連載「生命へのまなざしと科学」(14)タバコ、マイカー、ケータイ

上田昌文 ●モノと技術が私たちの意識を変える 私たちは普段の生活で数え切れないほどたくさんのモノや技術を使っています。その中には、生活の中であまりにあたりまえになってしまったが故に、改めてその存在を意識することがほとんど… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(11) 性差の科学と性差別(2)

上田昌文 ●近代科学と資本主義の結びつき 「何ゆえこれほどまでに男性支配が執拗に続くのか」という問題に「科学技術が文明の支配的な要素になったこと」が関係していると言うと、意外に思われるかもしれません。次にとりあげる考え方… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(10)性差の科学と性差別(1)

上田昌文 ●科学と性の関係を問うこと 「性」は言うまでもなく、個々の生命の誕生と世代を繋ぐ連続性を支える、生物の最も基本的なメカニズムです。有性生殖を行なう生物の「オス」と「メス」を、人間の場合は「男」と「女」と呼び習わ… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(9)遺伝子へのまなざし(4)遺伝子と人間の未来

上田昌文 ●何が遺伝子問題の焦点か 「遺伝子へのまなざし」と題した項を閉じるにあたって、特に人間の遺伝子にかかわる操作技術の意味を、できるだけ広い文脈に位置付けて考えてみます。 私たちは遺伝子についての詳細な知識と遺伝子… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(8)間奏曲風に:市民が科学と向き合うために――「土曜講座」での10年を経て

上田昌文 ●土曜講座での10年 この連載で私は爆発的に進展する生命科学のいくつかの側面にスポットをあてて、それが社会をどう変えようとしているのか、そして私たちがその事態をどうとらえるべきなのかを明らかにしたいと思っていま… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(7)遺伝子へのまなざし(3)商品としての生命

上田昌文 ●商品化される身体組織 人体は、それをうまくパーツに選別して本人以外の人の利用に供する技術が進めば進むほど、「商品」あるいは「資源」としての性格を強く帯びるようになります。臓器移植は、それを受ける側の人にとって… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(6)番外編:架空インタビュー テロリズムをめぐる「二つの絶望」

生命へのまなざしと科学  上田昌文(聞き手:アキ、語り手:フミ) ●自爆テロの衝撃 アキ:君はこの連載で、現代の科学技術が私たちの命をめぐる見方・考え方にどう影響し、どのような新しい問題を生み出しているのかを探っているわ… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(5)遺伝子へのまなざし(2)「障害」をめぐる考察

上田昌文 ●生命の選択と操作という流れ あなたの元に一通のパンフレットが届きます。「あなたの細胞を当社にお送りくだされば、当社ではそこからDNA抽出・精製して100倍に増やして、永久に保管いたします。そうすれば、(1)遺… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(4)遺伝子へのまなざし(1)遺伝子決定論というイデオロギー

上田昌文 ●「遺伝子の時代」に生きる私たち バイオテクノロジーの基礎である遺伝子組み替え技術が誕生したのは1970年代ですが、それから30年近くを経て、人間は様々な領域で遺伝子を改変する力を利用するようになりました。また… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(3)あなたは動物を苦しめていませんか(2)

上田昌文 ●科学の名のもとでの残虐行為 食肉生産のために殺される動物の数をずっと下回ってはいるものの、それでもおそらく世界全体で一日に数十万匹の動物たちが科学研究のために殺されています。動物実験に従事する科学者たちは動物… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(2)あなたは動物を苦しめていませんか(1)

上田昌文 ●動物への隠されたまなざし 人間が「生命」に対してどのようなまなざしを向けているのかという問題は、科学技術と社会が生命現象を媒介にして関わりあうさまざまな事象から探っていくことができます。しかし今回扱う「人間が… 続きを読む »

連載「生命へのまなざしと科学」(1)連載をはじめるにあたって

上田昌文   ●はじめに 二十世紀が終わりを迎えようとしています。百年という時間のまとまりそれ自体に特別な意味はないはずなのに、やはりこの大きな区切りの時期に、自分が生きてきた時代を一掴みにして理解してみたいと… 続きを読む »

特集

市民研ホームページの特設ページから ●『市民科学』連載インタビューシリーズ「市民の科学をひらく」【特設ページ】 ●子ども料理科学教室【特設ページ】 ●電磁波リスク調査報告【特設ページ】 ●生活習慣病対策ゲーム「ネゴハ… 続きを読む »

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間奏曲風に:市民が科学と向き合うために 〜「土曜講座」での10年を経て〜

土曜講座での10年 この連載で私は爆発的に進展する生命科学のいくつかの側面にスポットをあてて、それが社会をどう変えようとしているのか、そして私たちがその事態をどうとらえるべきなのかを明らかにしたいと思っています。今回は、… 続きを読む »