外環陥没事故３年 住民集会＆上田さん・磯野さん講演会
「ひとり一人の被害回復・まちの復興」のために
（ ～わたしたちの街に平穏な暮らしは返ってきたの？～ ）
2020年10月18日、静かな日曜日に突然、住民を恐怖に陥れた、調布市東つつじヶ丘の住宅街陥没と３つの空洞発見。あれから早いもので３年が経ちました。その間、国とNEXCO２社の事業者は、裁判所の決定で、本線南側２本のトンネル工事はストップしたまま、地盤強化のためのコンクリート･パイプライン敷設による大工事、トンネル直上の住宅壊しなどの作業を続けています。
事業者は現場担当レベルでは、住民と市との協議の場での住民要求に応じ、地盤補修のシミュレーション実施や都橋の急こう配の補修をするなど対応しています。しかしその一方で、被害補償は、徹底した個別交渉に限定することで、被害の全体像を見えなくしています。
未だ国交大臣・ＮＥＸＣＯ東の社長から住民への謝罪もない中で、事業者の一方的な線引きにより、コミュニティが分断され、取り残された周辺住民は泣き寝入り状態です。
この集会では、健康、環境被害の実態についての調査報告と、開発問題に詳しい専門家に現状を分析、報告してもらいます。 ぜひ、ふるってご参加ください。
チラシはこちらから
日 時 ： 2023年10 月15日（日）9:45～12:00 ＊受付開始 9:30
会 場 ： 東部公民館 学習室 (調布市若葉町1-29 -21)＋ ZOOM同時配信
参加費 ： 無料 （カンパ歓迎！）
要申込（ZOOM 参加のみ事前に）： gaikan.higai@gmail.com
＊ZOOM参加ご希望の方は、上記メールアドレスに、件名「外環・３年集会申込」と記載し、住所、氏名、電話番号をご記入の上、10 月14日（土）までにお申し込みください。追ってZOOM参加のURL をお送りします。
主 催 ： 外環被害住民連絡会・調布 （※お問合せは上記へ）
【集会スケジュール】
9:45
外環被害住民連絡会・調布総会（冒頭挨拶/会計報告）
10:00
上田昌文さんの講演
10:45
磯野弥生さんの講演
11:30
質疑応答と意見交換
11:50
声明＆終了の言葉
12:00
会場撤収終わり 会場外での記者会見
【講演】
☆上田昌文さん講演☆
「シールドマシン地下トンネル工事による健康被害と建物損壊」
―市民科学の手法による調査からみえるもの―
☆磯野弥生さん講演会☆
「大深度地下問題と健康な環境に生活する権利」
－東京外環道のいまとこれから―
【講師プロフィール】
上田昌文（うえだ あきふみ）さん
NPO 法人市民科学研究室代表理事。2021年地元住民と「外環振動・低周波音調査会」を結成し、「高木仁三郎市民科学基金」の助成を受けて、外環道工事で起きている健康被害、建物被害の調査を進めている。
磯野弥生（いその やよい）さん
東京経済大学名誉教授。専門分野は行政法、環境など。2015年「公共事業と住民参加―オーフス条約をめぐって」、18 年にも「公共事業と住民参加」など「道路全国連」集会の講師を務めた。