市民科学研究室が10年以上にわたって実施してきた食育プログラム「子ども料理科学教室」の最新版ができあがりました。
今回の改訂版は、高校生や大学生を含む若い人に「自炊力を身につけてもらうための最も確実な方法」を提供することを主眼にしています。
(公益財団法人キユーピーみらいたまご財団の2022年度「食育活動助成プログラム」の助成を受けて開発し、完成しました。なお、この助成事業では、「料理科学教室」の他に「農業の現場体験」も含んでいます。全体の報告はこちらをご覧ください。)
このプログラムを、様々な食育活動に取り組む多くの団体や人々に利用していただくために、次の選択肢を設けましたので、それぞれのご事情にあわせて、ご検討いただければと思います。皆様からのご連絡をお待ちしています。
「子ども料理科学教室:自炊力を身につける10のプログラム」
① ご飯が炊ければ、何とかなるぞ
② 「お味噌汁+野菜」で一日を始めよう
③ 旬の野菜でおかずを作る
④ 味を決める「だし」、 調味料の「さしすせそ」
⑤ 麹(こうじ)の力 発酵の力
➅うまく保存、うまく作り置き
⑦ 蒸す、茹でる、炒める、ならまかせて!
⑧クリスマス料理に挑戦! レシピの読み解きを学ぶ
⑨マイレシピでおいしく作る
⑩ 味噌の手作りに挑戦
プログラム(テーマ別の全)の概要は「子ども料理科学教室:自炊力を身につける10のプログラム」として、2022年に一緒に事業をすすめた「ポラン広場東京」のウェブサイトでの報告ページにリンクしています。以下の選択肢は、そこで示されているプログラムの内容を前提としたものです。
【1: 個別テーマでの出張授業をリクエストする】
・どこかの調理実習室を借りての実施が前提となります。その予約は依頼する団体に行っていただきます。
・原則、1つのテーマ(準備と講座終了時の食事を含めて約3時間)につき、1名か2名の講師を市民研から派遣します。
・講座で必要となる食材費は、依頼する団体の負担となります。
・受講生の募集については、依頼する団体が中心に行いますが、もちろん市民研もそれに協力します。
・1回の講座につき、派遣される講師の講師料(2万円)と往復交通費をご負担いただきます。
・実験器具、配布資料、投影スライドなどはすべて市民研の方で用意します。
【2: 各プログラムの実際の授業を動画で視聴する】
・以下の①から⑩の動画はどれも各2時間ほどの長さになります。
・1本あたりの視聴料として3000円をお支払いいただきます。
【3: (市民研が出張するのではなく)それぞれの団体でこのプログラムを独自に使ってみる】
・①から⑩のそれぞれについて、資料一式(投影スライド、動画、配布資料(ワークシート))をお渡しします。
・各団体での実施にあたって、市民研の方で前もってオンラインで相談を受け付け、スムーズに実施できるようにはからいます。
・1つのプログラムにつき、1万円の利用料をいただきます。
【4: 市民研が実施する「子ども料理科学教室」のイベントに補助スタッフとして参加する】
・各イベントは市民研が主催のものや、例えば自治体が主催のものなど、いろいろありますが、補助スタッフとして入っていただくことで、指導のノウハウを学ぶことができます。
・料理づくりが好きなことと、子どもの扱いにある程度慣れていることが条件になります。
・事前に、オンラインで市民研側の打ち合わせをすることになります。
・片道500円を超えない範囲で、会場までの往復の交通費は市民研が負担します。
・イベントによっては、アルバイト料(5000円前後)が支給される場合があります。
【5: 市民研と相談しつつ、このプログラムも取り込んでの新たな食育事業を立ち上げる】
・自分の住む地域で本格的に食育活動を立ち上げ、事業化したいという熱意を持っている方がいらっしゃれば、共同で事業運営に向けて、検討を開始したいと思います。ご連絡をいただければと思います。