講座
『ナノテク化粧品は安全か?』
発表:市民科学研究室「ナノテクリスク・プロジェクト」メンバー(藤田康元、白石 靖、上田昌文)
ここ数年、「ナノ」とか「ナノテク」という名前のついた、シャンプーやワイシャツなどの身近な商品を見かけるようになりました。ナノテクノロジーは1~100ナノメートル(注)程度の極めて小さな世界で発現する性質を利用した革新的技術のことで、現在世界で政府や企業が競って、膨大な予算をその研究開発に投入しています。しかし一方で、人工的なナノ粒子が人体や環境に負の影響を及ぼす可能性も様々な論文や報告書で指摘されています。この講座では、現在普及しているナノテク製品の中でも特にナノ粒子を肌に直接塗布することになる化粧品に焦点を当て、人体毒性や環境リスクの最新の研究を紹介しながら、その安全性検討し、政府や企業や消費者に求められる取り組みを議論します。 (注)1ナノメートルは10億分の1メートル。原子や分子の大きさに相当する。

2006年9月10日
市民科学講座
『子ども料理科学教室 公開実験その2 野菜の甘さを生かしたクッキーを作る』
進行:市民科学研究室「食の総合科学プロジェクト」メンバー
市民科学研究室は、科学技術振興機構(JST)から助成を受けてすすめている研究の一環として、「子ども料理科学教室」のプログラムを開発し試験的に実施しています。第一弾(「小麦粉からガムができる?」「匂いってすごいね」「浸透圧マジック」)、第二弾(「自力でお米を美味しく炊く」)に引き続き、今回は砂糖を使わないクッキー作りに挑戦します。野菜から自然な甘さを引き出す技とその理屈、パンや麺類など多様な用途をもつ小麦粉の性質の検証など種々の実験をとおして、加熱の意味や糖分や酵素の働き、砂糖との適切なつきあい方などを学びます。小学校低学年から中学生までの20名を対象にして実験を行います。理科教育、生活と科学のかかわりなどに関心を持つ多くの方々にご参加いただきたいと思います。

気になる電磁波の影響(babycomと共催)(10月22日)
講演:「子どもと電磁波 最新の健康影響研究をふまえて」、
お話:上田昌文(NPO法人市民科学研究室・代表)、
ミニ報告/アンケート「携帯電話と子ども」の集計結果 、
報告:宮崎直子(お茶の水女子大生活科学部生活環境学科4年)
babycomでは、NPO法人市民科学研究室と共同ですすめてきた、babycom ecology の連載をまとめて、ムック『子育てのやさしい環境 Part1.気になる電磁波の影響』を6月に刊行しました。連載では、「住まい」「食」「台所」「胎児と環境リスク」などを切り口に、子どもを健やかに産み育てる環境とは何かを探っています。
引き続き刊行を予定していますが、発刊にあわせて、著者・監修者と読者ならびにこの問題に関心を持つ人々が集って、特集のテーマで講演、質疑、自由な意見交換を行う機会を設けることにしました。
このシリーズ講演会では、babycom宛に事前に質問を受け付け(Eメールやファクシミリ)、それを当日の講演に反映させます。ふるってご質問やご意見をお寄せください。また講演会が参加者どうしの交流の場となるように配慮しています。ムックをお読みになった方もそうでない方も、ぜひ足をお運びいただけると幸いです。

2006年11月25日~27日
サイエンスアゴラ2006
~科学と社会をつなぐ広場をつくる~
場所:日本科学未来館7F交流施設 東京国際交流館

2005年

2005年1月26日
「低線量放射線のリスクを見直す」
~『ECRR報告書(欧州放射線リスク委員会2003年勧告)』をふまえて~
市民科学研究室・低線量被曝プロジェクトメンバー

2005年3月6日
携帯基地局問題を考える集い
~住民の意思を基本とした適正なルール作りを目指して~
各地から参加予定:福島県いわき市、郡山市、東京都練馬区、杉並区、神奈川県横浜市
報告:上田昌文(市民科学研究室)「諸外国事例の紹介」
懸樋哲夫(ガウスネット)「条例などの現状」
主催:ガウスネット/市民科学研究室

2005年4月2日
市民科学研究室NPO法人化記念シンポジウム
【シンポジウム「次世代環境づくりと市民科学」の部】
ゲストスピーカー
林衛(NPO法人「サイエンスコミュニケーション」理事)
鈴木賀世子(「ベビーコム」代表)
大谷ゆみこ(「いるふぁ」代表)
※市民科学研究室から上田の基調講演などもあります
【懇親会の部】
つぶつぶ食のディナー

2005年5月20日
『森をつくる住まいづくり~環境共生型の「住」の創造』
甲斐徹郎(株式会社チームネット代表取締役)

2005年6月23日
『食』から見える社会の変え方
金丸弘美(食環境ジャーナリスト)

2005年7月29日~31日
2005年度市民科学研究室『合宿』
合宿地:藤野

2005年9月29日
『非電化は愉しい”新しい豊かさ”を創るために』
藤村靖之(工学博士・発明工房主催)

2005年10月17日
『人体の資源化と人体改造 ~今なにが問題なのか~』
松原洋子(立命館大学先端総合学術研究科教授)

2005年11月29日
「科学館の新しい使い方・育て方を考える ~扱いテーマ調査研究から~」
発表:市民科学研究室「科学館プロジェクト」メンバー

2004年

2004年1月17日
「2003年TV科学技術ドキュメンタリー番組コンテスト」

2004年2月14日
ホスピスから学ぶ生き方のヒント
――看取りの医療から見えてくる苦しみの意味――
小澤竹俊(横浜甦生病院ホスピス病棟長)

2004年3月13日
世界を動かす原理主義
小林一郎(環境・サイエンスライター)

2004年5月22日
医療現場でのアートの試み
――大阪市立大学医学部附属病院小児科病棟プロジェクト2003「アートもクスリ」の実践から

2004年6月5日、6月12日、6月19日
連続講座 『限りなき進歩の流れの中で(科学技術分野に関連して)』
――真正会館学習センターの連続講座の中の市民科学研究室担当の3回分

6月5日  市民科学研究室・ワークショップグループによる”携帯電話・政策論争!”
6月12日 藤田康元(産業技術総合研究所・技術と社会研究センター特別研究員)
6月19日 上田昌文(市民科学研究室代表)

2004年6月5日
ぷち土曜講座・スライドショー&トーク
『うまい江戸前漁師町』
眞鍋じゅんこ(フリーライター)

2004年7月27日
第3回リビングサイエンスフォーラム
『食のリスクを問い直す―――BSEパニックの真実』
主催:リビング・サイエンス・ラボ

2004年7月31日
ナノテクノロジーのリスクとは何か?
ナノテクリスクプロジェクトメンバー

2004年8月20日~22日
市民科学研究室 おもしろ夏合宿
場所:群馬県河原湯温泉

2004年9月25日
マクロヒストリーからみた日本
Lawrence Taub(米国生まれの未来学者、The Spiritual Imperative:Sex,Age and the Last Casteの著者/通訳あり)

2004年10月17日
科学館でなにが学べるのか ~科学館コンテンツ 調査報告~
市民科学研究室「科学館プロジェクト」メンバー

2004年10月31日
特別講演
急増するアトピー性皮膚炎:IT時代のストレスとハリー・ポッター
講師:木俣肇医師(宇治武田病院アレルギー科部長)

2003年

2003年1月25日
生物兵器開発とバイオテロリズム
上田昌文(市民科学研究室・代表)

2001年10月に米国を襲った炭疽菌事件によって細菌兵器によるテロリズムは現実となった。第二次世界大戦中の日本の七三一部隊の所業や冷戦下での25年以上におよぶ米ソの生物兵器開発競争の歴史からみえるのは、ことに9・11以降にみられる国際的緊張が激化する状況下では、バイオテクノロジーの爆発的進展によって、生物兵器の開発と拡散が加速しかねないという恐れである。国際的禁止の取り決めは本当に有効なのか。バイオテロに対する真の防衛策とは何であるべきなのか。研究開発を平和利用にだけ限定させることはできるのか。歴史を振り返りつつ、今必要な取り組みを明らかにしたい。

2003年2月22日
劣化ウラン その環境影響を考える
山崎久隆
(劣化ウラン研究会代表、たんぽぽ舎運営委員)

劣化ウラン兵器は、原子力発電や核兵器に使用するウランを濃縮する過程で生じる放射性廃棄物(劣化ウラン)を転用したものである。その中でも特に劣化ウラン弾と呼ばれる戦車砲や機関銃弾は貫通力が高く、また極めて安価に製造できるため、米軍を中心に他国にも配備が進んでいる。湾岸戦争では米軍を中心とする多国籍軍が、ユーゴスラビア紛争ではNATO軍が使用し、周辺地域が放射性物質に汚染された。未だに浄化されておらず、白血病、癌、先天性の障害が広がっている。また、従軍した米軍兵士も劣化ウランに被曝しており、本人とその子どもたちに影響が現れている。今後、米軍によるイラク攻撃が行われれば、必ず劣化ウラン兵器が使われると予想されている。今回の研究発表では劣化ウラン研究会代表の山崎久隆氏をお招きし、劣化ウラン兵器をめぐる歴史、被害と今後の予測について幅広い観点から解説していただく。また、併せて昨年のアフガニスタンで使用された最新兵器についても触れ、現在の米軍の戦略と私たちにできることを考える機会としたい。

2003年3月15日
悩む女性達をとおしてスローライフを考える
竹永和子
(NPOマザーリングボランティアネットワーク代表)

ライフスタイル・恋愛・結婚観の多様化により多くの女性が職場や家庭・地域社会で活躍するようになっています。しかし同時に人間関係の悩みやストレスから各種依存症に陥る人も増えています。ストーカーやドメスティック・バイオレンスの被害者になる一方で、幼児虐待や児童殺害など加害者になる若いお母さんも増えています。マザーリング&ファミリーナーシング研究所長として様々な悩みと接している竹永和子さんに、最近の女性を取り巻く状況を通して社会全体を問い直す視点を語っていただきます。

2003年4月19日
1人の映画人をとおして戦争と平和を考える
――ドキュメンタリー映画『ルーペ』上映会&伊勢監督のお話――
伊勢真一(映画監督)

2003年4月26日
宇宙開発を再考する
~スペースシャトル事故を手がかりに~
藤田康元ほか「科学技術プロジェクト」メンバー

2003年5月24日
イラク戦争と私たち
――「戦争をしない道」は可能だ――
川崎哲(平和運動活動家)

2003年6月14日
携帯電話の電磁波リスク
――市民の調査からみえる政策的対応の必要
市民科学研究室「電磁波プロジェクト」メンバー
主催:市民科学研究室
共催:東京理科大学大学院理学研究科理数教育専攻加納研究室

2003年7月12日
自然共生建築を求めて
~住まいの快適さをエクセルギーから考える~
宿谷昌則(武蔵工業大学環境情報学部・大学院環境情報学研究科 建築環境システム研究室)

2003年9月17日
映画『インヘリット・ザ・ウィンド』鑑賞会

2003年9月21日
手作り衛星工作会
河野弘毅

2003年10月4日
『近代から視る中国 一国家二制度と東アジアの将来』
塩出浩和(城西国際大学講師)

2003年11月8日
電車内の携帯電話は安全か?電磁波の反射と重複から検討する
本堂毅(東北大学理学部)

2003年11月29日
特別企画『進化論と理科教育――米国における進化論と創造論の対立から考える』
Eugenie C.Scott(ユージニー・スコット)博士(全米科学教育センター長)

2002年

2002年1月26日
素人のための疫学入門
上田昌文+小牧史枝

様々な病気や健康障害は、たとえそれが生じる生物学的なメカニズムがわからなくても、疫学によってその原因を究明できることがあります。“必ずそうなる”ことの証明を待っていては手遅れな場合でも、疫学を活用することで、間接的ではあっても明瞭な形でリスクの高まり具合を示し、対策を促すことができるのです。疫学は、統計学の基本手法を使いながら常識的な論理の積み重ねでリスクをとらえようとするものですから、その基本事項を学ぶことは誰でもできますし、様々なリスクを適切に判断するためにはその考え方に慣れ親しんでおくことが大切なのです。
この講座では、電卓を片手に演習問題を参加者全員に解いてもらいながら、統計学と疫学の基礎概念とその活用手法を解説します。大学の医学部などにだけ留めおかれるにはあまりに惜しいこの学問のエッセンスを、一般の市民が知的ツールとして身につける貴重な機会になると思います。是非ご参加ください。

2002年2月17日
~討論会~
日本の戦後民主主義とアメリカ
ロバート・リケット+笹本征男+猪野修治、湘南科学史懇話会との合同

アメリカ一国支配のグローバル化が世界中で蔓延している。日本はおろかにもアフガニスタン爆撃で積極的に米国支援を行った。日本の戦後民主主義の形成もアメリカを抜きには考えられない。昨年刊行されたジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』上・下(岩波書店、2001年)は、日本の戦後民主主義形成の根幹的な政治・文化・思想の誕生・形成を丹念に考察した重要な著作である。本書をめぐり、第二次世界大戦終結前後生まれの日本と米国の研究者の発言をたたき台にして、一般市民が現代日本の政治・文化・思想の状況をふまえながら自由闊達に議論・討論する。

2002年3月9日
~シンポジウム~
リスクコミュニケーションのための科学的証拠のとらえ方-電磁波人体影響の最新研究とエビデンス度
兜真徳+吉川肇子+竹田宜人

2002年4月27日
新しい平和活動CHANCE!と持続可能な社会への転換
小林一朗

昨年の9・11以降インターネットを活用した新しい平和運動CHANCE!(平和を創る人々のネットワーク)が生まれました。映画館でのCM放送やリボンキャンペーン、ストリーミング放送など、そのユニークな行動スタイルが注目されました。これまでにIT関連雑誌からファッション誌、新聞、テレビに至るまで何度も取り上げられてきています。活動しているメンバーの半分以上は市民運動をやったことがない、ということも特徴のひとつ。「自分のできることをやろう!」をキーワードに「できる範囲」を越えた活動が展開されてきました。呼びかけ人の小林一朗さんは土曜講座の運営委員でもあります。
今回の土曜講座ではその小林さんに、社会を持続可能なものに転換していくビジョンと手法、参加型の活動を通じてそれぞれの人が問題理解と自らの可能性に気づいていくプロセスなどを思いっきり話していただきます。

2002年5月25日
米国の軍事科学と日本の基地問題
梅林宏道

今、戦争の姿が変わろうとしている。ナノテクノロジーや宇宙技術を含んだ超精密・超高度なITによって、コンピュータのかたまりと化した兵士が、自分はまったく無傷のまま、たった一人で敵に驚異的なダメージを与えることができるようになろうとしている。軍事力・技術力で圧倒的な優位に立つ米国は、同盟国を従えつつ、ハイテク化した軍事技術のグローバリゼーションを押し進めるかにみえる。そうした中で、在日米軍基地はいかなる意味を持つことになるのか。有事法制によって米軍支援を強化するという危うい方向を転換し、軍事力に頼らない真の安全保障を私たちが実現していくには何が必要なのか。
平和と軍縮のための市民の手によるシンクタンク「ピースデポ(平和資料共同組合)」を立ち上げ、アジアや太平洋地域の非核化・脱軍事化のための国際的なネットワーク作りに長年取り組んでこられた梅林さんに、科学技術と軍事の関係の新たな動向、日本が実現すべき新しい安全保障のあり方を存分に語っていただく。

2002年6月8日
「ノーベル賞の100年」から考える20世紀の科学技術
瀬川嘉之+梶雅範

20世紀の科学研究の歩みを、ノーベル賞を受賞した業績をとおして振り返り、研究や創造性そして社会の中での役割などいくつかの観点から21世紀の科学の姿を思い描いてみます。自由な語り合いの場ですので、気軽にご参加ください。

2002年9月21日
科学ジャーナリズムの可能性を探る
林衛+高重治香+浅川直輝

日本の科学ジャーナリズムが抱える問題とは何か。岩波書店『科学』編集部での経験、「科学ジャーナリズム研究実践ML」などの活動をふまえ、問題の全体像を明快に示す(林)。
国際核融合炉ITERの日本誘致をめぐる新聞報道を分析し、高度な知識を要する科学の分野で国民の間で議論を喚起するに足る報道はいかにして可能かを探る(淺川)。
近年注目されているメディアリテラシーの実践を参考にして、自ら科学を楽しみ、研究や政策にも参加する力としての「科学リテラシー」をどう育成できるかを考察する(高重)。
参加者との議論によって、問題解決のための具体的なアプローチを浮き彫りにしたい。

2002年10月19日
立花隆問題とは何か
谷田和一郎

立花隆氏は、科学ジャーナリストとして高い知名度を誇っているが、その多くの著作の中には、科学的とは言い難い考え方、飛躍した論理、誤った事実認識に基いたものもかなり多く含まれている。それらの具体例を詳しく見たうえで、そういった著作が許容される現状について、及び科学と社会の関係におけるどのような問題を反映したものであるのか、ということを考察したい。

2002年11月16日
キューバの有機農業を訪ねて
吉田太郎+小林一朗

90年代初頭、ソ連が崩壊し経済援助と石油の輸入を絶たれるというスペシャル・ピリオドを機に、キューバは有機農業への一大転換を決定した。現在では市場経済を導入しつつ、200万都市で自給を達成するという世界一の有機農業大国へと躍進した。その秘訣は何だったのだろうか?将来、日本にもエネルギー危機が訪れる可能性は否定できない。資源に乏しく、国土も狭い日本はキューバに学べることが少ないないはずだ。『200万都市が有機農業で自給できるわけ』(築地書館)の著者である吉田太郎氏は有機農業の経験豊富で、また何度もキューバを訪れている。この10月末にキューバへの視察を行う予定であり、帰国直後の吉田氏に最新のキューバ事情をレポートしていただく。また、視察に同行する当会運営委員の小林からは「持続可能な技術」の観点から現地の技術について報告する。

2002年12月15日
2003年プロジェクト検討会 & クリスマス・パーティ

現在進行している4つのプロジェクトの経過報告に加えて、新しく発足する「家作りプロジェクト」「生命操作プロジェクト」「土と水の連続講座」「経済の勉強会」など2003年の企画を提案し、実現への途を公開の場で議論します。斬新なアイデアや有益な情報が随所で飛び出すユニークな集いになると思われます。後半は美味しい手料理がたくさん振舞われて毎年大好評のクリスマス・パーティです。万事繰り合わせてご参加ください。

2001年

2001年1月13日
ヨーロッパ環境先進地域を訪ねて
小寺昭彦

原子力発電所を廃止するための合意形成、種々の先進的な環境政策、経済成長率、出産率など、北欧の持つ潜在的な魅力が何に起因しているのだろうか。スウェーデンの環境団体「ナチュラルステップ」との関わり、そして数度の訪欧によって自分が得た経験と考察を、参加者と分かち合いたい。ある意味では違った社会で形成された魅力から日本のオリジナルをどうやって作り上げて行くべきかという問題も提起してみたい。

2001年2月24日
科学技術コンセンサス会議を考える
鏑木孝昭

昨年、「遺伝子組み換え作物」と「ヒトゲノム研究」に関連してはじめて行政によるコンセンサス会議が開かれた。コンセンサス会議とは80年代後半デンマークで生み出された「市民によるテクノロジー・アセスメント」手法で、問題とする科学技術について専門家の説明を聞いた上で一般市民が討論を行なって合意(コンセンサス)形成を行うことを目的として行われる。この手法の日本での実施に関わってきた鏑木氏を招き、コンセンサス会議とその今後について考察する。

2001年3月10日
新しいリスク論に向けて(1)動物実験は科学的か?
上田昌文

土曜講座の新しいプロジェクト「総合教育プロジェクト」の立ち上げ集会。2002年から小中高校に導入される「総合的教育の時間」のために、科学技術と社会のよりよい関係を見据えた幅の広い体験的学習プログラムを提供したい。スタッフ一同が理念と方法と実践例を示し、教育現場にいらっしゃる方々や一般の方々との意見交換をはかりながら、科学技術社会を主体的に変えていくための「教育」のあり方を探る。教育関係者をはじめ、多数の方々の参加を切望します。

2001年4月14日
科学技術社会と総合教育—私たちの提案
総合教育プロジェクトスタッフ

土曜講座の新しいプロジェクト「総合教育プロジェクト」の立ち上げ集会。2002年から小中高校に導入される「総合的教育の時間」のために、科学技術と社会のよりよい関係を見据えた幅の広い体験的学習プログラムを提供したい。スタッフ一同が理念と方法と実践例を示し、教育現場にいらっしゃる方々や一般の方々との意見交換をはかりながら、科学技術社会を主体的に変えていくための「教育」のあり方を探る。教育関係者をはじめ、多数の方々の参加を切望します。

2001年5月12日・13日
体験学習・調査ツアー 足助村訪問/研究発表「伝統技術と近代技術を比較する」+琵琶湖博物館訪問
小林一朗、科学館プロジェクトチーム

土曜講座の活動規模が大きくなってきています。今後「維持会員制度」を導入したり、運営体制を刷新したりしようと計画していますが、この際、土曜講座をNPO法人にしてはどうか、という意見も出ています。そこで、NPOの運営で様々な経験を積まれてきた黒岩敦さんを迎え、土曜講座のスタッフと一緒にじっくり議論することにしました。NPOの組織運営の問題に関心のある方にとって、実践的なアドバイスを示すことのできる集いにしたいと思います。土曜講座の拡大運営会議のような雰囲気になりますが、ふるってご参加いただけるようお願いします。

2001年6月9日
土曜講座NPO法人化のためのガイダンス NPO法人とは何か
黒岩敦

土曜講座の活動規模が大きくなってきています。今後「維持会員制度」を導入したり、運営体制を刷新したりしようと計画していますが、この際、土曜講座をNPO法人にしてはどうか、という意見も出ています。そこで、NPOの運営で様々な経験を積まれてきた黒岩淳さんを迎え、土曜講座のスタッフと一緒にじっくり議論することにしました。NPOの組織運営の問題に関心のある方にとって、実践的なアドバイスを示すことのできる集いにしたいと思います。土曜講座の拡大運営会議のような雰囲気になりますが、ふるってご参加いただけるようお願いします。

2001年7月28日
ノーマ・フィールドさんと語り合う(9周年記念講演)
ノーマ・フィールド

ノーマ・フィールドさんはアメリカ人の父と日本人の母の間に1947年に東京で生まれ、高校まで日本で過ごした後、アメリカの大学に進学し、以来アメリカに住んで、現在はシカゴ大学人文学部東アジア言語文化学科長として活躍されています。日本とアメリカの両方の言語と文化の中で育まれたするどい視点とみずみずしい感性は、著書や雑誌のコラム、多くの対談の中に垣間見ることができます。そのテーマは、日米関係、教育問題、戦争をめぐる問題、ジェンダーについてなど、幅広い社会問題に及び、深い洞察力と的確な表現力には定評があります。今回、土曜講座にお招きするにあたって、「一方的に講演をするというのではなく、みんなで一緒に考え、語り合いたい」というご本人からの希望がありました。ノーマ・フィールドさんと語り合う豊かなひとときを共有できますことを願っています。

2001年9月29日
埼玉県小川町有機農業&自然エネルギー見学
(案内:小林一朗)

日本国内で有機農業と自然エネルギー利用における最重要の地の1つである小川町。そこでの人々の実践にふれることで、農業のあり方、住民によるエネルギー自給・自治などについて学んでみたい。

2001年10月27日
高周波電磁波のリスクを考える 携帯電話と東京タワー
電磁波プロジェクト・メンバー

携帯電話が爆発的に普及する中で、携帯端末ならびに携帯タワーからの高周波電磁波がもたらす健康への影響が懸念されています。そのリスクを考える手がかりとして、土曜講座「電磁波プロジェクト」は東京タワーの放送電波に注目し、タワー周辺200数十箇所の地点での計測によって、タワーからの電磁波の港区全域での被曝状況を明らかにしました。電磁波の基本事項から説き起こし、海外の疫学研究事例の紹介も交えながら、私たちの誰もが見過ごすことのできない、高周波電磁波のリスクを様々な角度から検討します。

2001年11月17日
第5回「科学技術TVドキュメンタリーコンテスト」

土曜講座のビデオライブラリーを活用した恒例の企画。ここ1、2年に放送された番組から、「もう一度見てみたい」「見逃したので是非見たい」というリクエストを募り、4、5本の番組を厳選。番組を通して皆で議論する。当日は購読者全員に発送する『ビデオリスト 第4集』の発送作業も手伝っていただければと思います。番組のリクエスならびに当日のご参加をお待ちしています。

2001年12月9日+12月15日
紙の博物館見学+紙はこれからどうなるのでしょう?
後藤高暁+古田ゆかり

私たちは日常無意識のうちにたくさんの紙を使っています。日本では一人が年間250kgも消費しています(4人家族なら1トン)。これほど身近でありふれたモノでありながら、紙には“知られざる世界”がたくさんあります。ここでは、紙の原料・製造・マーケット等の基本的なことを知り、世界的な視野に立って、将来の森林資源・エネルギー・環境等の問題を含めて「紙をどのように使えばよいのか?これからどうなるのか?」を皆で考えたいと思います。

2000年

2000年1月29日
自然住宅に住みたいな
田久保美重子

新築病・シックハウス症候群などの言葉が一般化し、それに伴う化学物質過敏症の人々も増えている。また建築廃材の問題はダイオキシンや廃棄物処分場の問題を引き起こしている。さらに森林資源の枯渇や、地球温暖化問題に関する個別の住宅における冷暖房の問題など、住宅には環境問題に関するあらゆる課題が集中している。「自然住宅・住まい方推進ネットワーク」の代表を務める田久保美重子さん(建築家)から、住宅という最も身近でしかも総合的な存在をとおしてエコロジーを実現する方法を実践的に語っていただく。存在をとおしてエコロジーを実現する方法を実践的に語っていただく。

2000年1月15日~16日
「大学論+地域エコビジネス」企画のための温泉合宿(伊豆高原にて)

土曜講座は来年の大型企画「地域エコビジネス・連続講座」(仮題)と「市民にとって大学とは何か」をどう実現するかについて、すでに準備的な会合を持っています。前者では、この12月4,5日に企画立案者ら6名が小淵沢で合宿を行いました。1月の温泉合宿は、もっと広い方にこの2つの企画に関して自由に意見を聞き、アイデアを練り上げる機会にしたいと思います。ゆったりとくつろげる場と時間を設けていて、どなたでも参加できます(初めての方大歓迎!)。

2000年2月12日
第4回「TV科学ドキュメンタリー番組コンテスト」

科学技術関連の社会問題を扱ったTVドキュメンタリー番組で、昨年放送されたものから、非常に優秀な作品を選び、一挙にビデオ上映する試み。土曜講座メーリングリスト、どよう便り購読者、そして上記1月の講座参加者への事前アンケートをもとに作品を選定。当日は、番組制作側の人も交えて、メディアのあり方についても論じる。

2000年3月11日
シンポジウム「市民がすすめる大学改革」
井口和基、渡辺勇一、新田照夫ほか

行政主導ですすめられる大学改革には、大学が市民社会に対していかなる貢献をなすべきか、という視点が欠落している。知の生産と教育の現場である大学を、市民と大学との交流と連携を創出して、社会的に意義のある知的センターとして機能させることはできないか。全国の大学関係者への詳細なアンケートとその取りまとめ、具体的連携のための企画提案などをふまえながら、数人のパネラーとの議論をとおして、大学の現状を検証し、改革へのステップを明確にする。

2000年4月8日、4月22日、5月13日、5月27日
連続講座・お金と楽しく付き合うために
向田映子、金岡良太郎、海野みづえ、染谷ゆみ

第4回「やっています! Happy Money / Happy Work!」(2000年5月27日) 講師:ワーカーズコレクティブ「ぐれいぷ」・パンの家、廃油再生プラント販売「ユーズ」(染谷商店)ほか
第3回「地域にはこんな仕事がある」(2000年5月13日) 講師:海野みづえ(創コンサルティング 代表)
第2回「エコマネーの可能性について」(2000年4月22日) 講師:金岡良太郎(竹林舎代表、大和住銀投信投資顧問ポートフォーリオマネジャー)
第1回「お金の調達と地域のネットワークについて」 (2000年4月8日) 講師:向田映子(WCC設立準備委員会 代表)

2000年6月24日
現代病と中医学
清水宏幸、湘南科学史懇話会との共同企画

西欧近代医学を見直すために、中国伝統医学との高いレベルでの比較が要請されている。西洋医学がだめなら中国医学があるさ、といった安易な姿勢ではなく、両者の批判的対比、長所の結合が求められているのである。現代病といわれる肝硬変、自己免疫疾患、悪性腫瘍などに現実に対処してきた経験をもとに、中国医学(中医学)、なぜ、いかに、どの程度、有効かを現場の医師の立場から論じてみたい。同時に、近代日本における「漢方」の堕落、医療行為の貧困などについても触れてもみたい。さらに討論を通じて、現代の科学論・技術論にも新たな光が照射できればと希望している。現代医療について批判的に考えるヒントを提供したい。

2000年7月29日
高レベル放射性廃棄物の地層処分を考える
林衛、高野雅夫、上田昌文

原子力発電の最大の問題の1つは、日々原発の稼動によって生み出され、何万年も強い毒性が持続する高レベル放射性廃棄物をどう管理・処分するかである。日本政府は地下数百~千メートルの超深地層に埋め捨ようとする計画を立てていて、それを推進するための法律(「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」)がこの五月三一日に国会で成立した。地震の頻発する土地での地層処分は本当に安全なのか? 処分費用は電気料金に上乗せされ積み立てられることになるというが、国民の同意はいったいどこで得られたというのか? そもそも、危険な核のゴミの負担を将来世代に押し付けるような原子力利用の方向は正しいのか? 今後のエネルギー政策のあるべき姿を念頭において、地球物理学や地震学の知見を基礎にして、地層処分の問題点をわかりやすく示し、議論したい。

2000年8月5日
今、電磁波の何が問題か・「電磁波プロジェクト」発足集会
懸樋哲夫ほか

私たちの周りには電磁波があふれかえっています。「電磁波ってそもそも何なんだろう。それは身体に悪いといわれけるけれど、では携帯電話がこんなに普及してしまっているのはなぜ?」といった素朴な疑問から出発して、高校生・大学生が中心になって、カンパで寄せられた研究費を使いながら、自分たちが納得のいくまで電磁波の問題を調査・研究してみるのが「電磁波プロジェクト」です。その発足にあたり、電磁波問題に関心のある方々にご参加とご支援を呼びかけたいと思います。

21世紀の科学技術政策を考える
上田昌文

2000年10月14日
私たちは科学館に何を求めるか
古田ゆかり、高橋真理子、中島志円

科学館に行ったことがありますか? そこは楽しい場所でしたか? もう一度行きたいと思いますか。行ってよかったと思ったことはありましたか。 多くの科学館は「科学のしくみを楽しく学ぶ」ことを目的としています。しかし、本当にその目的が果たされているのか、あるいはそれだけが目的でいいのか、現在の科学技術の現場との接点がそこにあるのかなどを考えてみる必要があるのではないでしょうか。科学館の理念、展示、サービス、運営、人材など、現在の科学館がどのように運営されているのかを知ったうえで、私たちが本当に望む科学館のあり方を探っていきたいと思います。また、10/28、29日に、山梨県立科学館で行われる「科学の祭典」の見学をかねた合宿を行います。展示の実例、各地での実践といったなまの情報にふれ、私たちの考える科学館をさらに具体的なものにしていきたいと思います。こちらもぜひご参加ください。

2000年10月28日~29日
科学館プロジェクト・合宿(山梨県にて)

2000年11月5日
三番瀬を見に行こう!(日本野鳥の会・探鳥会に参加)

この頃はカモ類が多い時期です。まず干潟に行って見て、干潟や鳥達と親しくなる事からはじめましょう。実際に干潟を守る運動をしている人達から、活動の実際を聞いたり干潟を守ると言うことはどう言うことか等の話を聞く機会を持ちましょう。鳥達を見れば可愛くなって”守ってあげなければ”という気持ちになりますが、それだけでなく人間(自分)にとっての意味を考え、更に自分は何ができるかを考えたり勉強をしたりして、時間をかけて進めましょう。

2000年12月9日
レジ袋はなくせるか 有料化政策の成功のために
舟木賢徳

誰もが膨大な資源の無駄使いだとわかっていながらやめることの難しいスーパーのレジ袋。しかし欧州各地をはじめ、日本のいくつかの地域でも有料化をうまく活用したりして、レジ袋の使用を大幅に抑えている。それらの実践の現場を歩き、考察を重ねてきた舟木氏を招き、レジ袋使用削減の可能性を探る。

1999年

1999年1月23日
出版流通の現状と今後
森元之、徳宮峻

土曜講座の関係者は本を読んだり買ったりする頻度が多いと思いますが、では実際に本を購入するまでに、その本がどのような経路を経ているのか詳しいことはご存じでしょうか。また他の商品と異なり本は「定価」で販売され、日本全国どこでもあるいは時間がたっても同じ値段で売られていますがそれはなぜでしょうか。そして今後出版の世界はどうなってゆくのでしょうか。今回は小さな出版社に勤める二人が、出版の現場から本の世界の裏側を紹介します。

1999年2月20日
ベトナムの近代化・工業化と環境問題
中野亜里

ベトナムは「工業化・近代化」をスローガンに先進国型消費社会をめざしているが、その一方で森林破壊や都市の大気汚染・廃棄物問題など、深刻な環境破壊に 直面している。今回の報告では、市場経済システムによって生じた同国の社会・環境問題の現状を報告し、日本を発展モデルにしたいびつな「近代化」のあり方を問い直す。

1999年3月13日
地球温暖化の政治学
上村光弘

京都会議から一年余、京都議定書を批准したのはフィジーただ一国だけであ る。ポスト冷戦後、環境問題が世界的課題としてクローズアップされる中、特にこ の温暖化をめぐる議論はどんな特徴を持っているのだろうか。早急な対応が必要だという国やNGOがいる一方で、科学的根拠も曖昧で経済的発展を犠牲にしてまですぐ対処すべき問題ではないという国や企業がいる。大きく意見が食い違うのは、あくまで科学的調査とコンピュータ計算に基づく未来予測であり今すぐに影響が見えないことに加えて、それぞれの国が置かれている様々な国内外の状況が大きく関係しているようである。今回の土曜講座では、温暖化の科学的根拠に加えて、この話題をめぐる政治的話題を皆さんにお話ししたいと考えています。

1999年4月10日
21世紀の科学・技術を考える(100回記念講演)
池内了

20世紀は、科学の技術化を通じて、科学・技術・社会(人間)が強く関連し合う時代であった。その中で、地球環境問題のような深刻な問題が生じてきた。20世紀の科学・技術のありようを振り返りつつ、21世紀において科学・技術はいかにあるべきか、その中で科学者・技術者と市民はどのような関係を保つべきか、そのためには何が必要か、を考えてみたい。

1999年5月8日
生命操作の世紀に向けて
上田昌文

クローン羊「ドリー」の誕生でバイオテクノロジーは新しい段階に入った。これを機に生命の商品化が加速するだろう。受精卵の遺伝子診断、出生前診断による生命の選別や、臓器クローンの利用による人体のパーツ交換があたりまえのことになるかもしれない。一体われわれの生命を操作する権利は誰にあるのか。生命操作技術の進展をいかなる思想と意思決定によって制御すべきなのか。技術の背景を多くのビジュアル資料を交えて解説しながら、21世紀にわれわれが確立すべき生命観を探る。

1999年6月12日
戦後日本の優生政策
松原洋子

1948年に優生保護法が制定され、少なく見積もっても1万4千件以上にのぼる強制不妊手術が実施された。ナチス体験を反面教師として、戦後社会は「優生学」を封印しタブーとしてきたはずである。しかし現実には、戦後にも優生政策は存在していた。しかも、日本の優生政策は戦時中以上に戦後強化されたといわざるをえない。優生保護法の成立過程および改正の動向の検討を通じて、戦後優生政策の内実および現代の優生問題について考えてみたい。

1999年7月10日
公的介護保険の光と影
箭内敏夫

2000年の4月から介護保険法が施行される。要介護認定については先行して本年10月から実施される。待ったなしのスケジュールだが肝心の厚生省令や告示が出そろっていないので、保険者である市区町村では保険事業計画の策定作業に苦慮している。介護の社会化、措置から契約へ、施設から在宅へ、という制度のタテマエは混乱なく具現できるのだろうか。介護保険創設の後に続く医療・年金・社会福祉構造の改革はどのように展開するのか。さまざまな問題点を最新の資料に基づいて考えてみたい。

1999年9月11日
原爆加害国になった日本
笹本征男

著書:『米軍占領下の原爆調査』(新幹社1995年)  アメリカは太平洋戦争末期の1945年8月6日に広島市、8月9日に長崎市に対して歴史上初の原子爆弾攻撃を行った。その後、日本の敗戦、連合国軍(実質的には米軍の単独占領)による7年間の占領(沖縄は1972年まで占領された)があった。アメリカは広島市と長崎市、そして呉市(比較対照都市--非被爆者)で原爆の効果(影響)を調査した。そして、その調査に昭和天皇、日本軍、日本政府は全面的に協力し、原爆被爆者と原爆に被曝していない人々を徹底的に利用した。そこから日本国家は原爆被害国でありながら、アメリカとは違う意味の「原爆加害国」になった。ヒロシマ・ナガサキという核時代の原点を検証することによって、現在の原発大国になった日本を考える。将来、日本が決して「原発加害国」にならないことを願って。

1999年10月16日
地域ビジネスのノウハウ教えます
柏崎房男

27年間のサラリーマン生活のあと、1997年10月千葉県我孫子市で会社を設立した柏崎さん(実質的な活動は98年4月から)。業務内容は「犬の散歩」から「地域限定の買い物・配達代行サービス」そして「オリジナル商品の企画・製造・販売」などを手がけています。地域に密着したビジネスの具体的な内容、業界での成功と失敗事例などをお話ししていただきます。来春開始する「土曜講座 地域エコビジネス起業 連続講座」の企画を考える最初の機会にしたいと思います。

1999年11月13日
西暦2000年問題を考える
大和永乗

この国では、2000問題に関する情報がなぜこんなにも少ないのか。政府・企業の発表は信用できるのか。2000年、我々の暮らしはどうなっていくのか。電気は、水道は、流通は、食糧は? 原発は? 暮らしにかかわるすべてのことが、2000年問題なのです。この情報不足と人々のあまりに希薄な意識に危機感を持ち、「2000年問題情報センター」を開設し情報提供をする僧侶が、さまざまなデータをもとに独自の視点と話術で、2000年問題を語ります。差し迫ったこの問題への具体的行動を呼びかけます。

1999年12月11日
私が出会ったおもしろ人物紹介
森元之、薮玲子、猪野修治

ユニークな発想と行動で、21世紀の新しいよりよい社会の構築に向けた“変化の波”を作り出している人、作り出しそうな人を、その人物がどんなふうにおもしくユニークなのかを参加者で詳しく紹介しあいます。土曜講座のメンバー数名が発表を担当します。21世紀に私たちでどんな社会を創造していけるのか、心おきなく存分に語り合いたいと思います。発表の形式にも工夫を凝らすつもりです。是非、気軽にご参加ください。

1998年

1998年2月14日
映画「ふれあうまち 向島・オッテンゼン物語」
熊谷博子

1998年3月14日
徹底検証!遺伝子組み換え食品
山口京子、鎌形正樹、上田昌文

1998年5月9日
村でみつけた生きる力 ―都市生活者が思い知らされること
真鍋淳子、鴇田康則

1998年6月13日
日米防衛・新ガイドライン 有事法制は戦争への道(6周年記念講演)
島田信子

1998年7月11日
環境ホルモンの衝撃(1)その正体はどこまでわかったか
薮玲子、上田昌文

今、「環境ホルモン」に世の注目が集まっている。合成化学物質のいくつかが生物のホルモン作用を撹乱し、生殖機能をはじめとする生物の働きに深 刻な影響をもたらしていることが明らかになってきた。ことに胎児や乳幼児期の極微量の摂取が決定的な影響を持つらしいことは、従来の「安全基準」のあり方に大きな見直しを迫っている、といえる。前半の7月の講座では、環境ホルモンの正体はどこまで解明されたのかを詳しく報告し、後半の9月の講座では、合成化学物質の適正な管理にむけて私たちが何をなすべきかを具合的に提案し、論じ合う。

1998年8月28日~30日
静岡県湯ヶ島町にて夏期合宿

1998年9月12日
環境ホルモンの衝撃(2)合成化学物質の適正管理にむけて
薮玲子、上田昌文

今、「環境ホルモン」に世の注目が集まっている。合成化学物質のいくつかが生物のホルモン作用を撹乱し、生殖機能をはじめとする生物の働きに深 刻な影響をもたらしていることが明らかになってきた。ことに胎児や乳幼児期の極微量の摂取が決定的な影響を持つらしいことは、従来の「安全基準」のあり方に大きな見直しを迫っている、といえる。前半の7月の講座では、環境ホルモンの正体はどこまで解明されたのかを詳しく報告し、後半の9月の講座では、合成化学物質の適正な管理にむけて私たちが何をなすべきかを具合的に提案し、論じ合う。

1998年10月17日
脱クルマ社会を目指して
上岡直見

1998年11月21日
分散型(decentralized)エネルギーの考え方
歌川学、西尾信一

1998年11月22日
特別企画「谷津干潟へ行ってみよう!」

1998年12月12日
地域で創る精神障害者への福祉活動
北川侑子、後藤高暁

1997年

1997年1月11日
実践!インターネット活用講座
伊東忍

“インターネット”が加熱している。はたしてそれはいかほどのものなのか。自らが情報の使い手として、それを有効に機能させる方法は? 仕事と生活にパソコンを生かしてきた個人史を振り返り、創造的にパソコンと関わっていく手だてを考える。初心者を対象に、実際のホームページ作りをとおして、“パソコン恐れるに足らず”を実感する一歩を踏み出してみる。

1997年2月8日
素人が読み解く科学論
山口京子、上田昌文

3月にお招きする科学史研究者の佐々木氏と、実りある議論を交わすための準備講座。入門的な科学論5冊6頁参照)を手がかりに、私たちが市民の立場から科学技術のあるべき姿を探りそれを実現していくために、どうしてもなさねばならない「問いかけ」を練り上げる。単なる論点の整理に終わらせず、私たちのよって立つ価値観や倫理を、“科学とは何か”をとおして根底的に見つめ直す機会とする。

1997年4月12日
破産寸前国家日本の正体
湯沢文朗、上村光弘、上田昌文

国の累積総債務額は96年度末で700兆円を上回り(国民一人当たり約600万円)、未曾有の超赤字を示している。郵便貯金や年金、保険料を原資とする「財政投融資」は、返済するあてのない特殊法人に、借金の利払い分を貸出すことさえ行っており、環境破壊をもたらす公共事業に巨費をあてがい続けている。金融システム崩壊は“秒読み”段階に入った…。こんなばかげたことがなぜ続くのか?我々の税金や預金の流れのカラクリと財政危機の基本構図を描き、我々が官僚支配を脱して真の「経済主権者」となるための方途を探る。

1997年5月10日
宇宙イデオロギーを批判する
藤田康元

宇宙の科学的理解を人類の本質的営みの如く思わせんとする言説が広く社会にはびこっている。それはまた、人類の宇宙侵出の必然性を謳う言説とも結びつくことが多い。本発表の目的は、それらの言説とその言説が生産される物質的基盤の総体を宇宙イデオロギーと定義し批判を試みることである。たとえ世界を秩序あるものとして理解しようとするコスモロジーが人にとって不可欠のものだとしても、その在り方の多様性は保証されねばならないというのが発表者の基本的立場である。

1997年6月14日
第3回「TV科学ドキュメンタリー番組コンテスト」

1997年7月12日
現代科学技術の転換と市民運動(5周年記念講演)
佐々木力

20世紀が終わろうとしている今ここにおける科学技術の批判的問い直しを、『科学論入門』(岩波新書)の著者佐々木力氏を交えた討論を通じて行う。科学技術の何が問題か? 科学技術をいかなる方向へ変革すべきか? そのために市民が果たすべき役割とは何か? そのためにいかなる社会構造総体の変革ビジョンが必要か? これらの問を参加者各人が具体的になしうる実践の展望へとつなげる。

1997年8月8日~10日
山梨県須玉町にて夏期合宿

1997年9月13日
感染症爆発の時代
上田昌文

なぜエイズやエボラ出血熱、C型肝炎などの新しいウイルス病が出現するのか。狂牛病や口蹄疫などの家畜の病気はヒトに及ぶのか。O-157や院内感染での結核の流行は何を意味しているのか。新型感染症が出現する構造的原因を考察し、各国の対応を紹介。今後の対処の基本を探る。

1997年10月11日
市民が作る『改訂版・科学技術基本法』
平川秀幸、藤田康元、上田昌文

今年の土曜講座の活動の柱の一つ。合宿での議論、『どよう便り』に寄せられた論考をもとに、市民にとっての望ましい科学技術政策の在り方とその中身を検討する。各条文に即して制定の背景を探り、「市民版」の骨子を提示。可能ならば「市民版」のビジョンを実現するための“行動”(マスコミへや議員への問題提起など)をも模索する。

1997年11月8日
私のみたスウェーデン
樋口美智子

教育の機会平等のため全大学は授業料無料(留学生にも)、視覚障害者のための音声図書館を町の 中心に設置、男女共同参画の目的で夫に対して10日間の出産休暇の義務づけ(妻の介助など) ・・・・・・今日的な様々な問題をかかえながらも「高福祉」を維持するスウェーデンの現状を紹介し、人間の幸せと尊厳を追求する社会のあり方を考察する。

1997年12月13日
アフリカからみた理科教育と国際援助
大形佳代子

1996年

1996年11月9日
旧毒ガス島(広島県大久野島)を訪ねて
高橋佳子

今年7月滞在中の広島で中国新聞の一面に「大久野島土壌からヒ素/毒ガス貯蔵地跡/基準の400倍」とあったのに驚いた。1963年国民休暇村になった島に旧日本軍の毒ガス製造工場があったことは最近になってやっと知られてきた。戦後、工場の元工員は被毒の後遺症に苦しみ続け、中国大陸では遺棄弾が新たな被毒者を生んでいる。かつてこの島で働いた村上初一さん(元毒ガス資料館館長)と動員学徒の岡田黎子さんから聞いた「ヒロシマの加害」について報告する。

1996年12月14日
オカルト・超常現象と理科教育
西尾信一

商業主義から積極的にオカルトを取り上げるマスメディアをはじめとする、日本に広がるオカルト盲信の実態を把握する。そして社会や科学教育との関係を考察し、どのような啓蒙教育が可能なのかを探る。オカルト批判の文献や団体
(ジャパン・スケプティクス)や、超能力やマジックなどの実践例も紹介しながら、参加者とともにオカルト・超常現象の検討を通して、現代の科学の姿を見つめ直す。

大丈夫? 暮らしの中の新しいケミカル
薮玲子

第2回「TV科学ドキュメンタリー番組コンテスト」

森は地球のお医者さん(4周年記念講演)
宮下正次

日本から緑が消える日
森元之、永野稔夫、上田昌文

性差の科学と性差別
滝光子、竹中千枝子、上田昌文

戦前日本の科学技術動員 田中浩朗

特別企画「現代日本の社会と教育」(SEGとの共催)
K.ウォルフレン

K.ウォルフレンを読む 準備読書会

「漫画・アニメと科学の交差点」第1回研究発表
MASCプロジェクトチーム

街の農業、食の未来
森田ナナ、小林フミ子、上田昌文

プレイバック原爆投下論争
野村元成、川根眞也

アジアの地域医療の現場から
スマナ・バルア、色平哲郎

長野県駒ヶ根市にて夏期合宿

精神医療とは何だろうか
滝知則、川田晋、上田昌文

敗戦後50年の日本を問う--沖縄戦によせて(3周年記念講演)
林榮介

風水の思想を追って
森元之

E.モランの科学思想の射程
上田昌文

なぜ原発は建ってしまうのか?
野村元成

HIV感染被害者の方と語る
川田悦子

「TVの文法」をデザインする
門倉正美

大震災について考える
全員での討議

薬害エイズはなぜ起こったか
田代良憲、上田昌文

第47回の再講義

『2010年日本のエネルギー計画』を読む
安藤多恵子

遺伝子解読研究の真相
上田昌文

環境問題とエリート主義
戸田清

「動物の権利」論
戸田清

ごみ問題の急所
津川敬

お産の世界からのメッセージ(2周年記念講演)
神谷整子

戦後の医療と出産の変貌
全員による準備読書会

第1回「TV科学ドキュメンタリー番組コンテスト」

ハイテク産業の動向と私たち
上田昌文

カンボジアの教育事情
高橋佳子

科学技術変革のための私的メモ
野村元成

美容の科学の問題点
橋本富士子、上田昌文

優生思想、ファシズムと医学
上田昌文

自宅出産の経験から
真鍋淳子

身体と心、癒しの思想
仙田典子

近代農業と畜産を考える
上田昌文

実践料理講座(忘年会をかねて)
佐藤元信

コメ問題から見えるもの
上田昌文

水と私たちの健康
森元之、上田昌文

原子力の現状
坂田広美

六ヶ所村の過去、現在、未来
遠藤堂太

金融と地球環境
田中優

科学とユートピア
上田昌文

映像メディアと権力
田代良憲

教育はもういらない?(1周年記念講演)
佐々木賢、松田博公

私たちの教育改革論
全員による準備読書会

戦争と差別の構造
中野亜里、上田昌文

自動車の逆説
森元之、上田昌文

エスペラントの話
戸田清

望ましい医療とは
上田昌文

遺伝子工学の危険性
戸田清、上田昌文

コンピュータと正しくつきあう法
上田昌文

何ができるのコンピュータ
上田昌文

エイズと人権
上田昌文

生殖技術と倫理
上田昌文

脳死と臓器移植
上田昌文

原子力発電は何をもたらすか
上田昌文

世界の被曝者その現状
上田昌文

放射能とは何か
上田昌文

薬害の構造
上田昌文

薬はいかにして薬になったか
上田昌文

タバコに病む世界
上田昌文

環境問題をどうとらえるか
上田昌文

英語支配を超えて
上田昌文