現在(株)THD(Technology History Design)が開発と普及をすすめている、音声ガイドのためのアプリケーションは、スマートフォンなどに入れるとGPSの位置認識によって、予め吹き込んだ音声を意図した場所で自動的に再生させることができるという、非常に応用範囲の広い、新しい技術です。市民科学研究室はこの技術の開発の当初から関わってきましたが、公共的・社会的価値を生み出す技術として利用の展開をはかっていけるようにするにはどうすればよいかを、THD社と日々議論を重ねて、今に至っています。
今後、市民科学研究室の方からも、この技術の新たな展開の様子を、折あるごとにお伝えしたいと思います。今回は次の2点を記しておきます。
●JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」(IMT)でのサウンドレイヤー・アプリ「onIMT」公開
ぜひ一度、この博物館に出かけて、体験してみてください!
●『月刊 地理』2018年7月号の巻頭で「地理的音声ガイド作成の取り組み」
お茶の水女子大の長谷川直子准教授と地理学コースの学生さんが、(株)THDならびに市民科学研究室とコラボレーションして実現した企画の報告です。大きめの書店で雑誌を手にとってご覧いただければ幸いです。