ARCHとは Agenda for Research on Chernobyl Health (チェルノブイリ健康研究アジェンダ)の略称で、欧州委員会がIARC(国際がん研究機関)のもとに立ち上げたプロジェクトです。
市民科学研究室・低線量被曝研究会は、1年ほど前にこのプロジェクトのことを知り、その重要性を広く日本にも伝えたいと考え、ここ半年ほどをかけて、2012年に公開されたARCH Technical Report を翻訳しました。専門的に高度な内容も含むため、訳文のチェックにはさらに時間を要しますが、目次にある各章の翻訳を、順次公表していく予定です。
市民研・低線量被曝研究会
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ARCH(チェルノブイリ健康研究アジェンダ)について
csijnewsletter_020_arch_overview_201309.pdf
翻訳:ARCH Technical Report 序論
csijnewsletter_020_arch_intro_201309.pdf
ARCH Technical Report の目次は以下のとおり
(全164ページ、文献一覧を含む)
7-12 序論など
13-19 チェルノブイリコホートなど
20-32 甲状腺癌と甲状腺疾患
33-40 白血病とリンパ腫
41-48 甲状腺以外の腫瘍
49-53 放射線被曝による白内障
54-57 循環器と脳血管の疾患
58-61 免疫系の影響
62-65 急性障害
66-74 想定外の放射線障害
75-79 胎児被曝での精神ストレス
105-116 付論:放射線生物学第1章
121-134 付論:放射線生物学第2章
144-164 付論:放射線生物学第3章