土曜広場のご案内(2025年4月から新メニューで始動)

「市民科学」の活動が社会に広がり根付いていくには、いろいろな関心を持った多数の市民が、どこかで「市民科学」の問題意識を共有しながら、自由に交流し学び合える、開かれた場が必要です。

「土曜広場」はそのような思いを込めて運営する新しい場です。市民科学研究室の30年近くに及ぶ活動から得られた知見やノウハウが随所に生かされているはずです。 

交通アクセスもよく、それなり広くて(最大15名が囲める会議テーブルと椅子がある)、ちょっとした図書館の機能(「科学と社会を調べる図書館」:5000冊所蔵や多数の映像資料、一般図書館と同様の検索機能あり)も備えている、という恵まれた環境である市民科学研究室事務所を、土曜日に限って一般に開放するのが、「土曜広場」です。

朝10時以降なら、誰でもいつでも来ていただいて、まいません。(ただし、以下に述べる「特別企画」でスタッフ一同が外出している場合もありますので、「今週の土曜広場」で予定をご確認ください。)

その時々の会議やイベントに参加してみたり、あるいは自分で勝手に本や資料やDVDを閲覧する、あるいは私やその他のスタッフが手の空いた時間に一緒におしゃべりする、という具合に過ごしてもらえればと思っています。

「今週の土曜広場」のタイムテーブルに記した予定ですすめますが、これは随時更新しますので、事務所にいらしたりオンラインで参加なさる前にチェックをお願いします。

おおまかな活動編成は次のとおりです。時々、特別のイベントを入れたり、また、スタッフが会員有志を誘って外部団体のイベントに参加したりして変更になる場合があります(こうしたことを「特別企画」と呼んでいます)。

その時々の週の「土曜広場」で以下のそれぞれの時間帯で何をテーマにするかの告知、そして参加を希望する場合の申し込み受付については、こちらの「今週の土曜広場」のページで行っています。なお、オンラインで参加を希望される場合は当日午前10時までにお申し込みが必要です(直前にzoomのURLを送ります)。市民科学研究室会員の方には「市民科学研究室メーリングリスト」で事前に全員にURLを送ります。また、事務所に直接いらっしゃる場合は、申込みは必要ありません。いつでも好きな時にいらしていただければと思います。

以下の➀~④の参加者には、どのコーナーについてもそれぞれ「10どよう」(市民研地域通貨「どよう券」の紙幣)を差し上げます。

 

毎週土曜日午前10時から市民科学研究室事務所を開放
10:00~11:30:

➀こんな活動しています!

(30分発表+20分対談+30分議論)

11:30~12:30

➁最新記事論文解説

(20分解説+30分議論)

12:30~13:00

昼食・休憩

13:00~14:30

③ブックトーク

(推薦本、『市民研通信』、雑誌特集など)

14:30~17:00

④映像を観る

(市民研所蔵DVDも含めて、いくつかのテーマで)

17:00以降

⑤土曜講座Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ

( 2時間枠で随時、近日にこちらで告知)

(開講は2025年6月からになります)

 

①こんな活動しています!

オンラインでの自由トークです。市民科学研究室の会員もしくは会員の友人で、「自分の活動」を自己紹介できる人に登壇してもらいます。どんな方でも、その方の友人で、あるいは身の周りに、面白い活動やユニークな活動、あるいはあまり知られてはいないかれど意義深い活動をなさっている方がいらっしゃるのではないかと思います。そんな方にお声がけして、オンラインで(あるいは事務所に来ていただいて)その活動のことを話していただけないでしょうか? もちろん、ご自身でなさっている活動をご紹介くださるものかまいません。
基本枠として、登壇してくださる方に30分ほどお話しいただき、その後、市民研の代表の上田と20分ほど対談、そして最後に30分ほど参加者とやりとりしていただくこちにしていています。
もし土曜日のこの時間帯での登壇が難しいようであれば、相談の上、別の曜日の別の時間枠で実施することもできます。
ぜひ、「あなたの活動」を皆にお伝え下さい!

➁最新記事論文解説

「市民研サーチライト」に掲げている記事論文から3つか4つを取り上げて、市民研の代表の上田が解説します。その解説を受けて、参加者で議論します。取り上げるのは重要度が高く、かつ、できるだけ新しい記事論文になります。予めその「サーチライト」に掲げた記事論文を読んでおく必要はありません。上田による解説の部分は撮影して編集し、「市民研YouTubeチャンネル」として掲載することになります。

③ブックトーク

市民研のライブラリー「自分で調べる図書館」に収蔵している“科学と社会”に関連した書籍や雑誌や報告類から、あるいは新刊で話題になっている本から、あるいは最新の『市民研通信』の記事を取り上げて、あるいは市民研の恒例企画「私のおすすめ3作品」から、あるいはネット上で公開されている雑誌の特集記事を取り上げて……その時々に取り上げた本や記事をめぐって、自由に紹介し、語り合います。毎回何を取り上げるかについては、「今週の土曜広場」で確認いただければと思います。

④映像を観る

市民研はこれまで、”科学と社会”に関連する内容のTVの科学番組やドキュメンタリーを20年以上にわたってかなり克明に録画して、調査研究のための資料として活用してきました。また、特定のテーマ(例えば、「科学映画」「生命科学映像」「原爆・反核運動関連作品(“10フィート運動”など)」「図書館・公民館活動」)の作品を掘り起こして、そうしたテーマでの映像アーカイブを念頭に、系統立てていろいろな作品を鑑賞してもいます。この「映像を観る」の時間は、こうし映像資料を、テーマを決めて、皆で観ていくためのものです。どようのな作品を取り上げるかは「今週の土曜広場」でご確認ください。なお、このコーナーはオンラインでの参加はできません。市民研事務所にいらした方だけの集いとなります。

⑤土曜講座Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ

市民科学研究室では「市民研インターンシップ」を設けていて、その中で、研修生に受講してもらうための次の「土曜講座」を開講しています。
土曜講座Ⅰ「自分で調べる技術ワークショップ」(参加者が揃った段階で随時開催、土曜日以外での実施もあり)
土曜講座Ⅱ「くらしとかがくのアーカイブ」に動画として収めた過去の講座のうち、こちら指定したものを予め視聴して、それについて議論する(土曜日に随時開催)
土曜講座Ⅲ「自分で調べる統計学」(2025年6月~2026年3月に毎月1回で10回開催)
土曜講座Ⅳ「市民が活かす情報技術」(2025年6月~2026年3月に毎月1回で10回開催)
これらは、インターンシップの研修生でない一般の方々でも参加できます(ただし、Ⅲについては指定したテキスト(2冊)を自費で購入、Ⅳについては毎回受講料(1000円)を支払う)。
詳しくは「土曜講座2025へのお誘い」をご覧ください。