EUのナノ安全研究戦略と日本

投稿者: | 2015年4月7日

EUのナノ安全研究戦略と日本
小林 剛(環境医学情報機構/カリフォルニア大学環境毒性学部元客員教授)

pfdファイルはこちらから→csijnewsletter_029_kobayashi_20150319.pdf

1.EUの偉業-REACH
人類の生存にとって、直面する最大の危機の一つは、人間の健康を維持し環境を保全するための化学物質の安全性管理問題である。その中で、現時点で、欧州連合(EU)が世界の国/共同体の中で最も先進的かつ民主的に取り組んでいる体制は、圧倒的に多数の科学者に支持されるであろう。その結晶は、彼らの高邁な哲学と倫理/人権思想により昇華されたEUの化学物質管理規則(REACH)の “No data, no market “(安全データなくして市販なし)理念や、製造者に対する「安全性の挙証責任」の要求として、加盟国の共通する行動規範として、見事に析出されている。……
【続きは上記PDFでお読み下さい】

1.EUの偉業-REACH/2.ナノ企業の特異的ビヘービア/3.日本のナノ産業:安全対策の自主管理の行方/4.ナノリスク研究と日本の大学および研究機関/情報/5.ナノテクの安全問題についてのメディア報道/6.我が国の異例な研究助成風土/7.EUのナノリスク研究10年計画/8.EU計画の着眼点/1)ナノ安全デザインの組み入れ 2)ロードマップの導入 3)予測手法の統合推進 4)ライフサイクルのトータルリスク評価/☆光触媒のライフサイクル・アセスメント/9.日本のナノリスク研究戦略に望む/10.WHOによるナノリスク研究の決定版への待望

●参考資料
欧州の2015-2025年におけるナノセーフティ 安全で持続可能なナノテクノロジー・イノベーションを目指して
pdfファイルはこちらから→csijnewsletter_029_kobayashi02_20150326.pdf
翻訳&解題:小林 剛(環境医学情報機構/カリフォルニア大学環境毒性学部元客員教授)

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