
(撮影した写真はPDFファイル文書において複数掲載)
干潟を歩く
~千葉県行徳鳥獣保護区 観察会~
松田美恵子(市民科学研究室・会員)
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10月5日(日)、千葉県市川市にある『千葉県行徳鳥獣保護区』の観察会に参加しました。
保護区の保全活動をしている「NPO行徳自然ほごくらぶ」が主催しているものです。この保護区は、開発で次々と失われて行った干潟を回復・保全しようと、昭和40年代に湿地帯を造成して保全されてきた地域だということです。隣接して、宮内庁の『新浜鴨場』があり、両方合わせて、『行徳近郊緑地特別保全地区』となっているそうです。
保護区には、普段は立ち入ることはできませんが、観察会の時は、中に入って野鳥や植物、干潟の生き物などを観察することができます。
この日も地元の方々など、十数人が集まっていました。保護区の入り口から中に入り、ぐるっと干潟を一回りして歩きました。「NPO行徳自然ほごくらぶ」のメンバーの方々が歩きながら、鳥や生き物を教えてくれます。参加者は、初めての人から、生き物や鳥に詳しい方までいて、様々な質問が飛び交いますが、それぞれに丁寧に答えていました。
私は、初参加で、たくさんの生きものや鳥を教えていただいたのですが、残念ながらとても覚えきれません。思い出せるのは、泥の中のハゼ、爪が鮮やかな赤色のカニ、干潟の中にすっと立つサギ、黒山のように集まっているカワウ、クッションのようにふかふかのオレンジ色のキノコ、鴨場付近のうっそうとした竹林、などです。青い空を背景に、干潟の上を鳥たちが羽ばたく情景は、気もちを開放的にしてくれました。
観察会のあと、ほごくらぶの販売グッズの紹介があったので、ミニタオルを購入しました。かわいい鳥のデザインとユーモラスなハゼのデザインの2種があり、迷った末、ハゼを選びました。
「NPO行徳自然ほごくらぶ」が行っている、湿地帯の管理や野鳥の救護、観察会情報などはこちらからご覧になれます。
https://gyotokubird.wixsite.com/npofgbo
