ICRP(国際放射線防護委員会)の委員を招いてのオンライン討論会の関連資料

投稿者: | 2021年2月25日


ICRPの新刊行物の表紙

ICRP新刊行物と福島原発事故における放射線防護―作成にあたった委員を招いてのオンライン討論会 関連資料

2020年12月11日にICRP(国際放射線防護委員会)の刊行物『大規模原子力事故における人と環境の放射線防護』(ICRP Publications109およびPublications111を改訂して作成されたPublications146)が公表されました。これはICRPがチェルノブイリ原発事故と福島原発事故の総括をふまえて、今後大規模事故においていかにして放射線からの防護を実現するか、その基本的な枠組みや概念をまとめたもので、各国の政策に影響を与える可能性があります。2019年に示されたその草案には、じつに300件に及ぶパブリックコメントが寄せられました。そこには、福島事故の被災者・被害者からのものも含めて、事故後8年の経験をふまえた厳しい批判が多数投げかけられています。

そこで市民科学研究室・低線量被曝研究会では、他の市民グループ7団体の協力を得て、2月20日(土)に「ICRP新刊行物と福島原発事故における放射線防護―作成にあたった委員を招いてのオンライン討論会」を実施しました。討論会に先立って、主催者側が多数多岐にわたるパブコメの意見をいくつかの論点に整理し、ご登壇いただくICRPの委員に事前に質問を送り、当日の議論では、新刊行物がパブコメにみられる批判や代替案の提示にどう応えているのかを検証できるようにしました。

<資料>

ICRP新刊行物の要約(日本語、PDF)
草案に対して出されたパブコメの全訳
Resolution of Public Consultation Comments (パブコメに対するICRPからの回答、英文)
③の日本語訳(市民科学研究室・作成)
新刊行物についてのICRP委員への質問(集会1週間前に参加者に送付→2月19日に誤記など一部修正)

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