<調べる>のお手伝いをします(相談窓口)

投稿者: | 2024年6月3日

これは日本にはなかなかない、無償での相談窓口です。

以下をお読みいただき、ご自身が持っている疑問をいくらかはっきりさせたうえで、ご連絡いただければと思います。

 

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皆さんは、次のような場合にどうしたらいいか、わかるでしょうか? 助言を求められたら、どうしますか?

・リサイクルされると思って、ちゃんと分別をしてゴミを出しているけれど、地域によって分別の仕方が違うところをみると、どうもモノによってはリサイクルがうまくいっていない気がする。でもどうやってそれを調べていけばいいのか、よくわからない。

・食品パッケージの裏の食品表示をみても、知らない物質名がたくさん書いてあるので、何が何だかよくわからない。「超加工食品が危ない」って言うけれど、そもそもそんな表示はないし、加工食品の何がどう危ないのかも、いろんな意見があって、迷ってしまう。

・私の地元で事業を行っている企業が、長い目でみたとき人々の健康や環境によろしくない影響を与えそうな感じがしている。工場からの排気、排水がとても気になる。どんな物質が含まれていて、それがどう影響を与えるのかを、必要だったら測定などもして、明らかにしていきたいが、そのやり方が知りたい。

・図書館や博物館にいろいろ役立つ資料があるのだろうけれど、自分が今必要としているぴったりの資料がどれなのか、やっぱり直接出かけていって1回1回調べるしかないのだろうか? もし自分の問題関心にぴったりの専門の先生がいれば、その人にいろいろ聞いてみたいのだけれど、そんなことはできるのだろうか?

・レポートや論文を半年くらいで書いて出すことになっているが、その調査と執筆のスケジュールをどう立てたらいいのか?

……等々。

どうでしょうか、こうした疑問にぴたっと対応できる専門家にすぐに遭遇できればいいのですが、なかなかそうはいきません。そもそもこうした問題が、どんな専門性やどんな調査研究のやり方にあてはまってくるのかを、見極めていくこと自体が意外と難しいからです。

市民科学研究室は、これまで30年に及ぶ活動のなかで、数多くの分野・領域の問題で調査を手掛けたり、情報を収集してきたりしました。

科学や技術にかかわる何らかの社会問題に取り組むNPOは、ある特定の専門性領域やテーマに特化して活動するのがあたりまえですが、だとすると、市民科学研究室のスタイルはちょっと変わったスタイルだと言えます。でも、この「広く、時々・所々で、深く」というやり方は、上に述べたようないろいろな疑問をうまく解きほぐしていくのに役立ちます。

市民科学研究室がこれまで30年の活動で培った、「調べる技術」「多種多様な専門家とのつながり」「非専門家である市民が専門性の高い問題に立ち向かっていくときの心得」……といったものを、多くの方々に直接の会話をとおして提供したいと思います。

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ここまでお読みくださった方なら、私たちが開いた「相談窓口」の趣旨はご理解いただけることと思います。

連絡方法と実施要領を記しておきます。どうかご遠慮なく、そして、趣旨をご理解の上、お問い合わせください。

▶相談内容をまずは手短に、メールか電話でお伝えください。
メールの場合はこちらから。電話の場合は、03-5834-8328へ。留守電の場合は必ず要件とご自身の電話番号を吹き込んでください。

▶実際の相談は、後日オンライン(zoom)で行います。ですので、最初の電話やメールでは、相談内容の要点を伺ったうえで、オンライン相談の日時の設定を行うことになります。

▶オンライン(zoom)での相談は無償です。原則30分までとさせていただきますが、必要に応じてその先のことも話し合うようにいたします。

▶オンラインでの相談の対応は、市民研代表の上田が中心になりますが、その内容に応じて臨機応変に、市民研の他のスタッフや外部の友人の専門家の力を借りるようにします。

 

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