共同で新しい試みを始めてみましょう!
「調べる」力を高めて、よりよい世の中を作る
大学生はもちろん、一般の市民でも、自分が取り組んでいる活動で何かを詳しく調べて、発表したり報告したりすることがあります。その際に、しっかりした調べ方のノウハウを身につけているかどうかによって、作業の能率は言うに及ばず、研究や調査の成果の良し悪しが大きく左右されます。よい成果を出すことで少しでも世の中をよくすることに貢献したい、とあなたが考えるのならば、自身の調べる力を高めておくことは、とても重要なことであるはずです。
岩波新書『実践 自分で調べる技術』は、「調べる」力を本格的に高めるためのノウハウをまとめたものですが、現在9刷に達しています。この本で述べたことを、各地の住民グループ、サークル、部活動のクラブ、NPO、学校・大学の授業、図書館・公民館の講座などの様々な場で、それぞれのニーズや目標や活動形態に応じて役立てていただけるようにしたいと思っています。
この本の共著者の一人(上田)が、「調べる力を高める」活動をすすめてみたいと思っている方々と相談しつつ、ワークショップ・講座・研修会や授業のサポートなどのやり方を探っていければと願っています。例えば、次のようなニーズやリクエストに応えることができると思います。
●中学や高校の「総合的な学習(探究)の時間」で「調べる技術」を扱ってみたい
●図書館や公民館の職員の研修などで「調べる技術」を扱ってみたい
●図書館や公民館など公共の場において、地元の市民に向けて「調べる技術」を身につける機会を提供してみたい(例えば館内や地域の図書・資料を上手に活用して地域の問題の解決につなげるような)
●大学の授業のなかで(例えば卒業研究の準備として)「調べる技術」を扱ってみたい
●学生のサークルや市民団体(サークル活動、住民運動、社会教育や生涯学習に関連する活動など)で、何らかの調査を必要としている場合に、効果的な調査の進め方を設計してみたい
●何らかの研究助成を申請したいと考えている市民グループでその申請や研究計画作成のノウハウを学んでみたい
どのような場合でも、リクエストを受けて、まずは市民科学研究室のスタッフがそれぞれの現場に赴いて、どのようなニーズがあり、どのような展開の可能性が描けるかを相談させていただくことから始めます。
この「調べる技術」に関連しての市民科学研究室のこれまでの実績や、活動の基本型として確立してきた「自分で調べる技術ワークショップ」の中身については、こちらのページで紹介しています。
「調べる技術」に関心を持つ皆様からのご連絡をお待ちしています(こちらのメールフォームからお願いします)。