203. 市民研通信」カテゴリーアーカイブ

ナノシルバー抗菌剤の健康リスク

「ナノシルバー」とは何かを知る人は少ないのではないか。それはナノマテリアルの中でも、我々の身近な日用品において、「ソックスからパソコンのキーボード、さらに、エスカレーターの手すり」に至るまで、最も多用されている強力な抗菌… 続きを読む »

福島県民健康管理調査は何のため?

3月の原発震災発生により、多量の放射性物質が環境中へ広範囲に拡散してしまったため、福島県民をはじめ多くの人々が放射線被曝の影響に対する懸念を抱きながら暮らしていかざるをえなくなり、はや約半年が過ぎようとしています。そのよ… 続きを読む »

海外専門家のパブコメ:食品安全委の放射能健康影響評価案

食品安全委員会は2011年7月26日に食品中に含まれる放射性物質の食品健康影響評価案をとりまとめ、それに対するパブリックコメントを受け付けていました(7月29日~8月27日)。 私は海外の専門家からもコメントを寄せていた… 続きを読む »

子どもたちを放射能から守るためのガイドライン原案

9月26日のNHK「クローズアップ現代」では、「放射能から子どもを守りたい~母親たちのネットワーク~」と題して「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」(「全国ネット」)の活動が紹介されました。この活動に関わるメンバ… 続きを読む »

「御用ジャーナリズム」イメージはどこからきたのか(その2)

「御用ジャーナリズム」イメージはどこからきたのか(その2) 林 衛 (その1)はこちら (◆2011年10月2日に誤植や文言を訂正いたしました。◆筆者:林衛) 原発震災発生後の大手メディアの報道がまさに「御用ジャーナリズ… 続きを読む »

欧州食品安全行政庁のナノ食品へのリスクアセスメント指針

本文の翻訳を以下に掲げますが、それに先立って訳者(小林剛)の翻訳と解説による参考文書を4件掲げました。そちらを先にご参照いただければ、理解に資すると思います。 ・資料1→csijnewsletter_09_kobayas… 続きを読む »

被災地復興のステップについて

6月21日と22日に、被災地のひとつである岩手県大槌町を「住環境研究会」のメンバーで訪れた。現在、町の漁業関係の有力者であり、前町議会議長であった方を中心に、その方とつながりをもつ建築関係の方々とも連携して、町の復興に役… 続きを読む »

放射能と食を考える

東京電力福島第一原発事故はいまだ収束の目処が立っていません。当初の危機的状況は緩和されたものの、5月半ばには遠方の神奈川県西部で茶葉が国の暫定規制値を越えるなど、土壌や海洋の放射能汚染についても範囲が拡大し続けています。… 続きを読む »

「御用ジャーナリズム」イメージはどこからきたのか(その1)

「御用ジャーナリズム」イメージはどこからきたのか(その1) 林 衛 (その2)はこちら (◆2011年10月2日に誤植や文言を訂正いたしました。◆筆者:林衛) 原発震災報道のまちがいはどこに? 東京電力福島第1原発におけ… 続きを読む »

携帯電磁波の発がんリスク IARCの発表について

国際がん研究機関(IARC)が5月31日に、「携帯電話から放射される電磁波の暴露によって、脳腫瘍(その一種である「神経膠腫」(こうしゅ=グリオーマ))と耳の聴神経腫瘍(しゅよう))のリスクを高めることを示す限定的な証拠が… 続きを読む »

報告 市民科学講座「大震災と水インフラ」

この報告は、集会での発表とディスカッションの発言の主だったものをそのまま記録したものです。当日配布された発表者のレジュメ(4人分)も掲載していますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。市民科学研究室では今後こ… 続きを読む »

報道記事からまとめた「大槌町・データ」

以下は、大槌町という町を知るために、新聞記事を中心に、基本的だと思われる事実を、データ集のようにまとめたものです。 *************************** 報道記事からまとめた「大槌町・データ」 青山峻丈… 続きを読む »

大槌町の復興について思うこと

現地を見てきました。その結果、あらためていろいろなことを感じさせられました。 今回、大槌町では多くの方が亡くなり資産を失いました。またさらに働く場を失い、町は崩壊の危機を迎えているように思えます。 課題はたくさんあります… 続きを読む »

東日本大震災に関連する市民科学研究室の取り組み

東日本大震災、そして福島第一原発事故によって、日本は第二次大戦後の最大の転機を迎えることになるように思われます。被災者の救援と被災地の復興、原発事故の収束という、差し迫った大規模な危機を乗り切っていくプロセスで、旧来の政… 続きを読む »

[巻頭言] 気後れしないこと、怖がらないこと

 このたびの東日本大震災で被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げます。被災地に赴くことができなくとも、一日も早い復興に向けて精一杯の支援をしていくことで地元の方々や企業に力を与えることができます。しかし今回は、自粛ムー… 続きを読む »

[巻頭言] 福島原発事故による放射線被曝の防護の鍵は何か

 ひとつは、福島第一原発の事故が東京電力という一企業で対応できる枠を超えた事象であることを認識し、世界的な専門知を結集して、取り得る最善の収束策を確定することだろう。原子力委員会、原子力安全委員会、原子力安全保安院がそれ… 続きを読む »

特区を設けることによる災害復興を提案します

市民科学研究室「住環境研究会」のメンバーである、平松朝彦(サステイナブルマンション研究会・代表)と上田昌文(市民科学研究室・代表)は、震災復興の鍵になるのは、住まい、経済、エネルギーの全部が関わる、長期的な見通しに立った… 続きを読む »

[緊急寄稿] 大震災について、いま思うこと by 会員有志

以下は、「大震災について、いま思うこと」というテーマでの原稿募集(3月31日締め切り)に応じてご寄稿くださった、市民科学研究室会員の皆さんからの文章を到着順に掲載したものです。募集の趣旨については、このページをご覧下さい… 続きを読む »

【書評】『生殖医療の未来学-生まれてくる子のために』

『生殖医療の未来学-生まれてくる子のために』 吉村泰典・著 2010年4月 診断と治療社 2800円+税  評者:白井千晶(リプロダクションの社会学/日本学術振興会)     サイト「出産と妊娠の社会学」を主宰  本書は… 続きを読む »

電磁場の人体影響についての総務省の調査研究事業

以下は、3月25日~28日に新潟大学にて開催が予定されていましたが、東日本大震災の影響を考慮して中止になった、日本物理学会第66回年次大会で、市民科学研究室の上田が担当していた講演の予稿です。発表の場は、28日の「科学と… 続きを読む »