薬学生たちの本音に迫り、よりよい薬学教育を造るために

投稿者: | 2013年6月1日

「薬学生たちの本音に迫り、よりよい薬学教育を造るために」
松崎 哲郎 (日本薬学生連盟)
横山 雅俊(NPO法人市民科学研究室 理事)
PDFはこちらから→csijnewsletter_018_matsuzaki.yokoyama_201306.pdf
はじめに 
 既報の記事「サイエンスアゴラから学会へ」 でも簡単にご報告しましたが、さる3月に開催の日本薬学会第 133 回年会 にて学会発表をしました。演題は30amG-113「データで見る薬学生の本音『薬局実習編』」 です。
 既報の通り、本研究は科学コミュニケーションの祭典「サイエンスアゴラ 2012」の出展企画・研究問題ワークショップ「本音で語る”専門職学位”―薬学6年化は成功するかー」 の一環として実施したものです。既報の拙文「知られざる研究問題・薬学部6年化とその影響」 にもある通り、薬学6年化という教育改革の渦中におかれた薬学生の本音に迫る試みです。
 筆者の1人(横山)が長年直面し、取り組んできた研究問題 の性格として、渦中にある当事者が声をあげにくい構造があります。ポスドク問題、研究費不正、研究不正、科学技術政策の立案、利益相反問題など、殆ど全ての問題で同じ構図があります。そうした問題の渦中にある当事者の声を拾い上げて、問題の提起や共有、解決などに結びつけることには、その構造ゆえの難しさがあります。
 今回、新たな試みとして、薬学6年化における最大の変革である臨床実務実習を経験した学生さんたちに、大学の垣根を超えてご協力を戴き、実務実習を実際に経験して率直に感じたことをお伺いするアンケートを実施しました。ただ、結果の解釈に際しては、調査開始時点の条件下で、類する事例の報告や公開されている情報が僅少であったこと、薬学生自身の声を薬学生自身が検証する試みもなかったこと、薬学6年化の改革が実施される過程において、臨床実務実習の制度設計自体が2004年2月の6年化決定後であったこと、その制度設計の主体であったのが主には大学関係者であったこと、以上のことを頭に入れた上でお読み頂ければと思います。
【続きは上記PDFファイルにてお読みください】

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