「なま東大」で行われた脱原発シンポジウムに参加して

投稿者: | 2012年10月2日
「なま東大」で行われた
脱原発シンポジウムに参加して

 

田島直樹(市民科学研究室 低線量被曝研究会メンバー )

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7 月末から夏バテに苦しんでいた私は、シンポジウム申し込みを指を咥えて見過ごしていました。ようやく動けるようになった頃、思っても見ない参加の機会が与えられました。協賛団体である市民科学研に送られてきた参加葉書を、報告書を書くことを条件に分けて下さるというのです。

8 月30 日東京大学駒場キャンパスの正門には、よく入学式で掲げられるような墨書のたて看板が掲げられていました。シンポジウム「福島原発で何が起きたのか―安全神話の崩壊」。そこだけ風景を切り抜けば、大学挙げて原発問題を考えていると誤解した人もいたでしょう。しかし、キャンパスの中はシンポジウム会場を除いて、原発の「げ」の字も放射能の「ほ」の字もいっさいなく、一市民でしかない私から見れば、学問の府が「虚脱空間」であるかのように映ったのでした。

正門から東に歩いて5分、会場は生協食堂の2階で、むかし駒場寮があったところです。主催者によれば、参加申込者が多いため当初の250 人会場を400 人会場に変更したそうです。私は開会時刻を30 分早く勘違いしてたので、前のほう、関係者席のすぐ後ろに陣取ることができました。

首都圏での総合的なシンポジウムは、1月の横浜以来でしたから、開会前の熱気には関心の高さが感じられました。予約者で満員になりました。(つづく)

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