私塾「究(Q)」を始めます

投稿者: | 2000年1月26日

私塾「究(Q)」を始めます

チラシはこちらから

世の中には小中高の学校を全部あわせた数よりもずっと多くの学習塾があり、中学生でみると半数を超える数の子どもたちに通塾経験がある、とのデータがあります。「学校の勉強は面白くない」「学校の勉強だけでは受験は乗り切れない」「友達が塾に通っている以上、自分も行かないと取り残されてしまう」―そのように感じ、学校の勉強への不満や不安を口にする、親や子どもがたくさんいるからなのでしょう。

でも改めて考えてみると、「学校の勉強」で扱っているのは、世の中にたくさんある本格的な学問のほんのわずかな入口にすぎないのですが、だからといって「面白くない」「役立たない」ものでは決してないはずなのです。問題はその入口での学び方にあります。その入口はじつはいろいろな所に通じています。その入口からでも、今ある物質や生き物の世界や、私たちの世の中がどんなふうにして出来上がって成り立っているのか、という不思議にふれることができます。だから、「自分が一番興味を持つことを見つけて打ち込みたい」「世の中をよくしていくために何をどうすればいいかを知りたい」という思いを実現する上でも、その入口を役立たせることができるのです。“大いなる探検”の入口に今あなたは立っているはずなのに、そのようなときめきを覚える学び方に出会えないままになっている―そんな人があまりにも多いように思われます。これは本当にもったいないことです。

「学校の勉強」を終えた大人でも、事情はあまりかわらないのかもしれません。確かに、自分の仕事にかかわって必要な専門的知識を何らかの形で学び身につけてきた人は多いでしょう。でもそれだけではなく、直接仕事に必要ではないにしても、自身の視野を広げ見識を高めておくために、何らかの分野やテーマの学問を独学ででもがんばって学ぼうとした人も同じくらい多いことでしょう。ただ、道は険しく、普通は、「やっぱり大学院にでも入らないとダメかな……」と道半ばで諦めてしまいそうになります。そこにもやはり、自分なりの必要性に応じて、探求のときめきをどう持続させることができるかという、何からの「学び方」の問題があるように思われます。

「究(Q)」では、週1回という限られた時間ではありますが、少人数(6名まで)で、それぞれが取り組んでいること―学校の教科の勉強だったり、入試問題だったり、レポートの作成だったり、読み通すの難しい外国語の本や古典的な名著だったり―をそれぞれで進めていくなかで出くわすことになるだろう、「わからない」「難しい」「自分には関係ないと思える」……といったいろいろな“躓き(つまづき)”を、なんとか一人で切り開いて克服していくやり方を伝えます。それは決して、一般的な抽象的な助言で伝えられるものではなく、具体的な躓きを具体的に一緒に解きほぐしていくなかで見えてくるものだと思っています。その際に、講師がこれまで長年「科学と社会」の多方面に渡る活動で蓄積してきた知識やノウハウを活かします。また、講師がその活動をとおして知人・友人としてつきあいのある多数の専門家らのサポートやアドバイスも、必要に応じていただくことにしています。

毎回2時間、個別にそれぞれが学習をすすめた後に、30分間、講師から「調べ方ワークショップ」(社会で役立たせることのできる知的な技術:学び方、調べ方、伝え方……のいろいろの紹介)を行います。これは希望される人だけが参加しての合同の作業です。内容は2020年春に刊行される著書『自分で調べる技術』(岩波新書、宮内泰介氏(北海道大学教授)との共著)を手がかりにして、具体的な課題解決をとおして、そうした知的な技術が身につけられるように組んでいます。

今あなたが、なんとか「しっかりわかりたい」「できるようになりたい」「身につけたい」と思う、そのことから、学問することの楽しさが開けてくる―そんな体験をしてみませんか?

●講師:上田昌文(NPO法人市民科学研究室・代表理事)
プロフィールはこちらからご確認ください。
1995年~1999年に、新宿にあるSEG科学的教育グループの中学英語科の改革を託されて、その主任を務めたことがあります。
それ以外にも小学生から高校生を教えた経験は多数あり(英数理国社のどの教科にも対応できます)、また、市民科学研究室の仕事をとおして、ここに記したような子ども向けのワークショップを開発し、全国規模で実践してきました(この3月に新たに「中学生と赤ちゃんのふれあい授業」という企画も開始します)。

●1クラスの人数:6名まで
[現時点では1クラスを想定していますが、希望者が増えれば別の曜日でもう1クラスを設けます。]

●対象:小学生5年生以上なら年齢を問いません。

●コース:個別に学習をすすめるA、Bコースと、皆が一緒に参加するワークショップのCコース
Aコース:学校の教科学習の補強や受験対策を希望する人
Bコース:何らかの学問の基礎の習得、語学の習得、様々な古典の精読などにチャレンジしたい人
Cコース:「調べ方ワークショップ」(無料)
A、Bコースは2時間の個別学習で、Cコースは希望者のみによる30分の共同作業です。

●日時:週1回(平日の決まった曜日) 2時間半
個別学習:17時30分から19時30分
(途中休憩は各自随時に10分ほど:飲食も可能(食器類や流しやガス台や冷蔵庫や電子レンジも使用可能))
自由参加のワークショップ:19時30分から20時
どの曜日にするかは受講生の都合を確かめた上で決めます。[毎週水曜日で実施することが決まりました。人数が増え次第、別の曜日も追加いたします。(3月13日追記)]

●場所:市民科学研究室事務所
部屋の様子はこちらをご覧ください。

●遠隔からの参加:受講生6名のうち、3名までは、TV会議システムを使っての遠隔からの参加が可能です。事務所にある、それぞれ離れた場所に置かれた3台のPCを、それぞれ3人の受講生とやりとりするのに使います。以下のお試し期間中に、接続や映像・音声の調整や文書のやりとりがしっかりできるように準備することになります。

●補習:何らかの事情で通うことができなかった回については、その日から1週間以内に、自宅に居ながらインターネット使ったテレビ会議方式zoomを用いて、補習(20分程度)を都合の良い日時で実施します。

●問題の事前共有:わからない・解けない問題、読み解けない箇所などを前もって「写メ」して、メールで講師に送っておくことができ、教室に来た際に効率よく指導を受けることができるようにします。その他、時間をうまく使うためにいろいろな工夫を凝らします。

●料金:1ヶ月1万円
(月4回もしくは5回。8月と12月と1月は、お盆と年末年始の休みをとって、月4回になります。)

●お試し期間:2020年2月3日から2020年3月30日の間の平日の上記時間帯に予約を入れて、Aコースの場合は保護者と一緒に子どもさんが教室に訪れ、講師と面談した上で1時間程度の体験をします。Bコースの場合は本人が講師と教室で面談した上、進め方を決めます。お試し期間はもちろん受講料はいただきません。

●PC環境:必要に応じて、いつでもインターネットにつないで調べることができるPCが3台あります。それらは講師の指導のもとに有効なやり方で臨機応変に利用することになります。自身でPCを持参してネットにつないで必要に応じて使うこともできます。

●条件:6人がそれぞれなりに集中して勉強をすすめることを前提にしています。他の人の学習の妨げになるような行為があった場合は即退去してもらいますので、その点を予めご了承ください。

●お申し込みやお問い合わせ
こちらのメールフォールをご利用ください。電話(03-5834-8328)でも受け付けています。

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