笹本征男さんの思い出~思い出を思い出としてしか語り得ぬもどかしさ

瀬川嘉之 笹本征男さんと私のつながりは終始、市民科学研究室であった。市民科学研究室、もっと言えば上田昌文さんを媒介としてつながり、市民科学研究室を最後に別れた。市民科学研究室からの帰り道、地下鉄の飯田橋駅で降りるとき、そ… 続きを読む »

環境エッセイ 第11回 環境問題解決のための4つのカギ 私なりの提案  

上田昌文  昨年(2009年)の秋から半年間、私はある大学で環境政策論の授業を担当した。この表題での講義といえば、たとえば温暖化のような具体的な問題を事例にして、国際・国内の行政セクターの役割を中心に、地方自治体や企業や… 続きを読む »

環境エッセイ 第10回 こどもの環境健康問題としての携帯電話

携帯電話は20世紀の終わりに出現し、瞬く間に世界中に普及した先端技術である。20年ほどで世界の半数以上の人が所有するようになった技術は他に例がない。ここでは特に子どもに焦点をあてて論じるが、「なぜこのように急速に多くの人… 続きを読む »

環境エッセイ 第7回  ドイツの環境教育の教科書からうかがえること

 あなたは、海外のいわゆる「教科書」を手にとって日本の教科書と比べてみたことがあるだろうか。歴史の教科書は、ともすればその国の現政権の意向やナショナリズムが反映されかねないからおいておくとして、自然科学や数学は内容が世界… 続きを読む »

環境エッセイ 第6回  ミツバチの大量死は何を語るのか

ミツバチの大量失踪(大量死)が、一昨年あたりから各国各地で引き続いている。実際にはミツバチの個体が失踪・消失するのではなく、巣箱から離れたところにバラバラに飛び去って死滅しているのだが、この帰巣本能を失ったかにみえる大量… 続きを読む »

環境エッセイ 第5回 白熱灯から蛍光灯へ―今、考えるべきこと

上田昌文 昨年4月のことになるが、経済産業省は、省エネに優れた電球型蛍光灯の普及拡大を目指すため、白熱電球の生産を2012年までに原則中止するよう、電気器具メーカーに要請する方針を明らかにした。電球型蛍光灯について、「白… 続きを読む »

環境エッセイ 第4回  エコポイントは本当に「エコ」か?

上田昌文  先月から「エコポイント」が始まった。その要点は次のとおり。 ○省エネ基準(統一省エネラベル4つ星以上)を満たす家電(エアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビ)を購入すると、主にサイズ別に一定のポイントが付… 続きを読む »

環境エッセイ 第2回  「車が売れない」ことの環境的意味

上田昌文  「車が売れない」――現今の深刻な不況を象徴する事態である。新車を買い控えている人は、今所有する車を使えるギリギリまで使おうとしているのか。それとも車に乗ることそのものを抑えようとしているのか。中には、「もう車… 続きを読む »

社会の中の科学技術と市民の役割

2010年4月17日、私は内閣府&文部科学省主催の科学技術週間シンポジウム「科学技術の力による輝きのある日本の実現に向けて」にパネリストとして参加しました。 昨年末に、科学技術学術審議会・基本計画特別委員会は、第4次科学… 続きを読む »

子どもと携帯電話 ~使う前に知っておきたいこと~【後編】

写図表あり csij-journal 028 ueda.pdf 子どもと携帯電話 ~使う前に知っておきたいこと~ 【後編】 【日本消費者連盟発行『消費者リポート』2009年4月~9月の連載12回分に一部加筆】 第7回 動… 続きを読む »

連載「科学技術コミュニケーションを問う」 第8回 ナノテクノロジーの光と影(その2)

写図表あり csij-journal 028 goto.pdf 連載「科学技術コミュニケーションを問う」第8回 ナノテクノロジーの光と影-その2- ナノテクの光と影に向き合う社会 五島 綾子(サイエンス・ライター) 1.… 続きを読む »