ICRPの新刊行物の表紙 報告書はこちらから
作成にあたったICRP委員を招いてのオンライン討論会 報告書
ICRP刊行物146と福島原発事故における放射線防護
市民科学研究室・低線量被曝研究会は、他の市民グループ7団体の協力を得て、2月20日(土)に「ICRP新刊行物と福島原発事故における放射線防護―作成にあたった委員を招いてのオンライン討論会」を実施しました。その討論会でのすべてのやりとりをまとめた報告書が出来上がりましたので、ここに公開いたします。
全文PDF(A4判、80頁)のダウンロードはこちらから
なお、紙版の冊子の送付を希望される方は、以下のカートからご購入ください(送料込みで500円)
この討論会の動画は以下からご覧いただけます。
<内容>
・はじめに
・質問と回答の要約
・討論会の記録
討論会を始めるにあたって
第1部:ICRPの役割とは、ICRP委員の立場とは
第2部:被ばく線量を把握し、被ばくを制御する基本とは
第3部:避難・帰還をめぐる人権の尊重と合意形成とは
第4部:質疑応答
・討論会後のアンケートに寄せられた「意見・感想」「質問」
・討論会をふりかえって(瀬川嘉之、藤岡毅、上田昌文)
・【付録】刊行物146で示された放射線防護の諸指針に対する質問事項(20頁)
<実施概要>
開催日時:2021年2 月 20 日(土)13:00-16:00 オンラインにて
ご登壇いただいた ICRP 委員:甲斐倫明さん+本間俊充さん
主催:市民科学研究室・低線量被曝研究会
協力:原子力市民委員会、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、国際環境NGO FoE ジャパン、高木学校、原子力資料情報室、放射線被ばくを学習する会、「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク
発行:NPO法人市民科学研究室 (2021年10月6日発行)
『原発事故と無関係と本当に言えるか」との疑念が多数示されています。』
(多くの人々で、事実上、追加の放射線曝露の寄与を考慮しなくてよいレベルであるとしても)もっとも曝露が大きかった方で、どの程度の関係でありえるかは、科学的な検証の対象となるのではないでしょうか。
・曝露がどの程度であったか?
・曝露とリスクとの関係をどう捉えると良いか?
・曝露と甲状腺がんが発見されることとの間で関係がありそうに見えるのは、どのような要因が関係しているか?