外環道大深度工事で発生した振動・騒音・低周波音による被害の調査プロジェクトが3期目を迎えます

投稿者: | 2023年8月3日

2020年10月に起きた調布市での陥没事故の現場周辺地域の住民らと、市民科学研究室のメンバーとで「外環振動・低周波音調査会」を2021年5月に結成してすすめているプロジェクトが、3期目を迎えました。過去2年度については、
2021年度「高木仁三郎市民科学基金」の助成
2022年度「高木仁三郎市民科学基金」の助成
を受けてすすめてきました。2023年度も、同じく
2023年度「高木仁三郎市民科学基金」の助成
を受けることが決まりました。

今期は特に、2023年8月2日から開始された、「地盤改良工事」(※ページ最後を参照)にも焦点をあて、
以下の5つの目標を掲げて調査を実施します。

1)地盤補修工事による被害を防ぐため事業者への公開質問状~専門家を招いての内部勉強会を経て

2)(事業者からの回答を受けての)公開学習会~調査会メンバーにより6つのテーマで

3)地元住民らによる日常的な監視活動~巡回し気づいた点気になる点を写真・メモをアップ

4)iPhone振動計による外環・リニアエリアでの市民計測

5)これらを集約した「シールドマシン・トンネル工事リスク情報サイト」の構築

このうち2)学習会については、

第1回 23年5月27日
外環道大深度地下トンネル工事による建物損傷―その全容を把握するための住民調査の報告 【終了】

第2回 23年8月26日(土)
地盤補修工事は地下水にどう影響するか【近日開催】

第3回 23年11月
外環道トンネル工事エリアの地形・地盤・地質データを把握する

第4回 24年2月
大深度地下・シールド工法の危険性を知る

第5回 24年5月
陥没事故直上エリアでの地盤補修工事の危険性を知る

第6回 24年8月
低周波音・振動の健康被害研究の最前線と外環エリアでの被害実態

を予定しています。

2021年度と2022年度の活動の報告ならびに成果については次のページでまとめていますので、ご覧いただければと思います(多数の動画あります)。

「大深度地下トンネル工事の振動・低周波音被害」第Ⅰ期調査の動画・報告文書を公開

引き続き、皆様からのご協力とご支援をお願いいたします。

※地盤改良工事に関するニュースは以下をご参照ください。
・NHK 首都圏NEWS 08月02日 13時24分
道路陥没などの問題 東京 調布の住宅街で地盤補修工事始まる
・東京新聞WEB 2023年8月2日 19時43分
不安に加え騒音、振動…「あまりに理不尽」 調布陥没事故 地盤補修が始まる
外環道掘削は再開めど立たず
・TOKYO MX news FLAG
調布市道路陥没 地盤の補修工事を開始 住民団体“問題起きたら停止を”

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