残したいものは残す・いらないものは作らない

投稿者: | 2015年6月3日

残したいものは残す・いらないものは作らない
権上かおる(環境カウンセラー)

pdfはこちらから→csijnewsletter_030_gonjou_20150527.pdf

自己紹介
私の話はひとつのお話ではなく、四方へ飛びます。ご容赦ください。
本業は、材料分析と材料関係の専門書の出版をする中小企業の範囲に入ります民間会社に勤務しています。小さい会社ですが、いろいろな経験ができたと思っています。4回の夏、エジプトのシナイ半島の発掘現場の仕事にも出してもらいました。専門書出版では、農業土壌関係の専門書を編集し、3.11原発事故対応には、この仕事が大変勉強になりました。
個人では環境、特に大気環境を中心として市民活動に長年係わっています。東京や全国の大気汚染や酸性雨の調査、ぜん息患者さん達の東京大気汚染公害裁判の支援の活動、環境カウンセラー(市民部門)資格を取得してからは、小中学校などへの出前授業や環境イベントへの協力など、仕事?の絶えない状況です。本稿は後者が中心のお話になる予定です。

市民研事始め
市民研との最初の出合いは、2004年7月28日、日本機械学会・技術と社会部門第63回イブニングセミナーでした。「電磁波リスク研究の最新動向と規制政策のあり方」と題して、上田さんに講演していただきました。東京タワー周辺の測定など、具体的なお話に感銘を受け、懇親会の場で、入会したことを記憶しています。しかしながら、市民研の活動にはほとんど参加できず、会報などいただくばかりの会員状態が続いています。若干の貢献ができたのは、現事務所の仲介とシェアの方々のご紹介位といえるかもしれません。

環境調査の活動
6月の環境週間と大気汚染のひどくなる12月に毎年行っている全都の大気汚染物質(二酸化窒素)を調べるカプセル調査がまもなく30年になろうとしていますが、当初から参加しています。毎回約1万ヵ所に親指大のカプセルを取り付け、その地の汚染度を知るという取り組みです。当初からみれば23区はきれいになってきていますが、多摩の状況が悪化していることがよくわかります。
1991年からは、酸性雨調査研究会(以下雨研)という環境調査のNGOの活動にも参加しました。身近な雨を通じて、地球環境を考える「足元で行動、地球規模で考える/自らの手足を動かし、(苦労して)調査し、得た結果(客観的事実)をもとに環境負荷の少ない選択を行う/専門家だけに通じる表現はしない」というのが、モットーです。
……
【続きは上記PDFにてお読み下さい】

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