12月10日(火)市民科学講座Dコース「個人線量計 それは何を明らかにできるのか!できないのか?」【遠隔参加可能】

投稿者: | 2019年12月6日

 市民研ではこの7月から、市民研理事、市民研会員、市民研研究会メンバー、あるいはそれらの方々のご友人に話題提供者になっていただいての談話会(市民科学講座Dコース)を毎月平日に2回から4回ほどの 頻度で、市民研事務所を会場にして、実施します。科学や技術、あるいは社会に関わる話題であれば何で もかまいませんし、ご自身の活動のことを語ることも歓迎します。あなたもぜひ講師になってみてください。

 

●場所:市民科学研究室事務所(文京区湯島2-14-9 角田ビル2F)
●時間:19:00-21:00
●参加費:資料代として500円徴収
●参加定員:会場は15名まで(講師、司会者を含む)、ウェブ会議参加は8名まで
●申込受付:市民研ホームページの申し込みサイトにて先着順で

 

 

12/10(火) 19:00~
個人線量計 それは何を明らかにできるのか!できないのか?【遠隔参加可能】

講師:小林 育夫(福井大学附属国際原子力工学研究所)

この講座は、低線量被曝研究会主催 全7回シリーズ「放射線被曝とその周辺」の第4回目として実施します。9月から毎月1回のペースで進めています。

お申込み:直接赴いての参加は定員に達しましたので、締め切りました。遠隔でのウェブ参加は可能です(左のお申込みサイトで、その旨のチェックを入れていただき、参加費を前払いしてください)。

 

【講師より一言】

放射線は1895年にレントゲン博士により発見されました。翌年には放射線傷害が報告され、放射線防護が必要であることが判りました。それは同時に防護を行うには放射線の量を知ることが重要であることが判ったということです。それ以来、被ばく線量を測定する試みが絶え間なく行われています。個人線量計は放射線を取り扱う人の安全を担保する唯一の方法です。個人線量計は放射線安全を担保する道具です。

12月10日(火)市民科学講座Dコース「個人線量計 それは何を明らかにできるのか!できないのか?」【遠隔参加可能】」への3件のフィードバック

  1. 山口一郎

    黄砂による空間線量率の上昇がCs-134を含まないCs-137によるとのご説明がありましたが、自然の核種で説明が付けられるとしている例です。いずれにしても計測することで検証することができます。
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhps1966/36/2/36_2_123/_article/-char/ja/

    初期の除染活動の報告例(初期の方が線量低減効果が大きい)
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/sangyoeisei/54/3/54_wadai11008/_article/-char/ja/
    https://www.fukushima.coop/mobi_borantia/
    →専門家に対して測定器の持参が呼びかけられています(WBCは長崎大学などから初期から対応していました)。

    初期の個人線量計の測定報告例
    https://www.fukushima.coop/pdf/ukara_hozonban.pdf
    https://www.jrias.or.jp/books/pdf/201504_RIJYUKU_NONAKA.pdf
    http://jcf.ne.jp/backnumber/NO103/_SWF_Window.html?pagecode=28

    しばらく経過した後の説明会の様子
    https://shinsai.jccu.coop/tsunagaru/2011/areanews/areanews_20111012-t-01.pdf

    ROTやISO照射での線量計応答の問題点
    →線源の分布の条件の変化による散乱線の寄与の変化の考慮が求められます。様々な状況があるので、きちんと検証しないとそれぞれ保守的になっているかどうかは必ずしも保証できないと考えられます。

    線量評価の不確かさ
    →様々な要因により構成されます。線量分布が均等ではなく、曝露状況が行動に依存し、測定結果は着用状況にも依存します。このため除染効果が過小評価されていると考えられる例があります。

    Cs-137とSr-90-Y-90との放射線場の違い
    →放射線のエネルギーとしては似ているが、光子と電子では透過性が大きく異なります。

    値が変動するので正しい値は得られないのではないか。
    →観測期間中の放射線の計測数はポアソン分布にほぼ従います。その場での放射線の量は確率的にしか表現できないですが、その情報から放射線防護を考えることができます。

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  2. 山口一郎

    Q.エネルギー特性のグラフで放射線のエネルギーが高くなっても感度が変わらないのは何故か?放射線粒子1つのエネルギーに比例して増加するはずではないか?
    A.放射線粒子1つあたりの検出器への付与エネルギーを見ているのではなく、同じ線量あたりの測定器の相対応答を示しています。

    Q.OSLでは線量読み取りに用いる発光では繰り返し読み取りできないのではないか?
    OSLのシグナルは、放射線の照射により基底状態より高いが安定なエネルギー準位にトラップされた電子に対し、読み取りのための光でエネルギーをさらに与えて励起し、そこから基底状態に戻る時に出す光を読み取っています。
    このため、読み取りのために当てる光の波長より短い波長の光が信号になります。放射線が先に与えていたエネルギーの分だけ、放出される光のエネルギーは読み取りであてた光よりエネルギーが高くなります。

    基底状態に戻るというのは、放射線に当たる前の状態に戻るということです。このため、一度読み取られた電子はもう放射線の情報は持っておらず、破壊測定です。
    ただし、巨視的に見れば、トラップされた電子の全てを基底状態の戻さないような微量な光で励起させ読み取りを行うことで複数回読み取りが可能です。
    もっともごくごく少ない線量を調べるために強力な光刺激を行う場合には、放射線の照射により基底状態より高いが安定なエネルギー準位にトラップされた電子をすべて励起させ基底状態に戻らせるので繰り返し測定を行うことはできなくなります。

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