今回の自然観察会は、千葉県市川市の2箇所を巡ります。
午前の部では今回で4回目になる、大町自然公園の散策、そして午後の部では「認定NPO法人 行徳自然ほごくらぶ」を訪問します。
市民科学入門講座野外特別編<午前の部>
市川市・大町自然公園観察会 その4『湧き水がはぐくむ初夏の生命』
市川市の大町自然公園(通称長田谷津)は1973年に、市民の声が行政を動かした結果、湧き水を中心とした自然を保全すべく開設されました。当時としては画期的なことでしたが、その後50年の「保護」は「放置」も同然ともいえ、せっかくの湧き水も多くが土にしみこんだままになっています。それでも初夏ともなれば、水面にはアメンボが、空中にヤゴから羽化したトンボがみられますし、水中にはタニシの這い跡までみえるかもしれません。今回も生き物発見の達人、自然博物館学芸員の金子謙一さんに公園内をご案内していただくとともに、保全のために何ができるのかを、ご参加のみなさまと一緒に考えます。
午前10時に北総公団線「大町」駅改札口集合し、大町自然公園内をゆっくりと散策。11時30分ごろには自然博物館に到着。その後正午ごろに解散します。
講師:金子謙一さん(市川市自然博物館学芸員)
参考サイト:
長田谷津(大町公園内)はどこにある?
長田谷津(大町公園内)の湧水とは
長田谷津(大町公園内)の昆虫たち
長田谷津(大町公園内)動画スケッチ(2023年6月)
市民科学入門講座野外特別編<午後の部>
「認定NPO法人 行徳自然ほごくらぶ」を訪ねる
葛西から西船橋にかけてかつて広がっていた湿地はほとんど埋め立てられましたが、市川市の「行徳近郊緑地保全地区」では環境保全が最優先されて開発はおさえられ、かつての「野鳥の楽園」のおもかげをとどめています。野鳥観察舎の一時閉鎖、千葉県から市川市への移管などの変動にみまわれながらも、栄養分の多い水源の用水による浄化をはじめとする地道な活動を、1980年前後からおこなってきたのが「行徳自然ほごくらぶ」です。「野鳥病院」などユニークな施設ももつ同くらぶスタッフのお話を、そして湿地に住む水鳥たちの声を、聞いてみませんか。
行徳自然ほごくらぶのホームページより
▶お申し込みは以下からお願いします。
●実施日と集合場所
2024年6月30日(日)
<午前の部>午前10時 北総公団線大町駅改札口に集合
<午後の部>午後1時45分 あいねすと横広場に集合
●定員:10名
●参加費:無料
●お申し込み:以下をクリックして必要事項を記入して送信してください。