市民科学とは

市民科学研究室が掲げる2つの理念

リビングサイエンス

生活を基点にした科学。
さまざまな形で生活に入り込んでいる技術や科学知を、市民が主体となってよりよい暮らしに向けて選択し、編集し、活用し、研究開発を適正に方向付けていくという多面的な活動です。

市民科学

市民の、市民による、市民のための科学。
複雑で高度な専門知に立ち入らねばならない場合であっても、市民がそれを回避せず、しかも専門の細分化に足をすくわれることなく、生活の総合性をみすえて問題解決にあたることが鍵になります。

市民科学・リビングサイエンスを論じた市民研の記事論文
~活動をより深く知っていただくために~

調べるための読書術【第3章 読んだ後に】
調べるための読書術【第2章 読む時に】
調べるための読書術【第1章 読む前に】
一歩先行く調査・リサーチの方法を知る【自分で調べる技術:後編】
なぜあらゆる人に調査・リサーチの力が必要なのか?【自分で調べる技術:前編】
「市民科学」を活性化するための3つの要件
記念講演:市民科学の取り組みからみたSTSの10の課題
科学技術に市民の思いを生かしたい
いま社会が求める、「市民科学者」とは
科学コミュニケーションを考える~市民研の活動から
社会の中の科学技術と市民の役割
家庭生活の中で科学の芽を育む
市民科学研究室 これまでの歩み1992年~2008年
市民科学研究室がめざすこと
市民による学習、研究調査、運動の重層的な実現から みえるもの
専門家、使いこなそう
模索の蓄積が科学を変える
リビングサイエンス:生活を基点に科学技術を
市民のための科学とは~日本型サイエンスショップの構築のために
社会が求める”市民科学者”とは
これまでの10年をふりかえって
開かれた理科教育に向けて
運営委員を体験して
市民のための科学と科学技術基本法
STSから見た物理リテラシー

生活者の視点に立った科学知の編集と実践的活用

市民科学研究室は、JST(科学技術振興機構)の「社会技術研究システム・公募型プログラム」の助成により2004年12月から2007年11月に、調査研究「生活者の視点に立った科学知の編集と実践的活用」を実施しました。そこでは、科学知や先端技術との関わりにみる、生活者の「知ること」「主体として判断し選択すること」「状況を変えること」といった位相に着目し、こうした位相に応じた、知へのアクセス、知の編集、技術に対する評価、知を活用した生活変革など様々な「生活者が科学技術に向き合うこと」の様相について、その内容や相互の連関性を整理しました。また、それにもとづいて、生活者と科学技術との関わりの質的改善のための具体的な実践方法を検討しました。

詳細はこちらの研究実施終了報告書をご覧ください。
社会技術研究開発事業・公募型プログラム 研究領域「社会システム/社会技術論」研究課題「生活者の視点に立った 科学知の編集と実践的活用」(PDF)