【書評】常石敬一『731部隊全史―石井機関と軍学官産共同体』(高文研2022)
【書評】 常石敬一『731部隊全史―石井機関と軍学官産共同体』(高文研2022) 評者:山口直樹(北京日本人学術交流会責任者) PDFはこちらから 本書は、ほぼ40年の長年にわたって関東軍防疫部隊、すなわち731部隊の研… 続きを読む »
【書評】 常石敬一『731部隊全史―石井機関と軍学官産共同体』(高文研2022) 評者:山口直樹(北京日本人学術交流会責任者) PDFはこちらから 本書は、ほぼ40年の長年にわたって関東軍防疫部隊、すなわち731部隊の研… 続きを読む »
2020年に刊行された『Atomic doctors : conscience and complicity at the dawn of the nuclear age』(James L. Nolan Jr, The… 続きを読む »
書評 『科学が暴く「食べてはいけない」の嘘』(アーロン・キャロル 著、寺町明子 訳、白揚社2020年) 評者: 杉野実(市民科学研究室会員) PDFはこちら 本書の表題をみて、「ああまた食品について扇情的なことをいう本が… 続きを読む »
市民科学、シチズンサイエンス(Citizen Science)は現在、市民がいろいろな度合いやいろいろなやり方で参加して営まれる、科学に関わる活動を幅広く指すものとなっています。特に欧州ではこの Citizen Scie… 続きを読む »
2020年2月末に公表された上記報告書は、現時点で、新型コロナウイルス感染に関する世界的な動向をふまえた最新の科学報告書だと思われます。 一般の方々の関心も非常に高いため、急遽、本文のみ日本語に訳してみました。 あくまで… 続きを読む »
パーム油栽培の生物多様性に対する影響 The impact of palm oil culture on biodiversity 原文はこちらの「GreenFacts」のサイトの「Level 1」「Level 2」 翻… 続きを読む »
書評 科学の裏側に隠された実験動物たちの今を知る― 『犬が殺される―動物実験の闇を探る』(森映子著 同時代社2019) 東さちこ(「PEACE 命の搾取ではなく尊厳を」代表) PDFはこちら 「科学」の名のもと行われる動… 続きを読む »
【訳者コメント】 カビ、キノコなどの菌類(真菌類)はマイコトキシンと言われる有害な物質を生産します。中でもアフラトキシンはヒトに肝がんをひきおこし、フモニシンはアフラトキシン発がん性の有力な促進物質と言われています。これ… 続きを読む »
【訳者コメント】 地球は約46億年前に誕生し、その後さまざまな変化を受けて現在に至っています。この変化の痕跡は地層に残されており、現在は新世代第4紀完新世の時代にあるとされてきました。しかし、完新世の時代は終わり、新しい… 続きを読む »
ウクライナ政府(緊急事態省)報告書 『チェルノブイリ事故から25年 ”Safety for the Future”』 (2011年4月20-22日、チェルノブイリ25周年国際科学会議資料) より … 続きを読む »
【訳者コメント】 一昔前の自閉症といえば、米国においてすら、母親の育て方や遺伝に世間の目は向けられていました。それが今や産業革命以後の大気汚染が自閉症の発症あるいは悪化と関係があるかもしれないことが学者たちにより明らかに… 続きを読む »
【訳者コメント】 腸内マイクロバイオーム(または腸内フローラ)の重要性は以前から知られています。この論文では腸-脳軸を通しての情報伝達に腸内マイクロバイオームが関与し、自閉症などの神経障害にポジティブな影響を与えることな… 続きを読む »
書評 『全脳エミュレーションの時代~人工超知能EMが支配する世界の全貌~』 Robin Hanson著/小坂恵理 訳/井上智洋 解説 評者:橋本正明(市民科学者(自称)) PDFはこちらから 私個人の見解であるが、本には… 続きを読む »
【訳者コメント】 緑に囲まれることでまず感じることは新緑の美しさや酸素に富んだきれいな空気などです。その結果として、精神的やすらぎや健康面での良い影響などがすでに知られています。この論文では特に子供が緑に曝されることによ… 続きを読む »
【訳者コメント】(2018年5月5日) 体調がすぐれない時に医師の処方箋なしで、薬店で個人の判断で購入し、使用できる市販薬はありがたいものです。頭が痛い、だるい時には鎮痛、解熱作用の薬を薬店で探し求めるでしょう。アセトア… 続きを読む »
【翻訳者からのメッセージ】 正直、驚きの論文でした。この論文では、米国の公的機関によるある一定期間(24時間)採取したサンプルの平均化されたデータと、住民自身がサンプリングした測定データを比較しています。すると、住民のサ… 続きを読む »
【翻訳者からのメッセージ】 脂肪酸ナトリウムのような炭化水素鎖のついた化合物は水や油の中で分子集合体を形成することはよく知られています。炭化水素鎖のかわりに炭化フッ素鎖にしますと、界面活性がさらに高まり、様々な集合体を形… 続きを読む »
【翻訳者からのメッセージ】 リスクコミュニケーション,健康リテラシー,環境保健科学など様々な分野の要素を結び付けたサブディシプリンとして環境保健リテラシー(Environmental Health Literacy)が米… 続きを読む »
【翻訳者からのメッセージ】 分子レベルで物質や粒子を操作できるという着想に基づくナノテクノロジーは21世紀前後からアメリカの国策としてスタートし,日米欧はナノブームに沸きました。しかし現在では,25年を経てナノテクノロジ… 続きを読む »
~はじめに 私たちの身の回りの電磁波は、周波数の違いによって「低周波」と「高周波」に区別するのが一般的ですが、その高周波はいわゆる「電波」の帯域を含みます。人体への影響を考慮して世界各国でその規制値が設けられています。… 続きを読む »
【訳者よりひとこと】 この論文はアメリカ合衆国の官庁のレポートですから,わくわくするような展開はありません。しかしアメリカ合衆国環境保護庁(U.S.EPS)が自国の子供たちの健康を守ろうと,20年間最善を尽くして活動し… 続きを読む »
【訳者よりひとこと】 この論文はPM2.5長期曝露が高齢男性の腎機能低下を導く可能性があるかもしれないという報告をまとめたものです。大気汚染微粒子の増加が高齢者にもたらす影響は今後さらに大きくなるかもしれないことを示唆し… 続きを読む »
【訳者よりひとこと】 翻訳しながら豊洲は大丈夫だろうかと不安を覚えました。地下から健康に悪影響をもたらす気化物質が室内に侵入し続けるとしたら,想像するだけで気分が悪くなります。この論文では、このような大問題が米国では19… 続きを読む »
フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES, French Agency for Food, Environmental and Occupational Health & Safety)は、高周波電磁波曝露に… 続きを読む »
【訳者よりひとこと】 国際がん研究機構(IARC)が発表してきた発がんリスクが最近更新され、ヒトのがんの鍵となる特性を10箇にまとめました。この論文では、発がん性があるとされるグループ1に属するヒト発がん物質のベンゼンと… 続きを読む »