10月20日(日)市民科学講座Dコースvol.5 中学校や高校の理科の実験と放射線安全~クルックス管の利用で問われること

投稿者: | 2019年10月15日

 市民研ではこの7月から、市民研理事、市民研会員、市民研研究会メンバー、あるいはそれらの方々のご友人に話題提供者になっていただいての談話会(市民科学講座Dコース)を無償化し、毎月平日に2回から4回ほどの 頻度で、市民研事務所を会場にして、実施します。科学や技術、あるいは社会に関わる話題であれば何で もかまいませんし、ご自身の活動のことを語るのも歓迎します。あなたもぜひ講師になってみてください。

 

●場所:市民科学研究室事務所(文京区湯島2-14-9 角田ビル2F)
●時間:14:00-16:00
●参加費:資料として500円徴収
●参加定員:会場は15名まで(講師、司会者を含む)、ウェブ会議参加は8名まで
●申込受付:市民研ホームページの申し込みサイトにて先着順で

 

10/20(日) 14:00~
中学校や高校の理科の実験と放射線安全
~クルックス管の利用で問われること

講師:秋吉優史

公立大学法人 大阪府立大学 研究推進機構 放射線研究センター 工学研究科 量子放射線系専攻 准教授

この講座は、低線量被曝研究会主催 全7回シリーズ「放射線被曝とその周辺」の1回として実施します。9月から毎月1回のペースで進めます。

チラシはこちらから

お申込みはこちらから(定員15名)(スマホ、モバイルからでなく、PCからお願いいたします)

【講師より一言】

クルックス管と聞いて皆様は何を思い浮かべるでしょうか? 学校では以前から使われていましたが学習指導要領の改定により2021年度以降、中学校理科での利用が増えると考えられています。 クルックス管は電子の性質を学ぶことに役立ちますが、レントゲン博士によるX線の発見も体験することができます。電子が加速されるので、X線が出ることもあるのです。さて、この装置を安全に使うにはどうすればよいでしょうか? 安全を確保するためには測定が必要ですが、パルス状の低エネルギー光子を適切に測るのは学校現場では容易ではありません。この講座では、これまでに得られた質のよいデータをご紹介し、理科実験での放射線安全を考えます。

 

10月20日(日)市民科学講座Dコースvol.5 中学校や高校の理科の実験と放射線安全~クルックス管の利用で問われること」への8件のフィードバック

  1. 山口一郎

    輸出する蛍光X線分析装置では作業環境測定を行う業者に漏洩放射線量の測定を依頼されることがあるそうです。

    返信
  2. 山口一郎

    秋吉先生は原子力学会でも関係演題を発表予定です。
    現場の実情を調べることで問題点を把握し、その問題点を解決するために色々なアイデアを考えることになりますが、装置(古い装置が使われている経緯もあるようです)そのものを生徒や教員の方々のより一層の安全を確保するために改良(開発?)するというアイデアも出されているのでした。

    ルール面では、日本の現行法令に加えて、IAEAのGSR Part 3 のSchedule I, para I.1.やRSG1.7、測定面GSG7のPara 2.34 to 2.38に関するご疑問に対しても課題を提示させて頂くことができると思います。

    返信
  3. 山口一郎

    ご参加下さった方々へ
    学校現場のことを率直に教えて下さり有難うございました。
    学校での実験を安全に(先生方や生徒にとって)、有効に行うための取り組みでの質のよいデータを得ることなどのご理解を深めて下さったのではないかと思います。

    規制関係の議論のための材料です。
    https://ndrecovery.niph.go.jp/trustrad/qa/?p=2024

    自然の放射線への対応の情報です。
    https://ndrecovery.niph.go.jp/qaspot.php?record_id=540

    過去の放射線曝露を調べる方法例です(こちらもご興味ある方からのご連絡を歓迎します)。
    https://ndrecovery.niph.go.jp/trustrad/invivo_EPR/

    返信

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