市民科学研究室は現在、常勤(フルタイム)の代表理事1名と週2日勤務の事務局が定期的に事務所にいます。代表理事を入れて理事4名、事務局、Web管理アドバイザー、監事らが連絡をとりあいながら、皆で運営にあたっています。
毎週金曜日の夜に開かれる「スタッフ会議」では理事メンバーと「市民科学者育成塾」スタッフがそろって打ち合わせをしています(会員の方で運営に関心ある方も参加できます)。そして年1回開かれる「総会」では、運営スタッフ全員が揃って前もって用意された議案書をもとに審議することになります。
それぞれの研究会は、その研究会のメンバーから選出されたそれぞれの世話人が研究会の運営にあたっています。
代表理事(常勤) | 上田 昌文 |
理事 | 瀬野 豪志 |
理事 | 杉野 実 |
理事 | 三河内 彰子 |
監事 | 和田 雄志 |
上田 昌文(うえだ あきふみ)
大学では生物学を専攻。市民科学研究室の前身である「科学と社会を考える土曜講座」という名の市民による研究・学習グループを1992年を発足させて、科学技術関連の社会問題への取り組みを開始。2003年~2006年に科学技術社会論学会の理事メンバー。2005年~2007年に東京大学「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員。2010年~2018年に恵泉女学園大学で非常勤で「市民と環境政策」を担当。2013年~2019年に高木仁三郎市民科学基金・選考委員、2014年~2016年に科学技術振興機構(JST)サイエンスアゴラ助言グループメンバーなども務める。市民科学研究室は 2017年度「科学技術社会論・柿内賢信記念賞 特別賞」を受賞。各地での講演や大学でのゲスト講義や雑誌連載の執筆など多数。クラシック音楽と古本屋めぐりと子どもと遊ぶことが大好き。
瀬野豪志(せの たけし)
元来、人間についての話に関心があります。縁あって、音響や聴覚についての研究と制作をしています。人間についての科学技術の歴史をサウンド・スタディーズからどうやってできるか。誰もが研究できるサウンド・アーカイブをどうやって構築するか。いろんな方々の声を聞いてやっていきたいと考えています。
三河内 彰子(みこうち あきこ)
人はどのように自然(そして世界)を把握しようとしているのか。「人と自然」について文化人類学のアプローチで研究・教育をしています。理科教育に関わるようになってより「科学と社会」の関係に疑問が沸き、国内外のミュージアムや科学研究施設で(研究者も一般も含めた)コミュニケーションの研究をしています。そして、展示や大学の授業などを通じて実践を行い、循環させようとしています。市民研に入って10年を超え、市民として「科学と社会」について考える場があることは幸いと感じる日々。共に考え、この団体を持続させたいと思っています。
杉野実(すぎの みのる)
元来は非営利団体の研究者です。以前に「非営利ネットワークは発展途上?」に書いたように、理論家としては「非営利団体特有のゆるさ」が気になっています。ただその論文を書いたときは結局「やる気」の問題と思っていましたが、今ではむしろ「自分の利益を目的としない人が、どこまで『他人を喜ばせる』ことができるのか」という、「経済学的」問題が重要だと考えています。これはとてもむずかしい問題です。でも、「社会問題と同じぐらいに、生物や鉱物や天体や機械にも興味をもっている」自分の性向を生かし、できるだけさまざまな方面の方々と共感しあえる関係をきずき、そういう交流からえた知見を、会員のみなさまそして一般社会の方々にも発信していきたいと思います。
特任研究員 | 桑垣豊 |
特任研究員 | 吉澤剛 |
事務局 | 坂本由紀子 |
Webアドバイザー | 伊藤瞬 |
環境電磁界研究会 | 上田昌文(世話人)、網代太郎、鈴木加奈、石黒貴子 |
食の総合科学研究会 | 上田昌文(世話人)、伊沢尚子、中田哲也、石井徹 |
低線量被曝研究会 | 柿原泰(世話人)、瀬川嘉之、山口一郎、田口茂、瀬川嘉之、永井宏幸、吉田由布子、山口直樹、上田昌文 |
熱と暮らし研究会 | 桑垣豊(世話人)、上田昌文、橋本正明、瀬川嘉之、大沼潤一 |
生命操作研究会 | 上田昌文(世話人)、瀬川嘉之、伊沢尚子、澁谷徹 |
アーカイブ研究会 | 瀬野豪志(世話人)、上田昌文、山口直樹、三河内彰子 |
市民科学者育成塾 | 上田昌文(世話人)、杉野実、瀬野豪志、橋本正明、三河内彰子 |
◆外環振動・低周波音調査会 | 上田昌文(世話人)、籠谷清、菊地春代、野村羊子、丸山重威、池田あすえ、岡田光生、大塚康高 他多数 |
◆VIROS (生命科学での映像製作支援プロジェクト) | 川村智子(世話人)、上田昌文(世話人)、細野朗、松井毅、山口英世、武田純一郎 |
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